8G6uf1aさんの映画レビュー・感想・評価

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.4

自分にとって言語化が難しいとても美しい映画。言葉ではなく映画を観ることによって微妙な心境が追体験出来た。

東京のトイレをはじめとする構造物の美しさ。下町風情。少し昔の道具の心地よさ。全てが美しい。
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怪物(2023年製作の映画)

4.2

どこの家にもいろいろな事情があったんだろうなと思い起こせば自分の幼少時代にも今でこそわかる光景があった気がする。登場人物全員が辛さを抱えいて、怪物と呼ばれかねない。

個人は社会とか外的要因の影響を受
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ルックバック(2024年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

現在は過去の出来事で出来ている。
誰かの過去が未来を作ることがある。
そんなことを思った。

プレステージ(2006年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

サスペンスとしても面白いが、自分は経験、容姿、社会的位置、精神を同調したほぼ同一性と肉体的な同一性の対立構造というか思考実験に目がいった。

クリスチャンベイルの影武者の仔細を描いてないのはそういうこ
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波紋(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画では波紋とは人への影響である。一雫からなる波紋は他者へ影響を与える。登場人物は強調しすぎているくらいに図太い人間ばかりである。図太さは一雫となり、波となって主人公に影響を与える。主人公は自分が>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.9

いつもの上田誠の映画って感じ。
旅館の立体的な構造が素晴らしく見ていてワクワクした。

途中でループ下で各々やることを見つけるのを見て、物理的な時間は止まっていても意識としての時間は止まっていないのだ
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碁盤斬り(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

正しさが一義的で、ある側面からは良い結果をもたらさないかもしれない。

なぜ最後に碁を打たなかったのか。
縁側から切れた碁盤にカメラが回り、主人公は去る。(確か)
切れた碁盤は起きた事実と曖昧な正義の
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

- ナンセンス文学のような不思議な描写がテンポよく続き観客はまさにこの世界にいざなわれる。一貫性のあるテーマで3時間制御されているのかはわからず、散文的な構成にも思えたが、その世界で主人公とともに手探>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ピラミッドが逆転してもプロレタリアートな中間層は変わらずただ翻弄されるだけだ。モデルの男は求められているもののがなろうとしていただけなのかもしれない。
ファッションショーで出る薄寒いメッセージ。クルー
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アネット(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

レオス・カラックスの作品だから身構えてみたが、意外とみやすかった。
ホーリーモーターズもだが映画の中で劇であるとメタ構造を強調するのはなぜだろう。これはひとつの音楽アルバムのような位置付けか。

AB
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ロストケア(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

法という制度と、殺人の対峙という構造と介護をしなければならない家族とその救済といった構造が続く。一義的ではなく、複数の立場や矛盾から起きる心情の内面が鏡や窓の反射に描かれているように感じ、映画として見>>続きを読む

CUT(2011年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

山(モンテ)からこの監督は気になっていた。基本構造は共通するところもあるようだ。
金払い良すぎとか、普通死ぬだろうとか、フィルムをどうやって入手しているのかといった現実的なツッコミは寓話的に捉えれば無
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風が吹くとき(1986年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

どこまで本気で生存できると思っているのか諦めにも取れる気休め程度の対策が書かれている政府のマニュアル。しかし、それに従うしかない。
意図的なのか、本当に知らないのか、語られていないが、核兵器や放射線に
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