ザンパノが、ちょうど一個前に見たモードルイスの「しあわせの絵の具」と被るような男性像で、偶然すぎて驚きました。うーんあまりにも粗野……「それでも相手を受け入れ愛する」、という部分に寄り添うことができず、気持ちにストッパーがかかってしまう。
戦後すぐに日本に入ってきたイタリア映画だそうで、当時は凄くもてはやされたらしいけど、それから約半世紀強という短時間で倫理観や価値観はあまりにも大きく変化したのだな、と。自分はどう足掻いても今の人間なのだな、と思い知らされた。なんかちょっと悔しい。
とはいえ、ラストシーンは絵画みたいに綺麗でした。人間って弱いよね。
頭が弱い(この言い方好きじゃないけど公式なので)けど愛を知っている、というメッセージなのであれば、ここから「フォレスト・ガンプ」に流れていくイメージなのかな…