オーウェンさんの映画レビュー・感想・評価

オーウェン

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ガンジー(1982年製作の映画)

3.8

ガンジーの生涯。
そしてベン・キングスレーの徹底した成り切りぶり。

徹底した細部のつくりようにも感服する。ドキュメンタリーでもみたかのような感じになった。

題材がガンジーのためかその求心力は絶大で
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クッキー・フォーチュン(1999年製作の映画)

3.2

田舎町で老婆のクッキーが自殺をした。
だが発見者の姪のカミールは自殺は恥とばかりに、殺人事件として現場を偽装する。
それによって町の住民たちは大騒ぎに。

偽装ということではコーエン兄弟が作りそうな題
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.5

公開は去年だったが、影響の大きさを考えると劇場で見た方がインパクトは間違いなく大きかったはず。

関東大震災の後に起こる福田村で起きた惨殺事件。
それがなぜ起こったのかを見せるドラマ。

開始から1時
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アナスタシア(1997年製作の映画)

2.7

数あるアニメの中でもディズニーだけにはやらせんと、20世紀FOXが送り出してきたアニメ。
だがこれと「タイタンA.E.」の失敗でアニメ業界から結果的には手を引くことになる。

ということはこのアニメの
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コンゴ(1995年製作の映画)

2.7

マイケル・クライトン原作だが、これは映画化された部類では下のほうに当てはまる。

コンゴに派遣された調査団が行方不明になる。最後の通信に残った映像にはゴリラらしきものが調査団を襲う映像が。
救出とそこ
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ピンク・パンサー4(1978年製作の映画)

2.9

ピーター・セラーズ主演としては最後のピンクパンサー。
ただ3の時点でネタを出し尽くした感があるのか、今作は笑いが湿りがち。

3の続きのはずだがなぜかドレフュスが復活。
相変わらずクルーゾーは世界中の
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あなたにも書ける恋愛小説(2003年製作の映画)

2.6

小説家が30日間の締め切りのため、女性の速記者を雇う。
そこから二人の共同作業は紆余曲折の恋愛小説を完成させていく。

考えた題材が映像化されるとこなど何の驚きもない。
この映画の見所は一つしかない。
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太極 ヒーロー(2012年製作の映画)

1.3

1作目もまあつまらなかったが、この2作目はそれに輪をかけてつまらない。
何よりもこんな映画に出演している豪華なキャストがあまりにも不憫でしょうがない。

キャストの名を見てみると、レオン・カーフェイに
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REBEL MOON ー パート2: 傷跡を刻む者(2024年製作の映画)

3.3

キャラ紹介や世界観の説明に終始したPART1。
もちろんアクションはあったが、それは終盤。

よってこのPART2は冒頭から物語に入っていける。
と思ったら、始まったのはまさかの農業三昧(笑)

しっ
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.3

時代は1985年のダブリン。
不仲な親と次男を馬鹿にする兄のブレンダンと弟のコナー。
現状を逃れるようにコナーはポップ音楽にのめり込んでいき、ラフィーナに一目ぼれしたためMV制作をするから彼女を誘おう
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42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

3.8

日本にやってくるいわゆる助っ人外国人は、ほぼ例外なく背番号は42を希望するそうだ。
それはもちろんジャッキー・ロビンソンに憧れてというのもあるし、アメリカでは着けることのできない永久欠番であるからだ。
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影武者(1980年製作の映画)

3.8

黒澤明後期の作品としては代表作になりえるスケール感のでかさ。
しかしそれゆえに資金が集まらず、盟友のコッポラやルーカスが手助けをしたのは有名な話。

影武者とは戦国時代の武将武田信玄のために用意された
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アニー(1982年製作の映画)

2.3

リメイク作品を見ても思ったが、やはり子供向けという枠からは抜け出ることはない。

まだ子供ながら擦れたという感覚がないのはこちらの方。
ただし貧乏という点はあっという間に解消され、億万長者のウォーバッ
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史上最大の作戦(1962年製作の映画)

3.4

連合軍によるノルマンディー上陸作戦をオールスターキャストで描く戦争巨編。

当時としては正に最大の規模で作り上げた映画。
至る所にスターが登場し、後半は戦場の真っ只中で銃撃や爆発シーンが繰り広げられる
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REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

3.1

ザック・スナイダーが新たに手掛けたのはスペースオペラの2部作。

帝国マザーワールドに自国の惑星を征服されて、反乱を起こしたコラ。
惑星間の戦士たちをスカウトしていき、帝国に立ち向かう。

設定や世界
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ライトアップ! イルミネーション大戦争(2006年製作の映画)

3.0

日本でも一部の家庭だけヒートアップしている、家の装飾の飾りつけ。
デパートやショップがやるならわかるが、一般家庭がやっていると電気料金高そうだなくらいしか思わないのだが(笑)

それがアメリカでは普通
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ビバリーヒルズ・チワワ(2008年製作の映画)

1.4

ビバリーヒルズでチワワということで、チワワが高級犬として登場する。

たまに道で服を着た犬を見て思うのだが、あれは本当に可愛いとか寒いからと思って着せているのか?
どう考えても飼い主のエゴとしか思えず
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BROTHER(2000年製作の映画)

2.9

底辺からののし上がりや、ヤクザとマフィアの抗争。

BROTHER=兄弟以上の繋がりを見せるヤクザの関係が面白くしている。

ただ正直大杉漣のパートが少々余計な感じ。
渡哲也も出しただけの感が強かった
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鳩の翼(1997年製作の映画)

3.3

ハッピーかアンハッピーか。
予断を許そうとしないラストが計画の綻びを感じさせるが、ヘレナ・ボナム=カーターの悪女ぶりは一見の価値あり。

男と金。この欲求をほしがる女性は計略を立てる。
だったら男を金
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陰謀の代償 N.Y.コンフィデンシャル(2010年製作の映画)

2.0

それなりの雰囲気は出してみたが、事件そのもの自体があまりに単純で安っぽく、すぐに予想が出来てしまうのがこの映画の弱点。

キャストで期待する映画ではないし、かといって深みもない。
現在と少年時代を交互
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法廷遊戯(2023年製作の映画)

3.5

通常の裁判ものとは一線を画す原作。
学生時代は無辜ゲームとして済ませていたが、現実弁護士になってから起きる事件に翻弄されていく。

学生と社会人の1年目なので、必然若手のキャストで固められることになる
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ダーケストアワー 消滅(2011年製作の映画)

2.5

映画のポスターに「プロメテウス」のスタッフが放つと書いてあったが、こういう煽りは要注意の印(笑)
作品自体が有名でないから、他作品の名前を宣伝に利用しているだけに過ぎない。

謎の光が襲来し、人類を消
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G.I.ジョー バック2リベンジ(2013年製作の映画)

2.3

1作目も大して面白かったという印象はないが、2作目はほとんど別作品かと思うほど出演者や中身がガラリと変わっている。

いきなりドウェイン・ジョンソンがチームにいるし、1の主役であったテイタムはカメオも
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ガリバー旅行記(2010年製作の映画)

2.7

ジャック・ブラックが巨人になるガリバー旅行記。
予告編でも見たが、面白くなるのは確実なはずであった。

現代版なので当然普通の男を演じているが、ロックやフィギュアが趣味ということである意味オタクがピッ
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アダム -神の使い 悪魔の子-(2004年製作の映画)

1.5

夫婦が溺愛している息子のアダム。だが誕生日の翌日に交通事故で予期せぬ事に。
落ち込んだ夫婦に話を持ちかける医師。
それは息子をクローン技術によって蘇らせるというもの。

クローンと聞いて真っ先に思うの
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ウェディング・フィーバー ゲスな男女のハワイ旅行(2016年製作の映画)

3.3

パーティーで騒ぎまくる兄弟の暴走を抑えるため、妹の結婚式には同伴者を連れてこなければ参加させないという父。
そこでネットで参加者を募り決めたのは、兄弟を利用しようとする女たち。

まあ同伴者連れて来れ
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異人たち(2023年製作の映画)

3.5

山田太一の『異人たちとの夏』。
舞台をイギリスに変えての映画化。

まあ確かに設定さえ変えれば何ら問題ないが、日本版と一番違うのがゲイの恋愛になっているという点。

これは大きな違いであり、すでに死ん
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SR サイタマノラッパー2 〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜(2010年製作の映画)

3.5

1作目のお寒い空気や、居心地の悪さが充満している作風。
それらをしっかり持ち込んだ2作目。
埼玉から移り、舞台は群馬へと変わる。

一定の評価は得ているが、一般人からしたらヒップホップの疎外感は未だに
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チャンピオン鷹(1981年製作の映画)

3.7

製作年が1981年ということで、サッカーなどほとんど知られてない時代にこういうサッカー映画が登場するのは香港ならでは。

主演はまだ日本では本格的に知られる前のユン・ピョウ。
香港では知名度は高く、単
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キツツキと雨(2011年製作の映画)

3.4

沖田修一監督ということで期待したが、良くも悪くも期待値が高すぎた感がある。

無骨な木こりと、気弱な映画監督。
混じり合いそうもない二人が出会うことで、お互いに相乗効果を生む。
そのちょっとしたズレを
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めがね(2007年製作の映画)

3.2

「かもめ食堂」のキャストとスタッフがほぼ同じ。
そして何か太極拳でもしてるかのようなポスターの図柄。
これだけで映画の雰囲気は手に取るように分かる。

前作と同じくまたしても物語はないに等しい。という
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ルパン三世 ワルサーP38(1997年製作の映画)

2.8

ルパンの愛銃ワルサーP38にまつわる過去の出来事を描いたシリーズ。

話の内容よりも気になるのは、最近の作品の画のタッチが妙にリアルなこと。
元に戻した方が明らかにいいんだが、これも流れなのか。

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花腐し(2023年製作の映画)

2.8

ピンク映画全盛期の中で、監督の栩谷と脚本家の伊関は次第に斜陽になっていく状況に苛立ちを。
それは共に愛した女優の祥子が水死体となっており、過去に思いを馳せる。

ほぼ全編モノクロの中で赤裸々な恋模様が
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BLAME!(ブラム)(2017年製作の映画)

3.5

元の漫画だったりアニメを見ずにこの映画版から見たけど、何の違和感もなく楽しめた。
これはつまり一見さんでも問題ないことの証明。

ネットワークの暴走によって廃墟と化した近未来。
食料を求める集落は、生
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チャイルド・プレイ~チャッキーの狂気病棟~(2017年製作の映画)

2.5

1作目から30年たっても、しぶとくチャッキーは生きている。
とはいえ話の筋はもはや適当になっている。

チャッキーに悩まされてきた精神病棟で、病人がチャッキーに殺されまくるというもの。

医師が治療に
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めぐり逢わせのお弁当(2013年製作の映画)

3.7

インドでは各会社に家庭で作った弁当が届くという便利なシステムがある。
そのお弁当によって結びつく男女の出会いを描くドラマ。

男は妻に先立たれ、弁当を作る側の女性は家庭の現状に悩む。
そんな中で弁当に
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