和泉響介さんの映画レビュー・感想・評価

和泉響介

和泉響介

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リコーダーのテスト(2011年製作の映画)

3.8

教育制度と家族制度という二重の抑圧構造のもとに置かれた少女の視点を描く作品である。
劇中のリコーダーの課題曲は、日本の小学3年生の履修範囲(ソ・ラ・シ・ド・レの五音)を大きく超えており、冒頭の低音ドや
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.8

キューブリックの遺作がこういうテーマなのが嬉しい。遺作のラストのセリフがあの言葉なのもまた最高だ。

霧の子午線(1996年製作の映画)

3.7

今までほとんど思ったことなかったけど熟女っていいなと思った。

痴漢日記5 尻を撫でまわしつづけた男(1997年製作の映画)

2.8

痴漢するおっさん達の嫌悪感すごくてしかも開き直って全く悪気ない感じがさすがにフィクションであるとはいえ、全く共感し難いし拒絶反応。せめてまだ痴漢をやめられず苦しんでる苦悩とかを描いて欲しい。そのせいか>>続きを読む

痴漢日記 尻を撫でまわしつづけた男(1995年製作の映画)

3.8

これは素晴らしい愛の傑作。
でも、痴漢行為とそれを正当化し反省しないおっさん達のキモさがノイズになってしまった…。後、「悲しくてやりきれない」のカバーの歌い方がイマイチなのが玉に瑕。ラストは濱竜の『親
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あみこ(2017年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

すべてがとても苦手だ。男性の好きな音楽の固有名詞の出し方もステレオタイプで嫌悪感…。

青春デンデケデケデケ(1992年製作の映画)

3.3

大林作品の中でも屈指の映像美なのだが、どうしてもこういう類の映画には音楽愛を求めてしまう。リンダリンダリンダと比べてしまった。あと初めから演奏が上手すぎてそれもリアリティを感じられなかった。
あと自分
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死の棘(1990年製作の映画)

4.4

日本で最も好きな撮影監督、安藤庄平撮影のカラー作品。2人共々静かに少しずつ壊れてゆく。一方である時、突然片方が爆発するのもリアル。ジョン・カサヴェテス『壊れゆく女』を超えた小栗の最高傑作。

ラブ・レター(1998年製作の映画)

4.3

観る前に男性ご都合主義だとか手紙が長すぎるだとか泣かせにきてるだとかいろんなレビューを見てしまっていて、鑑賞前に見なければ良かったと後悔した…。(全部自分がわるい←)海→雪山へのショットの移行が見事で>>続きを読む

麻雀放浪記(1984年製作の映画)

4.0

和田誠がというより安藤庄平の撮影が凄すぎるのではないか…。麻雀のルールを知ってたらもっと楽しめたかな。

バウンス ko GALS(1997年製作の映画)

4.3

こういう刹那的な一期一会の出会いに私は弱い…。高校時代ガリ勉だったのでこんな青春を過ごしてみたかった。

王と鳥(1980年製作の映画)

4.2

スタジオジブリの源流。アニメーションの初期衝動。色遣いやキャラクターデザインが好み。
アクションにおいては、お城の上下を巧みに利用していてこれものちのアニメに影響を与えている気がする。
すぐ落とし穴に
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MOMENT(1981年製作の映画)

4.3

手塚治虫は映画の手法(遠近法)を漫画に取り入れたが、手塚眞は反対に漫画の手法を映画に取り入れたと言えるのかもしれない。
漫画とは静止画を連続配置して読者が能動的に「時間」を生成するものであるとすれば、
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瓶詰め地獄(1984年製作の映画)

4.2

兄弟の近親相姦、兄の恋人との三角関係。
この3人が兄弟の祖父の別荘のある無人島を訪れる。
クルーズ=性行為の象徴で1度目は兄とその恋人が前方で操縦し、妹は後方に一人。2度目は妹と兄が前方におり、兄の恋
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追悼のざわめき(1988年製作の映画)

4.0

2025.08.29
2回目。K's Cinemaにて。
上映後、松井良彦監督、佐野和宏、隈井士門のトーク。過酷な撮影であったことは確かだが、とにかく逮捕者、怪我人、死者だけは出さないように最善の注意
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