北川さんの映画レビュー・感想・評価

北川

北川

猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

昔テレビで観て面白かった記憶があり、改めてちゃんと観てみた。
元の『猿の惑星』とは全く別の作品だが、やはりこれはこれで面白い。変わったSFになっている。
続編はパンデミックものみたいになるのか?これか
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.8

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ライアン・レイノルズの『Buried』を思い出させる、電話だけで展開させる超低予算映画ながら、脚本がしっかりしており、最後まであっという間に観終わった。
最後のシーンで緊急通報指令室を出るアスガーは、
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動物界(2023年製作の映画)

3.7

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Filmarks試写会で鑑賞。
上映後トークショーで高橋諭治氏も言及していたように、様々なジャンルを違和感なく組み合わせてあり、かつ描きたいメッセージとエンタメの融合(本作のトマ・カイエ監督がポン・ジ
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.9

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PTAのらしさは全開。それでいて純愛ものでもある。個人的にはかなり良かった。
アダム・サンドラーがバリーの両極性をしっかり演じ分けていた。

瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.6

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意外とフリオに会うまでの部分が好き。ミゲルの地味だけど人となりがわかる描写、海辺での長閑な暮らし。
最後の映画を一緒に観るシーンは、『別れのまなざし』自体がそんなにハマらなかったし、「映画の中で映画を
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.9

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完コピ系伝記もの。フリッツ・フォン・ファミリーの配役がピッタリ。リック・フレアーもちゃんとリック・フレアーしてた。
パム登場時は嫌な感じだったが、今作で一番まともだった。
クリス・フォン・エリックを描
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熊は、いない/ノー・ベアーズ(2022年製作の映画)

3.9

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最初からずっと不穏な空気を漂わせてはいたが、最後に行くに従ってエグみが加速していくのがとても俺の好み。難民問題も描きつつ、恐らく自分の映画人生も重ねているんだろう。

FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.5

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高所恐怖症閲覧注意は本当だったかもしれない。高所・落下以外にもスリリングな描写は結構しっかりしていた気はする。エグさに頼り過ぎず、かといってヌルくもなく。
ストーリーも、ほとんど景色が変わらない中でも
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

3.9

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やっと観られたけど、既にノーランの作風が完成していながら、フィルム・ノワールの雰囲気が濃厚でユニークな作品。70分ながら、しっかり映画を観たと感じさせてくれる。
ビル、コッブ、ブロンドのどれも役者が良
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.4

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ループものなのでどうしても緊張感が無くなりがちだが、能力を無くしてから一発勝負になるというのは良い。ラスト15分だけかという感じだけど。それにしても、何百回というレベルじゃないループを繰り返していると>>続きを読む

戦火の馬(2011年製作の映画)

4.1

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"War is taking everything from everyone."
馬が中心の戦争映画は唯一かもしれないが、それでもやはりスピルバーグの戦争映画は素晴らしく恐ろしい。
本物の馬を使って
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不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

3.4

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個性はあるけど、展開はテンポも悪くかなり面白くない…。1時間半ぐらいでテンポ良く進んでくれればもっと楽しめたかもな。1986年とは思えない古臭さは、あの時代のソ連だから仕方がないのか。予算がかかってな>>続きを読む

星の王子ニューヨークへ行く(1988年製作の映画)

3.6

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ストーリーは至って凡庸なラブコメ(導入部は結構個性的で面白かったが)だが、1人4役を演じ分けるエディ・マーフィ(とアーセニオ・ホール)がすごい。エディ・マーフィに関してはアキーム以外を演じていることに>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

3.8

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序盤は『En man som heter Ove』の方が良いな、と思っていたけど、途中からこっちも悪くはないなと感じた。最初こっちを観ていたら普通にハマっていたかもしれない。ただ、原作の完成度が高かっ>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.6

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特に良くはなかった。夫婦喧嘩のシーンの迫力と子役の演技以外に特筆するところはない映画と感じた。『落下の解剖学』というタイトルも理解はできなかった。真相についても、敢えて考えようと思わせてくれなかった。>>続きを読む

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

壮大なチーズバーガーの宣伝映画。観終わったあと、猛烈にチーズバーガーを食べたくなってしまった。夕飯後だったから食べなかったけど。
本作は食がテーマだけど、個人的にはそれをベースに映画についても描いてい
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

15年ぐらい前に、YouTubeでこの映画の歌唱シーンを観て、あまりにも素晴らしいのに感動して、いつか観ようとは思っていたものの観られず、ようやく観ることができた。つい先日亡くなったマギー・スミスへの>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.0

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コリーが最後にジェーンに言う「ここには運なんてない、獲物になる鹿は不運なのではなくただ弱いだけだ」という言葉が沁みる。そして、どんなに強くても亡くなってしまうナタリーのような女性もいる。
短いのにサス
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ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

3.9

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なかなかに登場人物全員がアホな映画だったけど、皆キャラが立っていて楽しかった。デ・ニーロとやり合う役を演じるチャールズ・グローディンすごい。
ダニー・エルフマンの音楽も軽妙で良い。

狼たちの午後(1975年製作の映画)

3.9

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アル・パチーノの演技が光る一作。ジョン・カザールとの共演が良いね。殆どがアドリブで繰り広げられているというのが驚き。
最初はグダグダな強盗劇かと思ったが、そこから話は一転二転し、うだるような暑さと長い
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メガマインド(2010年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

設定はやや奇抜だけど、中身は王道で楽しめる。ミニオン可愛い。
曲もわかりやすく楽しい選曲。マイケルが亡くなった翌年に、『Bad』を使うのはリスペクトを感じる。
メトロマンはブラピなんだ。

ブギーナイツ(1997年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』以降しか観てなかったけど、やっぱり最初からPTAの作風はずっと変わってないんだなと思い知らされた。人間をエグみまでしっかり描き切るドラマにシュールな演出、素晴らしい音楽>>続きを読む

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ジャック・ニコルソンの演技と顔芸が光る。人生は自分で切り開いていくもの。

アバウト・ア・ボーイ(2002年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ヒュー・グラントもニコラス・ホルトも最高。

プリティ・リーグ(1992年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

トム・ハンクスとジーナ・デイヴィスが良い。特にワールドシリーズのシーンのトム・ハンクスは輝いている。
ストーリーもシンプルながら良い。
ハンス・ジマーの音楽も流石に心地良い。
マドンナも演技上手い。

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

『パラダイスの夕暮れ』との二本立てで続けて鑑賞。監督自身がこの作品を『パラダイスの夕暮れ 2.0』と言うように、確かに同作と同じく不器用な労働者を等身大で描くラブストーリーではあるが、個人的には同作に>>続きを読む

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

アキ・カウリスマキは初めて観たが、自然主義的な描写はやはり個人的に好みな作風だった。あまりにも平易に演出するもので、序盤でニカンデルの同僚が倒れて死ぬ場面などはシュールですらあったが、随所で感じられる>>続きを読む

オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

3.7

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ほぼ『東京リベンジャーズ』の原作。
歴史改変ものの王道的な展開に親子愛が良い感じに組み合わさっていて、途中まではなかなか好きだった。「いかにも90年代ハリウッド」という感じの演出が随所で感じられたが、
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

3.7

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映像はとても素晴らしかったが、内容はなかなかに滅茶苦茶だった。アメリカン・ニューシネマに繋がる時期の映画だけど、改めてこの時期に映画観ていた人たちは、どれも同じような展開で飽きなかったんだろうかと思う>>続きを読む

フォレスト・ガンプ/一期一会 4K ニューマスター版(1994年製作の映画)

4.1

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人生二回目かつ初めての映画館での鑑賞。やっぱり面白い。

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

IMAXで鑑賞。
前作が結構好きだったが、フュリオサについて深く知れたことと相変わらず炸裂しているジョージ・ミラー節を十分に楽しめたのでそれだけで良かった。
ただ、シャーリーズ・セロンのフュリオサがあ
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.6

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そんなには刺さらなかったけど、高校生の頃の狭い世界で生きている感じは伝わった。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

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IMAX、プレミアシートで鑑賞。
世界情勢が不安定な現在にこの映画が公開されることの意義は大きいと思う。また、原爆を取り扱う映画として(特にそれを観る日本人として)、描き方はオッペンハイマーの視点に立
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.2

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TCX・Dolby-Atmosで鑑賞。
Dolby-Atmosの音はやっぱり素晴らしく、巨大スクリーンと併せて映画の世界観に入り込めるとても良い映画体験だった。本当はIMAXで観たかったが、『オッペン
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

二転三転する展開、悪ふざけが過ぎるアクションなど、マシュー・ヴォーン節が全開で楽しめた。
惜しむらくは序盤のテンポが予告篇で想像してたよりはゆっくりで、この映画の雰囲気ならもう少し軽い導入でも良かった
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画はあくまでもブラックジョークだと思ったから、過剰なエログロ描写も露悪的なジョーク表現の一環に過ぎないんだろうとは思うが、それでもモザイクをかけずに上映してくれたことが嬉しかった。細部まで緻密に>>続きを読む