muscleさんの映画レビュー・感想・評価

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妖怪の孫(2023年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

一水会のメンバーだったり、三島由紀夫関係者だったり、そこ!?みたいな人たちが答えているのが面白い。あと岸信介について普通に勉強になった。そして何よりガビガビの画質のアベノミクス関連よりも、フィルムで撮>>続きを読む

イサドラの子どもたち(2019年製作の映画)

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こういうスタンダードに日付のカウント…諏訪監督っぽいドキュメンタリータッチな上にコンテンポラリーダンス…、ヤラシさしかないんだけどハズすんじゃなくてド直球で、逆にオッケーみたいな清々しさ。第3話が一番>>続きを読む

マイ・ファースト・ミスター(2001年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

リーリー・ソビエスキーにはゴスをやめないで欲しかった。本当にいい映画だったと思ったけれど、やっぱりマトモになってしまう。『こいびとのみつけかた』はこういう非性愛関係を力技で成立させようとしてる辺り、め>>続きを読む

ブラックライダー(1986年製作の映画)

5.0

バカおもろすぎてビビった。

渡辺信一郎っぽい冒頭。ラストの肉弾戦カッティングといい『天国の扉』の元ネタ感がすごい。
ナンパを聞いているだけのカッティングがずっと気持ちいい。「努力は認めるわ」出会いの
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

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ごめんね画面から出られないの 私は2次元の女の子どんなに気持ちが高ぶっても貴方に触れられない。カジュアルなテレホンセックスと優しそうなレンズフレアとささやかで皮肉交えたセクシーなポエム。テレンス・マリ>>続きを読む

はい、泳げません(2022年製作の映画)

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正直かなり期待したというか、矢口史靖監督っぽさもありつつマーク・ローレンス映画みたいなロマコメかと思いきや後半でぜんぜん邦画になっていてかなり萎えた。ポスターがバズっていて、あの『フレフレ少女』の…!>>続きを読む

いつか、いつも……いつまでも。(2022年製作の映画)

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玄関を出入りするDJ松永、僅かな動きだけで運動神経良さそうだなと思った。

独裁者たちのとき(2022年製作の映画)

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チャーチルが表情豊かでグッとくる。このコンセプトでもっとシャバい映画たくさんみたい。青年期の独裁者たちが林間学校に預けられてFGOな青春送るモーターサイクルダイアリーズ的な映画とか……。こんな神が見る>>続きを読む

Single8(2023年製作の映画)

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普通にメチャクチャ勉強になるしこんな映画に(?)高石あかりがヒロイン役で出ている。現像代300円とかだった時代に行ってみたさはあるけれど、その時代でもリバーサルフィルムはメチャクチャダルそう。

なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

演技ができない、喰わせ者になれないことを嘆いている主役だが、ものすごく演技をしている。例えば車内で無所属で出馬を表明した後のあの長く長く、近い沈黙とか。映画で見せられるとなんとなく納得できる精度に見え>>続きを読む

バーバリアン(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

結局老人気持ち悪いホラーでしかなく、構成だけでしかないじゃーんってなったけど、そんなに嫌いではない。荒廃した町のヒキになった途端イキイキとしている。それでも地下世界のディテールやら、そもそもの怪物ディ>>続きを読む

逃げきれた夢(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

インタビューされているときのゴダールが「話している俺を撮るな、それを聞いている人々を撮れ、それはずっとずっとサスペンスだ」みたいなことを言っていたが、本当にこの映画はずっとそう。この言葉を言っている時>>続きを読む

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

Gレコを見ればわかるけど、これは富野由悠季のいいところでも悪いとこでもあるんだけど、異世界で変なことが行われていてもそれがこの世界と同じくらい変だとも限らないから奇異な反応を入れたりしない。その自然さ>>続きを読む

リゾートバイト(2023年製作の映画)

1.0

伊原六花さんすごくいい。この手の映画を見ても本当最近の女優をカタログ的に見るみたいな楽しみしか見出せなくて、だからこそラストの佐伯日菜子のアップが嬉しい。

DASHCAM ダッシュカム(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

期待値が低かったからか、とてもとても面白かった。スプリーもそうだけどこの手のジャンル映画になると極端にゆるくなってしまう。 でもこの映画はpovとかにありがちな深刻さがとにかく全くないから展開が早い。>>続きを読む

サムシング・イン・ザ・ダート(2022年製作の映画)

5.0

コワすぎ!最終章をアメリカがまたしても低予算でやってる感じ。こういう映画に本当に弱い。ロックダウンの性犯罪者の陰謀論って、マジでどうしようもない話なんだけど『ピクセル』の地下陰謀論者たちがそのままバッ>>続きを読む

テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)

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ヴィアゼムスキーの顔が本当に市川実和子に似てる。つうかzipperとかの顔。こち亀みたいなラスト。パゾリーニって一番もう見なくてもいい映画作家って思っちゃう。

私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

ずっと前から見たかったけど、マジで大したことなくて配信でよかった…となった。オルガ役の女優がそれっぽい体当たり演技で色々やってるだけでモノクロも本当にただモノクロでしかない。ラストカット、しょーもなさ>>続きを読む

タイムトラベラー/きのうから来た恋人(1999年製作の映画)

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89年でもいいくらいの牧歌的な企画なんだけど、主人公よりも愛らしく撮られてるクリストファー・ウォーケンが嬉しい。ラストで地下から甦った陰謀論者として不穏なラスト。ギリギリ99年カルトとして素晴らしい出>>続きを読む

ぼくのおじさん(2016年製作の映画)

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まさかのハワイ編までが神保町〜お茶の水映画。神保町の田村書店の2階行ったことない! 原著求めてそこまで行ってるから理にかなってはいる。大西利空くんの可愛さに+0.5点してあげたい。誰の何向け映画なんだ>>続きを読む

君のためなら千回でも(2007年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

凧バトルが全部CGなのは残念だけど凧からの切り返しがある。しかもそれによってツーショットになるっていう。凧映画は凧からの切り返しがあるかどうかにかかっている。マークフォースターがこんな複雑な映画撮って>>続きを読む

HOMESTAY(2022年製作の映画)

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評判よりもずっと悪くない。
屋上に1人座ってこちらを睨む、天使よりも天使してる八木莉可子のカットが良すぎるし、山田杏奈とのマスゲーム切り返しも瀬田なつきの雰囲気たっぷり。邦画でこのキャストで、渡辺大知
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

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シチリア島とのことで前2作よりもずっとずっと渋い作り………かと思いきや脚本は妙にチープでそこまでのめり込めなかった。デンゼルワシントンとダコタファニングってトニスコ『マイ・ボディガード』なんだけど、フ>>続きを読む

マック(1988年製作の映画)

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結構衝撃かつ、当時でしか許されてないラスト。藤子不二雄の流血鬼というか、ボディスナ的な……(ぜんぜん違ったらすいません)。この手の映画ってペプシが多い中、マクドナルドmeetsコカコーラで障害者の少年>>続きを読む

オペラ座 血の喝采 完全版(1988年製作の映画)

5.0

最後、なんか眩暈がしそうなスイスの風景+メタル追いかけっこで拷問とか全部吹き飛んだ。ダリオ・アルジェントで一番好きだ。

トリとロキタ(2022年製作の映画)

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画面に不穏なエッセンスはあるんだけど、2人の表情はどこかユーモラスで、それでいて生真面目さがずっとあるのが悲哀を誘う。大麻工場の組織化っぷりとか、あの高速道路でオレオレ詐欺を車中で行いながら大便して死>>続きを読む

かがみの孤城(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

丸尾みほ脚本の原恵一作品ってどうも…と思っていたけど、これは絶賛もできないし、酷評もできないくらいの微妙さ。カラフル以来の(?)清々しいイジメホラーっぷりが岡田麿里よりもずっとずっと推せるけど。どこら>>続きを読む

アイム・ノット・シリアルキラー(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

まさかの全編16mm撮影のSF?青春?サスペンスホラー。雪と蒸気に光が反射するカットが多くて、それでいてもったいぶってもおかしくない雰囲気なのにほぼ説明しないラストまでガンガン展開するのが嬉しい。タイ>>続きを読む

Dead Before Dawn 3D(原題)(2012年製作の映画)

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スコットピルグリムとかショーンオブザデッドとか…あの年代特有のポップなゾンビギャグコメディ?
ちょっと違うのは全編ナチュラル3D撮影であること。女性監督による初の3D映画らしい。特典やらメイキングがめ
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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

5.0

アメリカを横断する映画をアメリカで撮影せずに撮ってしまう出鱈目さ。ギャスパー・ノエ並みに3Dマナーを守ろうとするジュネ。もうゴリゴリだよって言ってこれ以降本当に3Dを撮ってないけれど、それ故か3Dのや>>続きを読む

SOMEWHERE(2010年製作の映画)

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初見。ローファイな笑いかと思いきやぜんぜん普通に笑って泣けて感動な物語で、金獅子賞感が伝わってくる。アンチスペクタクルっぽく見せながらフツーに面白い感じ。エルファニングの起用は『ピクニック at ハン>>続きを読む

スランバー・パーティー大虐殺(1982年製作の映画)

5.0

これしかないというショットの連鎖が最高に気持ちいい。タイ・ウェストの『The House of the Devil』とかほぼこれじゃんとずっと思っていた。あの映画に出ていたグレタガーウィグとエイミー・>>続きを読む

アクアマン(2018年製作の映画)

5.0

クトゥルフ3Dをやるぞ!っていう気概がほんと素晴らしい。ラッセン=パチンコみがある爆発のオンパレードも目に優しく"ない"のがとても嬉しい。この規模の映画の癖にフレーム外からの爆発だったり落下によってだ>>続きを読む

デ ジャ ヴュ デジタルリマスター版(1987年製作の映画)

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期待度100で臨んだのに、ラストのフォギーみが薄れ、輝きも薄れているように感じた。Bunkamuraに『海がきこえる』を見にきたけど、満杯だったカップルたちがこちらに流れ込んできていて、その光景のほう>>続きを読む

デジャヴ(2006年製作の映画)

5.0

歯磨きしてるデンゼルワシントンのくだりの豊かさ。あの逞しいデンゼルがなんかコインランドリーの洗濯機の中みたいなところに体育座りをする愛おしさ。編集のガチャガチャ速さが物語の速度とずっと合致している。5>>続きを読む

ジャングル・ブック(2015年製作の映画)

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空虚なスペクタクルってこの映画のレビューに爆笑して、それ以上に面白いものはないと思った。ラストのアクションもどう考えてももっと面白くできるはずなのに、ならないし、西田敏行が吹き替え担当しているキャラク>>続きを読む

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