映画全体のクオリティは覚醒前夜のイチャンドン。それでも家族を周回する車やサングラスに映りこむ炎など、さすがと唸らされる演出は多い。スターダムに駆け上がる前のソンガンホ先輩も貴重。
元々嫌いにはなりきれてなかった東出昌大、ひろゆきとのアフリカ旅で株が急高騰中。無神経さも繊細さも優しさもフィジカルの強さも、らしい要素が全部出てた。
ジェームズガンの原点のひとつ。自分の好きなこと(しかも一風変わった)をやり続けて一大ヒーロープロジェクトのトップにまで昇りつめるアメリカンドリーム。
フレームフェチにはたまらない窓越しの会話。凝りに凝った絵作りは当然として、今回は話も込み入り過ぎてて、もっと視覚に集中させてくれよ、と思わないでもない
ゆるキレのバランスは前作から若干の微調整、サブキャラ敵キャラも世界観に巻き込んでその輪は少し拡大。今後も大型アップデートとかしなくていいから釣りバカ日誌的なシリーズ化希望です。
ベートーヴェン第九を演じる多国籍バレエ団の舞台裏。裏側を楽しむにはまず表をもうちょっと知っておくべきでした
結果遺作とはならなかったが、余命宣告を受けたあとの大林宣彦の感性が大バースト
数十年ぶりに見ても際立つMJのスーパービッチ、そしてこれからそれが加速していくことももう知っている
残酷な現実と向き合うことで開かれる創作の世界。イチャンドン流の祖母なる証明
冒頭の黒人女性のくだりいる?なんて野暮なことは言いっこなし、なぜなら寄り道脱線こそ旅の醍醐味だから。今年の夏はこれで終わりで異論なしです。
自分のお下品な癖をしっかり刻みつけたうえで、ちゃんと面白い。どころか、極上のサスペンスとして、禁断のラブロマンスとして、地獄の戦争映画として、すべてにおいて最高水準じゃないですか
スノボウェアっぽい宇宙服とかアンプみたいな宇宙船とか美しくも禍々しい宇宙空間とか、ビジュアルが十把一絡げのSFと一味違ってカッコいい
リメイクとして悪くない改変と思うけど、オリジナルタイトルにこだわる必要はあったのか。空手じゃないし。
進化してるんだか退化してるんだかわからない人間が、苦痛なんだか快楽なんだかわからない感覚を追求するみたいな
ライツカメラが相変わらず冴え渡る。サスペンス要素はなくヒリヒリ感には欠けるぶん、物足りなさを抱えて帰ることになるかと思いきや最後の最後で心憎いお土産を持たせてくれた気分。にしても何角関係だったねん。
現代人にもブッ刺さる呪いのビデオ。古今東西、変態映画は数多くあれどこの手の分野の極北じゃなかろうか
画期的な面白さだったよなー。そしてこの頃のキャメロンディアスの可愛さは神がかってる。
シーマンシップが世界を救う。全然期待してなかったけどおもしろかった。ただ空中戦陸上戦に比べていかんせん絵が地味。
歳の差を超えた友情も見どころのひとつ。当時からシンボリックな存在だったイーストウッドが未だに健在なのすごいな。
1989年から見た2015年は今の2023年からするとなんだか不思議な感覚。part1との辻褄を狂わせないリンクのさせ方が見事。
イスラエル発の抱腹絶倒コメディ、これは掘り出し物!もう題材とタイトルが秀逸だし、本人たちはいたって切実なのだろうがどうしたってユルい。
ジェットリーの今回の敵は病魔と自閉症息子のワンオペ育児。撮影クリストファードイル、音楽久石譲という国境を超えた座組で泣かせにかかる