minoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.2

一本気な人なんだ。
真っ直ぐ。
画角は狭いけど。

普通の人になるためには広角で自分からも世間からも一歩引いてかっとならないように気をつけないと。

いろんなことに妥協できるようになった。沸騰しそうに
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殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

なんだかあざといんだけど、不自然で無理があるんだけど、許せちゃう不思議。

最初の10分間は、不自然さが際立っていてこの映画無理!って思ったけど、画面にフレアが入って朧げな光になったあたりからおもしろ
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生理ちゃん(2019年製作の映画)

3.0

二階堂ふみはどんな脚本でもカッコいい。
伊藤沙莉はもっといけるはずなんだけど、どうも一皮剥けない感じがもどかしいのだ。

まあしかしここにでてくる男どもは父親以外みんなどーしようもない、というか人物描
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.0

ティッシュ2個分泣きました。

最初から最後まで綺麗で、雨や波の表現とかゾワってくるとこもあった。


シリーズ版でも少佐の記述は少なく、情報不足であるが故のヴァイオレットの片想い感がよかったのですが
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長沙里9.15(2019年製作の映画)

2.8

民族の記録として残しておきたい気持ちはよくわかるが、焦点のはっきりしない映画だったなぁ。

女性記者もハリボテのようで、緊迫感ないし。

いいとこあんまりなかっただす。

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

2.0

誰かがやってるシューティングゲームやドライビングゲームの中継を無理やり見させられた感じ。

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

4.3

よいよい。
しつこくない。
くどくない。

ご馳走ではないけど、いいご飯、って感じ。

おいらのよく行く商店街や映画館がたくさん出ていてビックリ。

いやー、フィルムに残してくれてありがとう。

ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

4.7

ティッシュ2個分泣いた。

ジョゼが強がりの弱虫から芯のある強い人間になっていく。
与えられるだけの生活から、与えることのできる人生を歩み始める。

それには人という触媒が必要だったのだね。

ばあさ
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未来の想い出 Last Christmas(1992年製作の映画)

2.8

クリスマスの出会いをキッカケに二人の女性が10年前まで時間を遡る。
二度目の人生で社会的には成功を手に入れるが、満足は得られない。
と思ったら三度目のループに入り.....。

もう、永遠にやってなさ
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スタートアップ・ガールズ(2019年製作の映画)

3.0

上白石演じる不思議ちゃんがキュートでエキセントリックだと思えるかどうかが最大のキモ。

わざとらしく作りものっぽく見えたらもうダメなんです。それを中心に周りが引き立てる構図になっちゃってるから。

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月とキャベツ(1996年製作の映画)

3.3

彼女はかぐや姫だったの?
男に曲を授けて、生きるエネルギーを引き出して、それで去って行くなんて、かえって残酷だわ。
こういう、もわんとした感じの話し嫌いじゃないけど、なんかもうちょっとキラッとする瞬間
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スーパーミキンコリニスタ(2019年製作の映画)

4.0

役者を目指す凄いポジティブパワーの遠慮しない女子。
親不孝で口が悪くて、実の子だったらホントイライラしちゃうレベル。
いろいろとスーパーな訳ですよ。
しかし、誰にでも面と向かって盾突く辺りは気味がいい
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音響ハウス Melody-Go-Round(2019年製作の映画)

4.0

音響ハウスという伝説の録音スタジオをめぐる証言集でありながら、実際の録音の様子が積み重なっていく。
その音作りの場面を見ているのが楽しい。

なんの曲を録音してるのか、それは最後のお楽しみ。

彫刻の
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BOLT(2019年製作の映画)

3.0

見えない放射能の怖さ。
汚染水は漏れっぱなし。
ボルトは閉めても閉めても緩んで水が溢れる。

もはや人には止められないのだ。
そして止めようとする人もいないのだ。

それが日本政府の姿に重なる。
暴走
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赤ひげ(1965年製作の映画)

4.0

みえないものが見えてくるお話。
身から錆が落ち目から鱗が落ち心の高鳴りを感じる。

途中、赤ひげが輩と闘うシーンがあるけど、あそこはやりすぎ。医者だったらその痛みわかるでしょ。

まああの子役の女の子
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IMAGINE <イマジン>(2018年製作の映画)

2.5

退屈なアート見せられた。

時の流れは残酷ですな。

本編終わってからのほうが面白く見れた。

ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

4.5

感想あとで書く。
凄い。


正義と狂気、常識という暴力、曲がったキュウリ。
現代社会の問題点をちゃんと話に織り込んで、しっかり魅せる脚本が凄いね。
また、役者が皆、それぞれの雰囲気持ってていい。
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天国と地獄(1963年製作の映画)

4.5

面白いねー。
浅間台って前住んでたとこと尾根繋がりなんです。距離にして徒歩25分ぐらいかね。あそこが舞台かってテンション高くなりました。

新幹線の緊迫感、黄金町の魔窟ぶり、山崎努のサングラス(の狂っ
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ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

-

25年前の映画。
見るに耐えなかった。
辛くて辛くて。

何やりたかったんだろう。

椿三十郎(1962年製作の映画)

4.6

カッコいい!の一言。三船敏郎最高ざんす。声がいいって、才能だね。

セリフの素晴らしさ。登場人物のキャラクターの良さ。緩急の付け方が絶妙です。女性陣のホワッとして華やかさが(そして賢さが)たまらんです
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七人の侍(1954年製作の映画)

4.8

まいった。舐めてました。ごめんなさい。

カメラワークも役者もセリフも最高じゃないですか。

キャラが立ってるし、大変な話なのに、クスッとなるし。

もう何度かみたいです。

脳天パラダイス(2019年製作の映画)

4.5

ここまで凄いと思わなかった。
まるで夢のような、不思議な連鎖で映像もエピソードも展開していく。辻褄がどうでもいい感じが夢みたいなの。

わらいどころもちょいちょいあるけど、踊りのシークエンスは圧巻。結
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

2.4

伊藤沙莉目当てでいったのになんともなんとも。

オープニングの宣言でもう合わない感じした。

デリヘル嬢の、辛さが伝わって来なかった。
言葉がうるさい。
声が大き過ぎてセリフが耳に入らない。

伊藤の
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滑走路(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

事前情報なしで見に行ったのですが、見て良かったと思いました。 

夭逝した歌人の短歌に着想を得たオリジナルストーリーらしい。

青春パートの2人が可愛い。
仰向けに寝っ転がって、飛行機を見るシーンがい
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最初の晩餐(2019年製作の映画)

3.8

永瀬と窪塚と染谷とは取り合わせがえぐい。

キャストで人を呼ぼうってのか?

との心配は杞憂におわりました。

脚本がしつこくないのがいい。と思ったら常盤司朗監督なのだった。なるほど。

あの夫婦がど
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建築と時間と妹島和世(2020年製作の映画)

-

昼食後に見てしまった。
寝た。

うたた寝から起きて画面を見たら、たいして変わらず、また眠りに落ちた。

ジャズっぽい音楽が鳴り続ける。
ほぼ一曲ではなかろうか。
何度も何度も鳴る。

わたしはまたま
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パンとバスと2度目のハツコイ(2017年製作の映画)

4.2

あらあら、これ好きなタイプの映画でございます。
バスの洗車を毎日見ている美大出身のパン女とバス運転手のお話。
中学校時代の三角関係の再現か。

卒業から10年。
バツイチ男は未だに別れた奥さんを愛して
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ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

なんと言うのでしょう、こういう軽妙な難解さ好きなんですよね。登場人物がクセのつよい人ばかりで、楽しい。
マンションの部屋がズラーっと並ぶ映像は、ハチドリを思い出した。

屋上の紙吹雪のシーンと夜中に走
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マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画の収穫は顔ですな。
いい顔してます皆さん。

特に店員の女の子。
聡明で、純粋で、したたか。
この映画で唯一環状が表に出るキャラクター。
たまりませんな。

引きこもりのお爺さんも、慎ましく控
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浅田家!(2020年製作の映画)

4.0

全く嫌味がないのだった。

そして、どこか作り物っぽいのだ。
家族というフィクションに真剣につき合える家族がフィクションっぽくて凄いわぁ。

そういう中でおとうさんとお母さんはしっぽりハマっていて違和
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どうにかなる日々(2020年製作の映画)

3.4

いろんな性のモヤモヤやまだるっこしさを静かにスケッチするような。大きなドラマは起きないけど心の中では波が立ってるんだよね。
ざわざわ、ドキドキ。

こんな悩み誰にも言えないし。

4つのエピソードで1
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ヒキタさん! ご懐妊ですよ(2018年製作の映画)

3.2

北川景子っていろんな顔するんだなぁ。
今まで極端な役ばっかりさせられてたんだなぁ、と思ったことでした。ときどきキュンとしちゃいました。

精子採集するのになんであのケースなんだろうね。採集用のコンドー
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.8

最初はなんだか、作りものっぽい役柄だなぁと思ったけど、だんだん馴染んできて、いい感じで終わってくれました。

あの元カレ、元同級生はなんだったんだろう。薄っぺらく見えちゃうんですけど。
お前のこと、君
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ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

3.5

田舎もんには胸が痛いね。
思いあたることちょいちょいある。

ダサいのを嫌ってるのがダサいのよね。
そういうの分かる年齢ってある。

シム・ウンギョンのチュウチュない調子良さ、唐突で奔放な行動力、屈託
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

2.7

一言でいうと、勿体ないでした。

なんだ〜と思ったねぇ。

ホスピスで猫ちゃんがいて、静かに看取って、いい感じと思ったら、謎の集団あらわる。理屈や価値観が合う合わないで闘わないで欲しい。

もう、超能
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