なんだこの続編は……と、無理くりなおもてなし感にオイオイとなりながらも、装いケイリー・グラントルックのブレイク・ライブリーの姿を見ればたちまちヒョイヒョイとノせられる。素晴らしい。脚本は意外とヒッチコ>>続きを読む
見終わった後、旅してえええ!な三宅作品すぎる。とてもよかった。河合優美と海のシーンあたりはバキっている。三宅監督あるある、この映画の中に自分はいないんだとか不在感がほぼ皆無な自然や景色の現実みって冷静>>続きを読む
『フランケンシュタイン』と共にこちらも見ないとでNetflix再加入の今月。編集の妙で飽きずに見せてくれていてちゃんと見入るからすごかったわぁね…。劇中ある人物が「私は酔いやすいから画面を揺らさないで>>続きを読む
こちらもとてよかった。芸術の模倣が現実になる。芸術が現実を形づくり、世界の感じ方や価値観を先導していく。ポストモダン的でもあり、同時にとても人間的な希望でもある、素敵イオセリアーニ。
めっちゃいい。思わぬワンちゃんラッシュもたまらん。
人々の唐突なカメラ目線ドキリ。イオセリアーニ、切り返しもうまいんだよな。
リアムーーー!!(熱量)もだし、リアムに世界一クールな男として紹介されたジョン・スクワイアが長い髪で顔をほぼ半分覆し、視線を注ぐ先にはただギターがあるというのがもう…ね。世界一クールな男として参上。な>>続きを読む
テンションによってはぶん殴りたいくらいウザい夫を演じている佐野周二(褒めてる)が、今作も「甲斐性の無さの品格」みたいなものも持ち合わせているから厄介だ…そしてそれを余すことなく映し出す成瀬映画。あの微>>続きを読む
再見。お葬式にはエイミー・マン「Save Me」を流してください。久しぶりに見たが、過去一番で涙ちょちょぎれた。たぶん経年によって当時の自分よりも赦しというものを知った、もしくは知りつつあるからだと思>>続きを読む
再見。新作ですばらしい望遠シーンを見せてくれたので、今作のダノ×ボーリング場のシーンも見たいじゃないということで。これマリックで言うところの『天国の日々』ポジ的作品か。まぁあそこまでの狂いではないもの>>続きを読む
イイネ!至高の2作目を心ばかりにフィーチャーさせてくれて満足なのに、冒頭から暗示のブリュレが割れる!ガラス床も割れる!から怒涛の死を連続させてくれてありがとうが溢れたよ。脚本はツイストで見せてくれる…>>続きを読む
最高すぎる!映画として良すぎ。最高に好きでした2025年でベスト。支配的な世界の回転が地球の自転のように右に回るのならば、真逆に走ればいいじゃないと言わんばかりに反対のベクトルで走る!走る!人間。父と>>続きを読む
ソダバ×コープの座組でいけばKIMIの方が好み!ではあるんだけど、いい意味でワンシーンの高揚は一歩手前に、小気味良い編集によって副産物かのごとくクライム脚本が点から線へ繋がりこれはソダバ作だ…という感>>続きを読む
ぷくぷくの丸が浮かぶ緑の海かわいい。スライム質からガラス玉の質に変化!綺麗。跳躍は一瞬なのに引き伸ばしたような時間で永遠に刻まれる気がした、自分にとっても人々にとっても永遠であってほしい…終わると忘れ>>続きを読む
再見。エンドロール(奥歯ぼりぼりパーン!)はシリーズで一番好きなんだ。この心地よいチープさよ、尺まで最高。見返すとわりと車にまつわる死で統一されてるんだね。ラストの映画館大爆発は、実際に劇場で見たら最>>続きを読む
この状態が悪すぎるフィルムであえて見るのがよかった。音もルックもわりと荒削りで一発撮りみたいな作品だったが、たとえふと旅先に出ても物語が編めるという希望がある。アピチャッポンと共に旅したら涙が出る旅シ>>続きを読む
『柔道龍虎房』然り、金がただの紙として映る映画=良いの法則は確実になりつつあると思った。今作もそう。とてもよかった。所有や消費に還元されない景色や感情が作品の中に溢れていて、見終わったあとは感想という>>続きを読む
今作見た後だと、『ラッシュ/プライドと友情』が映画的すぎたんだなと思う(あれも好きだが)。レースシーンの満足度が高い。現役シーズン中の実走行撮影てすごすぎるでしょ。カメラ視点が多い&長めのショットで見>>続きを読む
あまりにも巨匠の映画すぎる!映画的な省略を使わずに時を体得させるキアロスタミ節、結果として現実の境目がぼやけるいつもの。小回りが利かない車で日常アクション域を広げる、カウリスマキ同様キャラクターに携帯>>続きを読む
再見。逃れられぬデスギミックがわりとシンプル化しており、素材のまま食えスタイルで他作と比べると手は凝っていないのでむーんとはなるが、2011年時点を疑う豊かな3Dの見映えでおもしろ作品に昇華している。
再見。日サロ丸焦げシーン、あのマシンから棺桶に切り替わるジャンプカットがやはり大好きでたまに見返してしまうので、そのシーンで一時停止されててわろた。
再見。2が一番好きよ…!ハイウェイ大事故のシーン、あの予感タメをたっぷりとってからの惨劇は一瞬!が最高。元々スタントマンだったからか、物理と肉体のアクション演出がうまいのもちょっと納得の。キング先生の>>続きを読む
南京錠が映るシーンの唐突さ、状況を理解するまでの時間…震えたよ。見終わりすごく沈んだ気分になるも…、言葉を放つ以上に受け止めることが優位、ドキュメンタリーの根本の姿勢みたいなものがまずは存在することを>>続きを読む
10月新作に備えてシリーズ復習再見スタート。なんかもうニュー・ライン・シネマのロゴといえばこれでしょうになりつつある個人的に思い入れありすぎる1作目なので、冒頭からテンション上げ。2作目に比べれば脚本>>続きを読む
ジャームッ臭ただよう。愛で韻が踏める夜が終わる……今宵の月が一番大きかったのか。時系列をいじくることはそんなに好ましくなくも、結果的には真実を排した先に美しさがあるような構成だと思った。そして私はアン>>続きを読む
デュピューの壮大コントだ。露悪的なタメが長い分、あの表情にたどり着いた時、まさかのアンビバレントな感情になり困惑する。すげい。
このレビューはネタバレを含みます
愛を創造ではなく破壊で示す作品はもれなく好きなので(J・Cオーツさんラバー)、こちらも好きでした。よく聞く「あなたに出会わなきゃよかった」の台詞、たとえば従来のヘテロ同士のラブストーリーで放たれるそれ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
再見。4K版、キター。いや、数年前に見た時とかなり印象ちがって驚いた。飄々と立っていそうで十分に空気を含んだペ・ドゥナの横顔には変わらずに郷愁と愛を感じる。「意味なんてないよ」という返答こそ、今も求め>>続きを読む
んん、よかったではないか…坂元裕二の作品ではかなり上位。『最高の離婚』に通ずる、結論は変わらないが過程を諦めないスピリッツで駆け走る。それゆえに、SF脚本には支障は出ているものの(BTTFをタイムスリ>>続きを読む
原作『Where Are You Going, Where Have You Been?』は、自分的超ド級の傑作でこれを見るのが怖かった。この物語は、結末の余韻も含め、女性が男性から受ける静かな加害を>>続きを読む
普通に現在の自分もビンタされるやつで、ある意味ティーン映画の枠ではない。ローレンスのI love you.タイミングが心痛すぎて、目を閉じる…。あれだ、花束〜の麦が「結婚しよう」とクソ最悪なタイミング>>続きを読む
ダニー・ボイルもA・ガーランドも苦手寄り。ので、見逃していたがせっかく28週後…も見たしで腰上げて見てみたら意外にも面白くてすごいー。そしてかなり独特だ…。中盤まではLoUのドラマシリーズやってほしい>>続きを読む
メタメタにメタ。構造は好きだが、倫理的にアウトなジョークは今回は普通に戸惑う。ダリが住んでたお家ブニュエル『エル』の建築と似ている!
え、このお方は…イモプーー!?ずる。やばい。うっかりイモプーのみに言及してしまいそうだ。かなり楽しめました。背後にゾンビ来てるよ!が特段ないカットなのに、イモプー画面右下に置いた謎のドリーズームあって>>続きを読む