taazanさんの映画レビュー・感想・評価

taazan

taazan

映画(2825)
ドラマ(102)
アニメ(0)

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.6

男性版の『人魚姫』。

この監督だけに、不気味な怖さがありそうで嫌遠していたけど、意外と軽快で楽しめた。

隣人の画家や同僚のゼルダの存在が◎。

バルカン超特急(1938年製作の映画)

3.6

コメディ風で緊迫感ゼロだけど、第二次世界大戦前の作品だから、色々と意味深なストーリーで楽しかった。

列車内でのミステリーはワクワクする。

ティル(2022年製作の映画)

4.0

凄い殺し方。リンチのシーンが無くて良かったけど、遺体がその酷さを物語ってた。

普通に考えて異常者の犯行。リンチ犯の奥さんも自意識過剰のソシオパス。南部には行きたくない。

ボボ。怖くて、痛くて、苦し
>>続きを読む

トゥループ・ゼロ~夜空に恋したガールスカウト~(2019年製作の映画)

3.3

ヴィオラ・デイヴィス目的で鑑賞。

仲間はずれ達が個性を生かして団結していくのが可愛いかった。

インビジブル・ゲスト 悪魔の証明(2016年製作の映画)

3.5

途中で気付いちゃったなぁ。

『配役が変われば見方も変わる』
同じ出来事をドリア版とローラ版で繰り返されてから、転がるように真相が明るみになってくる。

ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

3.9

ヨークシャーの牧場を1人で切り盛りするジョニー。母は昔に出て行き、病気の父は無愛想で、祖母は何かと小言ばかり。
荒れた性格のジョニーだけど、実家を見捨てず、黙って父の介護をする優しさもある。

神様が
>>続きを読む

未来を乗り換えた男(2018年製作の映画)

3.1

時代設定もよくわからないし、ゲオルグが何から逃れようとしているのかも曖昧。

最大の謎はマリー。何がしたいのか・・・
男の人を取っ替え引っ替え利用している割に悪びれていないし、短期間で長年の恋人みたい
>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.9

面白かった。
全体的に悲観的だけど、音楽も映像もオシャレで、皮肉を効かせた会話が上質。

黒人をステレオタイプで定義する社会に抵抗する作家。トラッシュ文学で有名になる事を嫌い、抗う姿が滑稽。長いものに
>>続きを読む

フランス組曲(2015年製作の映画)

3.2

ブルーノのリュシルへの思いは伝わるけど、リュシルはブルーノを信用していない感じがして、悲恋物語には思えなかった。

ドイツ占領下のフランスなのに英語なのが残念。

アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

3.8

破茶滅茶。
キャストは常にテンション高めで、音楽隊が奏でる音楽や、爆撃の爆発音が賑やかすぎて、ついていけない。

『昔あるところに国があった』
今は無きユーゴスラヴィア出身の監督が、祖国を想い作った映
>>続きを読む

ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

3.4

人気レストランの賑わいや忙しさに臨場感があって、ライブで見ている感覚。俳優さん達の演技も凄く自然。

ただ、90分ワンカットで撮影する事に意識し過ぎたのか、ストーリーがいまいち。

ナイチンゲール(2019年製作の映画)

3.0

酷いシーンが多くて、しんどい。

白人がアボリジニ、女性や子供までも平気で殺して好き放題していた時代。腹が立ち過ぎるので、精神的に良くない映画。

サブウェイ・パニック(1974年製作の映画)

3.8

リメイク版も好きだけど、オリジナル版の方が善と悪の区別が単純で面白かった。
往年の映画っぽいラストのシーンがカッコ良い。

ただ、人種差別・女性蔑視の表現が多くてビックリする。

アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台(2020年製作の映画)

3.3

恥ずかしながら『ゴドーを待ちながら』の戯曲を知らなかったので、囚人の感情が分からなかった。

結局、待つだけでは幸せにはなれないって事?

文学で人生観が変わるぐらい熱くなれる人達を尊敬する。

ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

3.2

ティッシュとファニーの純愛と人種差別を柔らかく描いた作品。

2人の愛の軌跡の回想シーンが多くて、なかなかストーリーが進まない。

タイムリミット(2003年製作の映画)

3.6

疑わしい証拠を回収するために、奔走する警察署長。
絶対的不利な状況にハラハラする。

犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.0

期待していたより面白かった。
ワンちゃん達が可愛いのと、少年アタリの勇気に感動した。

日本の描写に違和感があるけど、馬鹿にした風では無いし、色々と調べて描いているので好感がもてる。

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

3.2

必要に応じて、色々なジャンルの音楽を無表情に演奏をしている姿が滑稽。

悪徳マネージャーと唯一の追っかけファンが異常。

ブルース・ブラザーズが観たくなる。

ウーマン・キング 無敵の女戦士たち(2022年製作の映画)

3.8

女戦士アゴジェ達がハカみたいに舞う姿や、戦闘のシーンが迫力満点。

黒人が黒人を奴隷として売っていた時代。身体にも心にも傷を負って戦うアゴジェが格好いい。

冬時間のパリ(2018年製作の映画)

3.2

今の時代の風潮をドラマ仕立てで論じている感じ。
ホームパーティのシーンが多いのと、罪悪感もなくW不倫をしている夫婦が印象的。

邦題のつけ方に問題があると思う。

閉ざされた森(2003年製作の映画)

3.4

軍の闇を暴く法廷ものかと思ったら、正義の特殊部隊話だった。

話が二転三転するので、把握するのが大変。

ヴェラ・ドレイク(2004年製作の映画)

3.4

女性を助けるために、違法に中絶を施してたヴェラ。

無欲で、万人に対して思いやりがあり、優しい妻で母なのに、中絶を施術する過程が淡々としていて、術後のケアもしないのが意外。

ヴェラ自身の過去が描かれ
>>続きを読む

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

3.0

社会問題を問いかける軽いタッチの作品。

主人公のステュワートが何を考えているのか分かりづらいのと、刑事の息子を使いきれていない感じとか、諸々、中途半端。

結局、弱者を助ける白人の映画。

デンマークの息子(2019年製作の映画)

3.9

難しい問題なので、どう受け止めて良いのか考えさせられる。

極端な考え方は危険で、ナチスみたいな世界を、また、作りかねない。移民を受け入れるのは寛容に思えるけれど、制度を整えてないから、国民と移民に不
>>続きを読む

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.8

震災から生き残っても、生き抜く事が難しい社会を見せられた。
不正受給者を無くし、生活保護を本当に必要としている人に行き渡る社会になるには、一朝一夕では難しい。

阿部寛と林遣都のセリフが聞き取りにくい
>>続きを読む

ドッグ・ショウ!(2000年製作の映画)

3.1

飼い主達がエゴ丸出しで呆れるけど、ワンちゃん達が可愛いし賢くて楽しめる。

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.2

ワンちゃん目当てで鑑賞したのに、出番が少ないし、殺戮ばっかりでグロすぎる。

バード(1988年製作の映画)

3.5

伝説のジャズマン、チャーリー・パーカーの伝記映画。
3時間弱、ほぼジャズのセッションが流れるので、ジャズ好きには堪らないかも。

奥さんの髪型で過去と現在の区別はつくけど、結構、頻繁に回想されるので難
>>続きを読む

アウトフィット(2022年製作の映画)

3.6

紳士服店だけで展開するので舞台劇みたい。

最後、もう少し化けてくれたら面白くなったのに・・・『ユージュアル・サスペクツ』のカイザー・ソゼを思い出した。

ある男(2022年製作の映画)

3.8

静かな映画だけど、衝撃を受ける展開もあって、なかなかサスペンスフルな人間ドラマだった。

世間のしがらみを捨てるため、他人の人生に成りすまして生きていくのって、どんな気持ちなんだろう。解放されるのかな
>>続きを読む

ペトルーニャに祝福を(2019年製作の映画)

3.7

ペトルーニャには同情できない言動がありすぎて、応援しにくい。

確かに伝統儀式に女性が参加できないとか意味不明。だからペトルーニャの規律無視で幸せを求める行動はスカッとする。

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(2013年製作の映画)

3.5

出演者は一人。車の中の電話のみで最後まで突き進む。
全てを捨ててまで、正しいと思う事を実行する主人公だけど、もう少し上手い方法がある気がする。
ワン・ナイトの代償が大きすぎる。

ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

3.7

愛する人の最期を見送りたいだけなのに、警察を含め、遺族から酷い仕打ちを受けるマリーナ。

それでも気高く前を向いて歩き始める彼女が最後に『Ombra mai fu』を歌うシーンで、オルランドへの愛がわ
>>続きを読む

スペースマン(2024年製作の映画)

3.5

コメディを期待してたんだけど、静かで心理的なドラマだった。

孤独になって初めて自己猛省するヤクブ。
ヤクブを静かに支えるイマジナリー・フレンドのハヌーシュ。
見た目はタランチュラだけど、何故か次第に
>>続きを読む

緑の香水(2022年製作の映画)

3.0

コメディー要素もサスペンス要素も中途半端で退屈。
ヒッチコック映画のオマージュ的なシーンが多々あり、それなりの雰囲気はあるんだけど・・・残念。

帰らない日曜日(2021年製作の映画)

3.9

静かで哀しいストーリー。

戦争で子供達を失った3家族が、何もなかったかのように振る舞う姿が気高くも憐れで、ドキドキする。

メイドのジェーンと貴族のポールの関係も、クールだけど儚くてハラハラした。

>|