映画はデタラメばかり描くけど、見たあと現実をちょっとだけ変えることもある。
映画は現実逃避だけど、それと同時に現実認識を再構築するパーツだったりする。どんな辛い現実も映画を見終わったあとは少しだけ幸せ>>続きを読む
もうすでに、震災なんか起こるずっと前から、たぶん世界は壊れちゃってるはずなのに、ぼくらはショッピングモールみたいな安っぽく退屈で享楽的なユートピアに住んでる。
戦争があって、虐殺があって、原爆が落ちて>>続きを読む
美しく恐ろしく浅ましい女たちの殺人計画の物語は、監督市川崑の洒落たグラフィカルな映像美と、脚本和田夏十の描く生々しい生活臭の幸福すぎる結婚が生み出した奇形児。
なんかの漫画で「女は怖いんじゃなくて、醜>>続きを読む
60年代という世界の思春期に現れた、アンナ・カリーナってキュートなビッチについての映画。気まぐれで、知的で、バカで、狂気的で、ムカつくし、超絶愛らしい彼女に、監督で夫だったゴダールをはじめ、50年以上>>続きを読む