柴芋さんの映画レビュー・感想・評価

柴芋

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SUPER HAPPY FOREVER(2024年製作の映画)

3.1

タイトル、、。なぜか男女の恋愛とは思わずゲイの話だと見てしまったから肩透かし感があって、でもこれは勝手にそう思ったからだけど、なんか、佐野(男)の振る舞いが納得できなくて、ひょっとして良い映画なのかも>>続きを読む

正直政治家 チュ・サンスク(2019年製作の映画)

3.7

年内に『市民捜査官ドッキ』の公開を控えるラミランを明日の選挙も感じながら視聴。やっぱホントのこと言い出すと面白いのは何でだろ。いかに普段本当のことを言わずして過ごしているかなのかな。料亭で踊りだすシー>>続きを読む

アイズ・オン・ユー(2023年製作の映画)

3.7

何が1番見ていて辛かったって、隣人の男の機嫌をとるためにシェリルがとった行動が、あぁせざるを得ない空間に落とされたら自己犠牲するしかない閉ざされた状況になることがすごく分かって辛い。アナケンドリックは>>続きを読む

スイートボビー: なりすましという名の悪夢(2024年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ほぅ。シムランにとってボビーの境遇は、夢に描いたような理想的なものだったんだろうか。だから彼の生活や持てるものを利用して生きてみたかったのか?今の自分じゃない人生を描いたことはあるし、そうだったらと考>>続きを読む

破墓/パミョ(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

これはお仕事映画だったのか。韓国の色んなお仕事が垣間見れて嬉しい。大統領の棺を先導している写真引き伸ばしてるのかわいい 笑。キムゴウンちゃんのムーダンにコンバース履かせたり、トッケビって言わせるのあり>>続きを読む

二つの季節しかない村(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

サメットには、春は来ないだろうなと。最後綺麗に締めくくってる感出してるけど、何も変わらないんだろうなこの人は。子どもに勝手に自分を見出して気持ち乗せるのやめて欲しい。ジロジロ見すぎだし、サメットがずー>>続きを読む

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

古い映画だし楽しめるかなとご飯食べながら観てたら、全然飽きずに楽しく観れてすごい。ちゃんと人が怖いホラーだから、色々疑問を持たずしてヤバい人として脳内処理できるからすごくスッキリする。あの追いかけっこ>>続きを読む

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.0

ジョーカーと比べてはいけないけど、こちらの方が映画として何倍も楽しい。私にはとても皮肉な物語に見えた。ラストシーンが彼の本質じゃないのかな。今まで自分がどれだけ踊らされていたかも自覚できる。なんでこん>>続きを読む

ホステル(2005年製作の映画)

2.8

2005年ってこんな感じだったんだ、と何も思い出せなかったけど、今観るとむむむと思う所ありで、映画もやはり熱いうちに観るのがよいのかも。監督出てるのは面白かった。知らない人にあだ名付けるの、身内ネタで>>続きを読む

憐れみの3章(2024年製作の映画)

-

なんか、エマストーンが出てるからかザカースみたいなノリを感じてしまい、心が離れた。そして眠りについた。ヨルゴスランティモスはコメディ味ない聖なる鹿殺しみたいなのが1番好きだから、もうちょっと違う方向に>>続きを読む

悪魔と夜ふかし(2023年製作の映画)

3.5

主人公の人がめっちゃ70年代顔してて、それだけで雰囲気ある。何より怖かったのはリリー役の俳優さんの登場時の振る舞いだよ 笑。深い話ではないけど、面白いテーマを持ってきてて楽しく観れた映画でした。

ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

2.4

刑務所での描写が始まってから数分で、これは家で観てたら他ごとしちゃうなと思ったのか最後まで私の正解だった。リーのアーサーを掴んでいく過程は面白かったし、彼女の振る舞いは全部世間って感じがして、そこは最>>続きを読む

わたしの物語/あなたを探し求めて(2023年製作の映画)

4.5

自分が普通じゃないって思ったら、その劣等感とずっと向き合って生きなきゃいけないし、そんなの一生抱えるのしんど過ぎるから、なんとか自分の中で普通って何?なんでそれが普通なの?って向き合ってみると、あれ、>>続きを読む

ペナルティループ(2024年製作の映画)

3.6

えっ、そういう?っていう面白さがある。山下リオちゃんも伊勢谷さんも若葉くんも好きだから余計楽しめた。伊勢谷さん声がすごく良い。なんかでもそうだよねっていう、今まで大切な人を亡くした人物の描写でマジョリ>>続きを読む

犯罪都市 PUNISHMENT(2024年製作の映画)

3.8

監督違うんだ~!だから前回の嫌悪感駆り立てる感じがあんまりなくて、キムムヨルだからか?と思ったけど悪役のこいつヤバい感演出方法が全く違った。キムムヨルは顔ではなくて行動で見せるタイプだけど、2と3は顔>>続きを読む

西湖畔(せいこはん)に生きる(2023年製作の映画)

3.5

マーの高架下でのシーンが、もう完璧にジョーカー。おじさんの反応が薄くて笑った。グーシャオガン監督の作品は初めて観たけど、美しい撮り方で選ぶ題材の組み合わせがすごく個性的。いやいや、息子役がいる時点で分>>続きを読む

シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

3.8

もう取り返しのつかないことになっている時点を目撃する恐怖。どっちがというか、どこサイドに居るべきか分からないし、一般人みんなどこ行ったんだ。人が死ぬことに簡単に慣れるし、環境に適用していく様が人間のリ>>続きを読む

ヒットマン(2023年製作の映画)

2.0

え、これがリチャードリンクレイター?グレンパウエルが共同脚本だからか、私の好きなリンクレイターでは無い。そしてグレンパウエルは合わないと結論が出てしまった。何がハッピーエンドなのか全然分からない。面白>>続きを読む

ヴィクトリア(2016年製作の映画)

4.0

ずっとニコニコしながら観てしまうコメディよりのドラマで、ジュスティーヌトリエお馴染みの要素はここからもう確立してたんだ。まず初めにヴァーホーヴェンELLEの下半身の人出てきた時点でこれはと思って、ビデ>>続きを読む

ソルフェリーノの戦い(2013年製作の映画)

3.9

ジュスティーヌトリエの作品は全て一貫している気がする。人は自分の信じたいフィクションの中で生きていると。初監督のこちらの作品はシビルや落下の解剖学より、日常感があって監督がドキュメンタリーを目指してい>>続きを読む

うんこと死体の復権(2024年製作の映画)

-

グロテスクな映画見るよりも顔を歪めて見てしまった 笑。ツワモノによるツワモノガイドでそんな事するの?とビビったよ~。いや、でも言ってしまえば実際そうなんだけど、頭でわかってても理解するのは難しいという>>続きを読む

ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ(2024年製作の映画)

3.9

ドラマ版はここにない生活パートを補ってて、両方観て楽しいという構造がしっかりできてて、どちらも欲しいファンには最高。ふたりの水着が何も狙って無くて安心できるし、ファッションによりお楽しみを持ってきてく>>続きを読む

ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー(2023年製作の映画)

3.8

ハイセンスの世界からは程遠いから、ジョンガリアーノがどれだけすごいか認知できていないと思うけど、この映画を観た所、彼は表面だけをすくって理解するタイプの人間に思える。悪気はないとか、悪い人じゃないとか>>続きを読む

キングダム(1994年製作の映画)

2.8

4話からようやく何なんだこれは、と気になりだしたけど、U-NEXTのポイント使ってなかったらここまで見続けなかった。ラースフォントリアーだしなぁと、ちょっと心閉じてしまってやっぱダメかな。ツインピーク>>続きを読む

エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

3.9

アンドロイドであっても男にとってはbitchで、女にとってはmotherfucker なエイリアンなのか。どちらの生殖器の特徴も掴んでる見た目に毎回あっぱれな気持ちになる。快楽と同時に怖ろしいものとい>>続きを読む

画家ボナール ピエールとマルト(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

現に天才だと持ち上げられている人物の側にはどんな人々が居たのか、彼らは本当に独りきりで天才であったのか、いやそんな訳ないって今はめっちゃ思うけど、最近そこにフォーカスした映画が多くなってきて、伝記的な>>続きを読む

ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

冒頭のカフェで全然話聞いてないところで心掴まれて、私もあの話をそのトーンでされたら聞きたくない。カナのファッションとか完璧だし、同じもの着てて現実味あるし、どこか自分であることを切り離したくない人物だ>>続きを読む

ぼくのお日さま(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

あえて時代設定を2000年前後にした理由は何だったんだろう。この頃の不寛容を描きたかったから?マイノリティがわざわざ疎外される話を今見せる意味が分からなかった。こういう事もあったけど、こうやって大人に>>続きを読む

鬼手(2019年製作の映画)

3.7

クォンサンウの肉体美を見せられた時には、唐突なバキバキ過ぎてビックリしちゃったよ。あとあの完璧な仕立ての白スーツがも突然。囲碁やった後、肉弾戦ってなんて面白いくだりをやるんだ。復讐劇なんだけど、エンタ>>続きを読む

ハリガン氏の電話(2022年製作の映画)

3.4

ちょっとしたホラーの中で、現代の暮らしぶりを再考するなんだか不思議なテーマのお話だった。王道なおじいさんと子どもの交流を少しひねった感じ。

あんのこと(2023年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

劇場で観る気持ちがどうしても湧いてこなくて、ネタバレを踏んだ上で観たけど、やっぱ思った通りの映画だった。善意の組織が崩壊するのはそれを暴いた人が悪いんじゃなくて、崩壊の原因を作った人なの当たり前でしょ>>続きを読む

ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

4.0

ビーチで親子を見つめるオリビアコールマンの表情たるや、それが何を物語ってるのか感情の全てが伝わってくる。休暇の穏やかな時間とほんの少しだけ漂う不穏な空気が合っていないようで、でも上手く混ざり合ってて、>>続きを読む

死を告げる女(2022年製作の映画)

3.5

ハラハラドキドキかと思ったら、もっとじっとり鬱々とした雰囲気で、違う意味で怖かった。韓国の親子関係ってこういうものでお互い納得してるんだと今まで築き上げられたイメージが近年崩壊していて、そこがまた好き>>続きを読む

憑依(2022年製作の映画)

2.8

最初におじいちゃん役で出てきたよく見る俳優さんから感じていたけど、これは思ってたものと全く違うホラー詐欺だ 笑。寄生獣みたいな雰囲気もあり、ファンタジーの方が近いのでは。最初の夫婦は笑えた。映画という>>続きを読む

チャイコフスキーの妻(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

これが現代ならアントニーナちょっと他に意識を向けた方がいいよってなるけど、ここに描かれている時代背景を加味すると、そんな事全く言えないというか、妻であることにしか世間的な価値がなくてアイデンティティな>>続きを読む

ランサム 非公式作戦(2023年製作の映画)

3.9

このキャスティングした人にとても感謝したいし、チュジフンとハジョンウの絡みがずっとあってもう、あのドアちょっとずつ閉めながら見つめるシーンとか私へのご褒美かと思った。チュジフンはどんなダサい服着てても>>続きを読む