smさんの映画レビュー・感想・評価

sm

sm

映画(143)
ドラマ(1)
アニメ(0)

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.4

ずーっと観たいな、観たいなと思いながら先延ばしにしてきて、アカデミー賞を受けてやっとこさ飛んで観に行きました。
やはりゴジラは日本の歴史、戦争の歴史と絡むことで深さを増すよな〜。

VFXはたしかに意
>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.8

素晴らしいの一言。
劇場はガラガラで、一般大衆ウケする娯楽映画じゃないのは重々承知だけど、こういうものこそもっと多くの人に観られるべきだと思う。パンフレットも買いました。
ベラの真っすぐさがひたすら眩
>>続きを読む

テスラ エジソンが恐れた天才(2020年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

テスラはすごいが映画としてはかなり酷かった(笑) なんだあの歌のシーン(笑)

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.5

当方、埼玉県民、埼玉在住です。
市の図書館でこのDVDを見つけたので借りました。
さいっっっっこうに面白かったです!!!

舟を編む(2013年製作の映画)

4.3

とても素敵な映画でした。観ると日本語が好きになるはず。

キャスティングも豪華で素晴らしく、役どころも演技もみんなピタリと合っていた。特に加藤剛さんが重厚で良かったな…

それに馬締くんとかぐらさんの
>>続きを読む

南極物語(1983年製作の映画)

4.0

犬好きの私が見たら辛い内容かもしれないと覚悟をもって挑んだのですが、問題なく感動しました。

まず自然が雄大で美しいし、南極での話はSF的で、アルマゲドンの原型か?と思うほどだし、
何よりヴァンゲリス
>>続きを読む

白い巨塔(1966年製作の映画)

3.3

男社会の最たる、という感じ。で、あんなに女性の存在を軽く描けるのがすごい。時代ですかね。
原作者 山崎豊子さんの人間描写はメスより鋭い。

私は医療業界には暗いけど、ああいう事は普通にあるんだろうなと
>>続きを読む

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.4

まず、日本語のセリフが聞き取りづらい(笑) 全編字幕が欲しい。役者でない人をつかう難しさ、それとカタコトの日本語を成立させる難しさ、この2つが相まってヒアリングが難航しました。鑑賞しながら、「え、なん>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

最高でした〜!!!! わかりやすい作品を求めている人にとっては「???」となるのかもしれないけど、私は抽象的な映画も好きなのでとても楽しめました。

タイトルから、すごく堅くて難解な映画なのかなと想像
>>続きを読む

エスター(2009年製作の映画)

3.3

最後のオチが最高すぎて、ずっと脳内リフレインしています(笑)
脚本うますぎ。内容はとにかく残酷(笑)

RRR(2022年製作の映画)

3.2

「観る神話」
これだけ英国人を悪者にしてヒットした映画も珍しいんじゃないかと(笑) ウクライナ問題も相まって人気に拍車がかかった感。
残虐なシーンも結構多いので苦手な人は心の準備が必要。
笑っちゃうく
>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.5

何もかも素晴らしい!!!
すっかり虜です。2回観たい映画ってそうそう無いけど、これは2回目も大歓迎。
ただ明るい時間に見たいかな…(笑)
もっと広まってほしい!!!

補足:ジョンの素晴らしさについて
>>続きを読む

(1954年製作の映画)

3.1

ザンパノが、ちょうど一個前に見たモードルイスの「しあわせの絵の具」と被るような男性像で、偶然すぎて驚きました。うーんあまりにも粗野……「それでも相手を受け入れ愛する」、という部分に寄り添うことができず>>続きを読む

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

泣きました。めちゃくちゃいい。
あんな小さなお家で、有名になっても変わらず、不器用な愛と共に生きるモードの姿が本当に美しくて。全ての絵描きの理想ではないでしょうか。

エヴェレットは最初本当に胸糞で、
>>続きを読む

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

いいもの見た、それに尽きる!
オチはよく分からないけど…
その余白もいい意味で洋画っぽくて最高。
本当に「才能が惜しい。」

現実と妄想が曖昧になっていくシーンは、「未来世紀ブラジル」と「ブラック・ス
>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

表現としての余白が美しい。
見終わった後に抱いたこの複雑な感情は、どの国の言葉でも一言で言い表せないでしょう。
それほどまでに深く、考えさせられる。

セットやCGに恐らくハリウッド映画ほど予算をかけ
>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ウルトラマンは全く見ていなかったけど、楽しめました!

エヴァファンとしては、ついついエヴァとの共通点を探してしまい、使徒みのある禍威獣が出てくるたびにテンション爆上がりでした(笑) これは仕組まれた
>>続きを読む

ひまわり(1970年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

おい!アントニオ!!!しっかりせえ!!!!!!!(幅広い意味で)

戦争で引き裂かれた男女の話、という端的な前情報から、ラストシーンはひまわり畑で奇跡的に再会するのか?という思い込みをしていたのですが
>>続きを読む

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.3

鑑賞2度目。
1回目に観た時は4年前だったけど、その時より格段に面白く感じる。なぜ?!
以前は単に素行の悪い若者の話だと線を引いて見ていたのでしょう。
違う、そこじゃない、と気づいた。
ドラッグでなく
>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

お酒を飲みながら、ある程度狂った状態で観た方がいいと思います(笑)

私の感性とは正直合わなかった。ホラーを観つけていないからかも。全く怖く感じなかったし、それより気持ち悪い、というかんじ。オラこんな
>>続きを読む

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.8

観れてよかった!展開が早くて飽きない、コメディータッチで楽しい!
家族って、やっぱいいね。

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.0

10年ぶり、2度目の鑑賞。
正直、前半のセックス&バイオレンスな描写が苦手だが、あまりに最高な後半のための序章と考えれば納得。
倫理をごったにする事で、?が産まれる。一体何が狂気か?やはり名作でした。

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

全てが悪い方向にしかいかないけれど、結局みんな自分の愛する人のために全力で行動しただけで、それぞれの関係性の歪みが掛け違えたボタンのようにもつれ合ってしまったのだなあと。

噂どおり、あまりに救いのな
>>続きを読む

ベニスに死す(1971年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

本作品は、3段階の階層によって鑑賞できました。

まず最も表層部分、浅瀬から見た感想。
一つ一つのカット割が長め。セリフはほとんどない。あえて粗雑で俗っぽい言い方をするならば、ひたすら美少年をおじさん
>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.3

渋谷HUMAXで鑑賞しましたが、コロナ時代の渦中にあっても、あの手この手で楽しませてくださって感謝しています。
特典のポスターも嬉しかったし、北見えりさんのマナーCMも最高でした。

映画自体もとても
>>続きを読む

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

劇場にて滑り込み。そして滝のように泣いた。

・綾波の田植え、ネタだと思ってました(笑)

・トウジが生きててよかった!同級生が大人になっているのと、シンジがまだ子供の姿なのと、その対比が心境を表して
>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.5

劇場で2度観て、今回新劇場版を見るべく3度目のおさらい。

8年前に観た記憶からは、鬱展開でとにかく絶望した、という情報しか呼び起こせなかったが、3度目の今回は以前より冷静に作品を鑑賞できた。

おそ
>>続きを読む

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

何の前情報もなく観たのですが、大変良かった。これがまさか実話とは…。

・シュピルマンの近親者が亡くなる時、あえて亡くなった情景が映らないのがリアルで印象的でした。これが本当の悲しみなのかもしれない。
>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

劇場に駆け込むためのための復習として。
(鑑賞は2度目)

・初見、綾波デレすぎでは?と思ったけど、結局世界を滅ぼす要因となるには、あのくらい純粋で強烈なポカポカがないとダメだった、ということを理解し
>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

エヴァを完結させるために序から振り返り。(おそらく3度目くらい)

・突然のエヴァに乗れパワハラが理不尽すぎて笑った。14歳には重すぎる責務

・改めて見るとミサトさんの部屋は仕事一辺倒の人の散らかり
>>続きを読む

ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

リリーが好き

主人公はある意味で精神年齢12歳なのに対して、リリーは異国から1人できただけありストレスの逃し方も上手で大人。(お薬を肯定するわけではないけれど)

そんな2人の対極を見たような気がし
>>続きを読む

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

4.4

新海誠、ここに極まる。
5回は観ているけど毎回泣いてしまう

>|