たかはし

カイロの紫のバラのたかはしのレビュー・感想・評価

カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)
5.0
映画はデタラメばかり描くけど、見たあと現実をちょっとだけ変えることもある。
映画は現実逃避だけど、それと同時に現実認識を再構築するパーツだったりする。どんな辛い現実も映画を見終わったあとは少しだけ幸せになれるし、退屈な日常には幽霊が背後にいるかもって嫌な予感を与えてくれる。いじめられっこだって「ベストキッド」を見たあとはちょっとは強くなれる。そんな映画の持つほろ苦いマジックの物語。
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