一方的に「黒人差別をする白人がダメだ」という描き方になっていない点に好感が持てる。
超弩級の飛行船に天空の城とワクワクさせすぎる要素たっぷり。空から女の子が降ってくるなんて天才的な出逢いのシーンだよ。
なんかそんなに印象に残ってるわけではないのに、ある時バーでこの映画が流れてて、「あ、『バッファロー66』だ」って気付くほど映像の作りが上手い。
公開時の小学校入りたての自分には難しく、気持ち悪いという印象から敬遠していた作品。随分経って中学生くらいに改めて見て、そんなストーリーだったのかと感動した記憶がある。
前情報なしで観たけど、観ていて『アンダーグラウンド』っぽいなと思うほど監督の色が強い。
「漫画版と比べると〜」なんて言葉は無粋。映画の尺に収めなければならないことを考えるとこれで十分名作。