しどけ梨太郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

しどけ梨太郎

しどけ梨太郎

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ナポレオン・ダイナマイト/バス男(2004年製作の映画)

4.0

ぼくも "D-QWON'S DANCE GROOVES" ほしい〜〜〜!

サントラが最高。We're Going to Be Friends

ガッド大暴走(2017年製作の映画)

4.0

アメリカ公演のやつと話の内容はほとんど一緒。
アメリカ公演と見比べると、コメディショーというものの成否が観客の性質にかなり依存するということが分かる。カナダの客は笑うのが早過ぎて、オチの前に大爆笑が起
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スパイの妻(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

東出昌大でけぇ〜→蒼井優こわ〜→なんも分かんねえ〜って感じだった。

東出昌大がでかくて撮影に苦労した、という裏話を知ってから観たのでそのでかさが普段より気になってしまった。逆に今までの人はどうやって
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ファリー・イズ・ニュー・ブラック(2018年製作の映画)

2.0

うーんなんだろ、こちらの知識不足と字幕の精度のせいかな......さほどおもしろくなく。ガッドに比べると、一つひとつの話がダラダラしている印象があった。

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

高給取りの便所に貼ってあるレミゼのポスター。全裸チェーンソー。猫ちゃんが死ななくて良かった。

最後のベイトマン(クリスチャン・ベイル)の目をアップで撮るショットが良い。瞳には何も映っておらず、彼(そ
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ガッド・エルマレのアメリカン・ドリーム(2018年製作の映画)

5.0

皮肉とそれを嫌味にしないユーモア。さらには、ネタとネタが繋がったときの快感。ここ数日でいちばん笑った。

英語は分かりにくいという話は日本人にも馴染みが深くて笑える。
フュージョンからのコンフュージョ
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.0

初小津。なんやこのドラッグは。セリフのテンポがもはや催眠レベルで心地良い。前に進まない会話。物語の進行を止めるための会話。気持ち良すぎる。あの名高い正面からのショットには違和感を覚えず、のちの映画界で>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

逆行と順行が交錯する映像はたしかにおもしろいが、ストーリーがいまいち。見所はフリーポートでの戦闘。

キャット役のエリザベス・デビッキのスタイルが良い。はじめて人に対して「スタイルが良い」と思った。あ
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曖昧な未来、黒沢清(2002年製作の映画)

4.0

黒沢清の顔が好き。

肉体。フィクションとドキュメンタリーの無境界性。自分の立ち位置を知るための映画。映画は大人数で観ろ。

アカルイミライ(2002年製作の映画)

4.0

浅野忠信の眼が怖すぎる。道路から中が丸見えのリビングも怖すぎる。

CURE キュア(1997年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

生肉がいちばん怖かったけど、その後の直線の描き方に笑ってしまって相殺された。あとは心理学者(うじきつよし)の発狂シーン。怖かった。

大杉漣の髪型がまったく似合っていなくて笑ってしまった。

妻の首吊
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「天から舞い降りた時怪我しなかった?」

ニコラ役のニールス・シュネーデルってどこかで見たことあるなあと思ったら『汚れたダイヤモンド』の主人公か。

原題的には「頭ん中にしかない愛」。恋をしているとき
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.0

You're my wonderwall.

高校のときにいた「◯◯先生大好き〜〜〜」とか言うわりにはその先生の授業で毎回爆睡していたやつを思い出した。教育実習を経験した身から言わせてもらうと授業中に
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透明人間(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まあ胸糞の悪い映画。とりあえずアメリカ人はもうこれ以上、屋根裏部屋とかいう激怖空間を生み出さないでくれ。

予習として歴代の透明人間作品を観るなり読むなりしておけば良かった。おそらく、精神病棟で包帯グ
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.0

将来への展望が一切ないので、お仕事映画を観て就職する気でも起こすか〜と思って観た。就活するときにはきちんと業界や企業について調べようと思った。

ぼくも以前は、アクセサリーを身に付けたり、服にこだわっ
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女は女である(1961年製作の映画)

3.0

"Tu es infâme." "Je suis une femme."

本のタイトルで悪口を言い合うやつが良い。セリフも良い。ベルモンドがテレビで『勝手にしやがれ』を観たがったりとか。ただ全体的
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あやつり糸の世界(1973年製作の映画)

5.0

ファスビンダーというのでもっとわけ分からないものかと思っていたらエンタメ超大作って感じだった。3時間半、飽きることがない。

虚像、虚像、虚像! 考えてみれば確かに、もし動画にしろ写真にしろ鏡を額なし
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.0

喫茶店のおっさんの新聞が "WAR" から "PAX" になるのが良い。

ネッド・ライフル(2014年製作の映画)

4.0

父親を殺すために必要なのは、拳銃でもナイフでもなくて、"No" という一言。

コメディ要素は少なく(それでも随所に鼻で笑ってしまうようなギャグが散りばめられている)、2人以上の人物が並んで会話する今
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.0

これって応援上映ないんですか?

「進研ゼミ型青春」に対するアンチテーゼ。名指しなのが尖っている。

「応援」っていうのは「主役」を盛り立てるものではなくて「主役」になるためのものなんだな。
たとえ結
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フェイ・グリム(2006年製作の映画)

3.0

ビール片手にソファで寝そべりながらみんなでゲラゲラ笑いながら観る映画。映画館で生真面目にお座りして観るには退屈すぎる。

緊迫感を出そうとしているのに、流れる空気がどうも弛緩しているのはわざとなのか。
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シンプルメン(1992年製作の映画)

4.0

エリナ(エリナ・レーヴェンソン)がかわいい。かわいいというか素敵。ぼくは女性の陶酔している目(俗に言う「恋する目」)が好きなのだが、たぶんハル・ハートリーもそうで、その一点だけででも彼の作品は推せる。>>続きを読む

ヘンリー・フール(1997年製作の映画)

5.0

最後に良い音楽が流れると何か良い感じになる。なぜかラストのショットで鳥肌が立ってしまった。

創作している人は迂闊に観たらあかん映画。「好みの問題」を乗り越えられたサイモン(ジェームズ・アーバニアク)
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アンビリーバブル・トゥルース(1989年製作の映画)

4.0

ツッコミ不在の吉本新喜劇。繰り返しギャグ、思い違いによるドタバタ、良い雰囲気の中断。何よりキャラクターが良い。

世界の「明日」を信じられなくなった人が、恋の力で「今日」を連続させることにする。

リベリオン(2002年製作の映画)

4.0

ガン=カタ最高! プロットクソ! 終わり!

途中からの相棒ブラント(テイ・ディグス)が一番感情豊かで草。

護衛が全員死んだときの黒幕の顔、好き。

それにしてもアクションシーン以外がクソ過ぎる..
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SEX配達人 おんな届けます/宙ぶらりん/弁当屋の人妻(2003年製作の映画)

4.0

「飯とかどうすんだよ......」のダサさが半端ない。

バイブ男や爪切り中年などの脇役が輝いている。爪切り中年の爪切りショットの謎の神々しさは何なんだ。

イカフライ弁当男の顔が藤原竜也に似ていて、
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仁義なき戦い 完結篇(1974年製作の映画)

4.0

若者が死ぬ。それがやっぱりシリーズ通しての一番のテーマなんだろうな。それに加えて最後に無関係な市井の人が撃たれることで、ラストの原爆ドームの象徴性が高まる。「世代交代」がテーマの本作だが、それは価値観>>続きを読む

仁義なき戦い 頂上作戦(1974年製作の映画)

5.0

「何がカリエスじゃ! やりすぎのヤリエスじゃろが!」、好き。

好きになったキャラ、毎回死ぬ。

野崎弘(小倉一郎)の顔が好きだなあと思っていたら、最後の迫真の演技で心を持っていかれた。最後のナレーシ
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仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

5.0

また川谷拓三がボコボコに殴られていて笑っちゃった。あとトイレットペーパー爆撃。

義理とか人情とかがなくなれば「家族」なんてものはただの利用すべき冷たいシステムでしかなくなるんですよ。そんななかで輝く
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仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

5.0

いや〜傑作。終盤の北大路欣也の演技と構図が凄まじい。特に、空き家で上を見上げてるのを俯瞰で撮ったやつ。あと、梶芽衣子。最初は、綺麗な顔しとるなあぐらいだったけど、泣き叫ぶところでガツーンときた。

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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

4.0

菅原文太がほとんどの時間を刑務所で過ごしていてビビった。

受容の順番が逆なので「あっこれ、モノマネで見たやつだ〜!」とテンション上がりながら観た。

梅宮辰夫はやっぱり迫力がないし、松方弘樹はやっぱ
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県警対組織暴力(1975年製作の映画)

5.0

社会は灰色を許してくれないわけよ。世知辛いね。

タイトルの出し方が格好良すぎてタイトルが出た瞬間ひっくり返ってしまった。最初の東映マークが出るところからして最高なんだよなあ。

ブロマンスとして一級
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東京上空いらっしゃいませ(1990年製作の映画)

3.0

牧瀬里穂が信じられないくらいかわいい。

「帰れない二人」ってこんな素晴らしい曲だったんだね......。

終盤の円形の舞台、車、ライト、斜め上のカメラが良かった。取り残されたことを示すと同時に、失
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(秘)色情めす市場(1974年製作の映画)

5.0

なんやこれ〜! 冒頭の階段のショットからしてガンギマリやないか〜!

おいどんも真珠を仕込みましょうかね。

コンドーム再生事業に精を出すおっちゃんがおるのに、映画内で誰もコンドームを使っていなくて笑
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グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル(2016年製作の映画)

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観た映画のすべてのショットを覚えているの凄すぎでしょ。

後ろ姿のスローモーションは『花様年華』より。

ドランが感銘を受けたというコッポラの「アイデアや人物像やセリフを私たちから盗んでほしい。誰かが
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