MinaMiさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.1

ダニエル・デイ・ルイス演じるレイノルズの所作が美しく、還暦を過ぎているとは思えない色気を感じる。英国らしいファッションが品添えている。
ストーリーとしては、女ってなんなんだ……と思わせる一方で、いや男
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.8

冒頭の淡々とした画面を観ながら、これがパルムドールでなければこんなに観客を呼べなかったのかなぁなどと考えていたが、徐々に是枝ワールドに引き込まれていつのまにか泣いている。
肩の力が抜けてんなぁ、という
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怪盗グルーの月泥棒 3D(2010年製作の映画)

2.8

イルミネーションの時代が来るのを予感させる素晴らしい出来栄え。子供達が無邪気といえば聞こえがいいが、聞き分けがなさすぎて若干イラッとするがグルーの好感度を上げるいいエッセンスになっている。そしてミニオ>>続きを読む

ヘアスプレー ライブ!(2016年製作の映画)

3.5

な、な、な生放送!?
というクオリティ!
素晴らしい。
2007年の映画も大好きですが、こちらも最高。
2時間ずっとニコニコしながら観てられる。
・脚本 6/10
・演技 6/10
・演出 6/10
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黒い家(1999年製作の映画)

2.6

子供の頃、タイトルとジャケット写真が怖くて直視出来なかった作品。大人になって初めて観ると笑いながら楽しめる部分もあった、石川県警まあ無能。
とはいえ、気持ちの悪い嫌な恐怖感というか嫌悪感が鑑賞後まとわ
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百円の恋(2014年製作の映画)

3.6

わかりたくないけど、なんかわかってしまうダメ人間達の生き様。
演技が素晴らしいのは言わずもがなだが、こんなキャラわざわざ出す?みたいな個性的な演出が光って目を離せなくさせている。
喧嘩しながらもちゃん
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.3

過去と現在が交錯しながら、過去の過ちを乗り越えて現実に向き合うまでの物語。マンチェスター・バイ・ザ・シーの静かで寒々とした風景が優しく見守ってくれる。
見る人をイラつかせる、どうしようもない自堕落な男
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結婚(2017年製作の映画)

-

冒頭の歌で驚愕させられた。あらゆるシーンが稚拙すぎて凄い。ツッコミ不在のボケをひたすら見せられているという、ちょっとした拷問。演技の面で貫地谷しほりにかろうじて助けられた。エンディングの曲でまた驚愕。>>続きを読む

ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

2.3

祝宴で始まり、静かに終わるという構造が三部作共通していたことは評価できる。カトリックのイベントが各部の主要なシーンに出てくるという点もシチリアらしいなぁ。あまりに静かな終わり方は涙を禁じ得ない。
・脚
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

2.8

前作と比べると、登場人物それぞれの思惑と時間軸の複雑さが目立つ。デニーロがいい味を出しているのが救い。音楽がショボくなっているのが残念。
・脚本 6/10
・演技 6/10
・演出 6/10
・音楽
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

3.3

牧歌的というか古き良きアメリカ的な優しい世界。この映画が好きな人は、お人好しかもしれないけど、きっといい人。ビリーワイルダー好きの三谷幸喜が日本のドラマでリメイクしていたなぁ。
「リトルマーメイド」で
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.6

暗い映画だ。映画のトーンではなく、画面が。薄暗い闇の中で光源となるのは陽光と微かな間接照明。Darkest Hourである当時の空気を感じる。チャーチルが国民に向けて語り始めるラジオ放送では、闇を照ら>>続きを読む

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

4.0

個人的にはシリーズで一番好き。猿の脳みそ、虫まみれ、釣り天井の罠、心臓手づかみ、そしてトロッコ。コンテンツが盛りだくさんすぎて何回観ても飽きずに楽しめる。初めて観たときはホラー度合いが強すぎて衝撃的だ>>続きを読む

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.0

所謂"映画"を期待して観ると肩透かしをくらうかもしれない。
イーストウッドらしい淡々とした描き方は個人的に好きなので、違和感なく観られたがドキュメンタリーかニュース番組のような感覚に陥る場面がある。
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王は踊る(2000年製作の映画)

2.9

太陽王という渾名はバレエで太陽の役を演じたから、という逸話を聞いて興味を持ち鑑賞。
史実を映画化するのが好きなフランス映画だが、脚色しつつも歴史的事実を織り交ぜながら描いているので勉強になる。
古い表
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

3.9

やっぱりスピルバーグは娯楽映画の神様。何回観ても楽しい、冒険劇の教科書のような素晴らしい演出に溢れている。
キューブリックは夜に観たいけど、スピルバーグは寝起きでも観れそう。
老若男女万人が楽しめる作
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ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)

3.5

前半と後半の転調が好きな映画。ストーリーに細かくつっこむのが野暮なくらい綺麗で不思議なファンタジー。英米作の割に(だからこそ?)BGMがサティだったり、パリの街を理想的に描いたりフランスを美化している>>続きを読む

恋愛準決勝戦/ロイヤルウェディング(1951年製作の映画)

3.0

アステアの映画はハッピーになれる。船上のダンスシーンで床が傾いたり、部屋の壁から天井を歩いたりセットが凝っているのが特徴的。揺れる仕掛けの中で美しく踊る技術は素晴らしいし、この時代の上品なファッション>>続きを読む

危険な関係(1959年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

悪徳と美徳どちらが勝利するか、恋愛ゲームを楽しむ夫妻と貞節な男女達との物語。ラクロの原作は当時の貴族社会における公然の事実を描いているが、現代の特にme too運動が盛んな今では炎上しそうなテーマ。>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

シザーハンズより生々しく、かつよりシリアスなトーンで描かれたモンスターとのラブストーリー。
唖の主人公イライザが良い友人に恵まれ、人外にもモテモテなのは、結局は話さない女性【絵の中の美女】が一番魅力的
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

2.6

歌と踊りの才能溢れる俳優陣とmv出身監督の織りなすミュージカルエンターテインメント。
実在の人物PTバーナムの半生を基にしているとはいえ、出来事や設定を借りた全く別物のフィクションと捉えた方が良さそう
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