けんさんの映画レビュー・感想・評価

けん

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オクジャ okja(2017年製作の映画)

4.1

豚料理を見るたびにミジャとオクジャのことを思い出してしまうかもしれない。
これから豚カツ食べられなくなるよ。

葛城事件(2016年製作の映画)

4.3

自分は典型的な保タイプ。
保の気持ちが痛い程分かる。
別に自分の父親はあんな感じじゃないけど、周りの人の期待に応えようと必死で、失敗しても中々言い出せず、結局誰にも相談せずに最悪の決断をしてしまう。
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

4.3

究極の因果応報の話。
ちょっとした欲張りに対してこれだけ天罰が下るのかと思った。

怖いよ、何せ。

オープニングショットの町の全景からのゆーっくりと地面に寄っていくショットからもうイヤーな感じがした
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セッション(2014年製作の映画)

4.5

ドップリゆとり世代の自分には、あんな先生絶対無理。

ストーリーの進行は殆ど言葉によるものではなく、音楽によって展開されていて、これぞ音楽映画という感じだった。

小道具をアップで撮り、それぞれの小道
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海街diary(2015年製作の映画)

4.4

家族とか親しい人たちと話す時に明るく笑って話したりするけど、それぞれがお互いに言わない小さな思いとかがあるんだな、と思ってジーンときた。
でもまたみんなで揃ったら楽しく話すっていうのがまた泣ける。
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マッドマックス 怒りのデス・ロード ブラック&クロームエディション(2015年製作の映画)

4.6

カラーを劇場で観ていないことに対してこの上なく後悔していたけど、こんな機会が巡って来てとても嬉しい。
観に行った映画館は4DXしかなかったのが玉に瑕だけど、観れるだけで有難いと思いグラグラ揺られながら
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アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

3.9

息の詰まるようなモラルサスペンス。

戦闘技術の進歩が皮肉に描かれている。
というか安全地帯にいるからこその歯がゆさや戦場を肌で感じられないというもどかしさを感じた。

上の人達は現場の事が分かってな
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アマデウス(1984年製作の映画)

4.1

サリエリの気持ちが痛い程分かる。
やはり凡庸な人間として、刺さるものがあった。

面白い映画の演出に、楽しいシーンの直後にショックなシーンが来るというのがあると思うけど、この映画は結局それをやるために
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ムカデ人間(2009年製作の映画)

4.3

一言で言うと最高。


複数の人間の口と肛門を繋いでムカデにするという、出オチに留まりそうな企画を、
企画会議だけで終わらせず、実際に制作までしてしまうという、この事実に感動。

あの博士は酷いことを
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ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅(2013年製作の映画)

3.9

アメリカ人って家族でもあんなに下品な会話をするんだなと、やはり日本では考えづらいなと思った。

ロードムービーは基本的にあまり好きではなかったけど、これは普通に面白かった。
多分ベストロードムービーか
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エグザイル/絆(2006年製作の映画)

4.0

痺れた。
香港ノワール面白い。

ジョニートーは名前は聞いたことがあったけどこんなに面白いとは知らなかった。

映画の出だしはとても混乱したけど、どんどん面白くなった。

彼らの過去がはっきりと描かれ
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クヒオ大佐(2009年製作の映画)

3.8

すごく大好きな世界観。

あんなにバカでホラ吹きの男なんだけど、辛い過去があって、その現実とどうにかして折り合いをつけるために嘘をつくという、とても切ない話。

あと、自分では上手くいってると思っても
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くまのプーさん(2011年製作の映画)

3.7

プーさん、超かわいい。

決して大人にならない子供。

とてもバカだけどどこか哀愁があって目頭が熱くなってしまった。

童心に帰りたくなる事があったらまた観よう。

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.8

初めてIMAXで映画を観た。
IMAXにはうってつけの映画だと思ったため。

不思議なもので、巨大スクリーンにあんな大迫力で映像が映されてるのに、
前半は眠気との戦いになってしまった。
あと、映画を観
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七つまでは神のうち(2011年製作の映画)

3.9

この映画は確かにホラーというジャンルに属すのだと思うけど、でも恐怖だけでなく怒りや悲しみや残酷さなどが盛り込まれた、ホラー映画というだけで片付けてしまいたくないような気がする。
言うならホラー版「オー
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.9

ストーリーよりも演技で魅せられた映画だった。

香川照之のセリフはほぼ全編に渡って笑っていた。
川口春奈もあんな美人やっけ? と驚いた。

あと、何と言っても笹野高史のアレには大爆笑してしまった。
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アフターショック(2012年製作の映画)

4.2

最高に楽しい画的な見せ場やおろそかにされていない極限の人間描写がとてもよかった。

最初はハングオーバーみたいなシーンが続くなと思っていたけど、地震が起こってからはメインキャラクターでも容赦なく死んで
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エクソシスト(1973年製作の映画)

4.0

科学なんてそんなに万能なものじゃない。
自分の大好きなメッセージ。
12モンキーズのメッセージに通じるものがあった。

テーマソングや浮き上がるシーンは流石に笑ってしまった。
よくパロディーにされてる
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フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)

3.6

鬱々とした話だった。

デュポンに何故友達がいないかというと、生まれつき大金持ちである事による周りからのひがみなどというものではなく、
単に彼は話すテンポが遅いからだと思う。
デュポンの話してるシーン
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.5

ホラー映画もたまには、
と思い立って観てみた。

ホラー慣れしてない自分は40年前の映画でも十分お腹いっぱいになった。

製作された時代の影響か、ニューシネマのロードムービー的な様相が残っている。
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

5.0

自分が観た映画の中で一番泣いた。

観る前は絶対に水分をたっぷりとって、ハンカチもちゃんと用意して観ないと後悔すると思う。

劇中では笑えるシーンがいっぱいあったけど、何故か笑いながらポロポロと涙が溢
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.1

笑ってビビってときめいて、
費用対効果の高い映画だった。

自分の友達と久しぶりに再会してああなっていたらどうしようと少し不安になった。

誰もが持ってるような性欲や憎しみを時間が止まってしまった人間
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キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

3.8

この時期になると、marvelは一気にポリティカルな路線にシフトチェンジしてくる。

キャプテンアメリカは不器用だけどアメリカが大好きで、大好きだからこそ不正は許せないという、とても一途なキャラクター
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おとなのけんか(2011年製作の映画)

4.0

西洋人も喧嘩したら気取っていられなくなるのだなと思った。

ワンシーンしかない映画はやはりこれ以上長いと見てられないし、この中でもケイトウィンスレットの体調が悪くなったり、酒が入ったりして起伏があり、
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ザ・フライ(1986年製作の映画)

3.8

グロ映画初体験。

登場人物を徹底的に追い込んで、その先に見えるこの作品のテーマが、とても人間の、もしくは男女の真実を描いていて、実はとてもシンプルで古典的な話の構造だと思った。

しかも追い込まれて
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