soritaさんの映画レビュー・感想・評価

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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.3

宣伝なしというのも凄いけど、その意気込みに宮崎駿監督の思いがすでに溢れる、いやそんな優しいものではなく、その時点で監督の強いつよい使命感を感じる。

「俺が作らなきゃ誰が作るよ」と聞こえて来る。(もち
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.5

予告の映像で、絶対観るぞ!と思ったけど、結局、今日の視聴。

これは映画館で観たかった。構成といい、脚本、見せ方全てパーフェクト。

素晴らしい作品。

黒人の人種差別が著しい時に、どれだけの努力を惜
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親愛なる同志たちへ(2020年製作の映画)

3.3

1962年6月1日~3日のノボチェルカッスク事件の映画を観た。

ソ連の血の日曜日。
ノボチェルカッスクはウクライナの国境にある州だそうです。
コンチャロフスキー監督の映画。

オンリーモノクローム。
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.7

さすがにたくさんの受賞をしてるだけあり、それぞれの演技が素晴らしい!

王室の歴史について詳しい人が、
もしかしたら、この実在の人物3人の関係がこうだったのでは?という脚本を、また別の演出家が練りに練
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後妻業の女(2016年製作の映画)

3.6

さすがの映画でした。

俳優陣が豪華。

大竹しのぶは、どんな演技もいけますね。
いまでも、『ガラスの仮面』をやるなら大竹しのぶしか、北島マヤはいないと思いますが、月影千草も大竹しのぶ以外考えられませ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

思わず連日で、二回も見てしまった。
劇場に連日通おうとは思わない作品だけど、配信だからこそできることよね。


2回目で気づくことも多々あり、とにかく全てが繋がっていて、緻密すぎる脚本に感嘆の声しかな
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人生タクシー(2015年製作の映画)

3.9

アッバス・キアロスタミ監督の助監督を長く務めていたジャファル・パナヒ監督の得意とする、長回し撮影。

反体制的な映画を作っている!ということで、政府から彼は20年間映画を撮るなと命令され、拘束もされた
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縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

4.0

フェンス越しに、誰かと話すことなど、収容所について学んだことがある人は、ありえないことだとわかるはずだが、この作品はそこが重要なのではない。

8歳とは、現実をまだ受け入れる前の年齢。そして、9歳に近
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.8

クリストファー・ノーラン、なんて監督なんだ。
始まりから、フルマラソンを短距離走で走るか、100mを本気で20本連続で走った気分。

息つく暇もない😱

と思いきや、ラスト32分のところで、ダンケルク
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セイビング・レニングラード 奇跡の脱出作戦(2019年製作の映画)

1.0

レニングラード戦を知りたくて、資料のため拝聴したが、
これはタイタニックのパクリなのか?

とにかく残念な映画だった。

金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

4.0


『金子文子と朴烈』
先週の金曜のすっぴんの源ちゃんのゲンダイ国語は
『何が私をこうさせたか』獄中手記 金子文子でした。

さて、凄い映画でした。
一言で言うと、これは日本人として観るべき映画。

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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.9

1940年5月。
1939年9月1日
ドイツが早朝のポーランドの街をいくつも爆撃したことが始まりだったが、よもや1945年まで続くとは誰が想像しただろう。
その2日後、チェンバレン首相はドイツと戦争状
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ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018年製作の映画)

3.5

イギリスは女王が君主になれるのに、
長らく、本当に長らく女子が大学に入るのも許されず、それが叶ったのは1870年代、学位取得が許されたのは、なんと第二次世界大戦後のケンブリッジ大であった。

エリザベ
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