ko0さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ko0

ko0

映画(1332)
ドラマ(0)
アニメ(0)

MERU/メルー(2014年製作の映画)

4.5

山の日ということで。
『フリーソロ』のジミー・チン監督。
こちらが第一作目で『フリーソロ』が第二作目ということで作品としての完成度は『フリーソロ』の方が高いと思う。
それでも本作も素晴らしい出来。根本
>>続きを読む

おとうと(1960年製作の映画)

4.0

幸田露伴の娘、幸田文の同名の小説が原作。

落ち着いた色合いながらコントラストの強い映像が圧倒的にカッコイイ。

岸惠子、川口浩、田中絹代、森雅之と演者たちの演技も見事。

放蕩息子とその姉ということ
>>続きを読む

ロッキー3(1982年製作の映画)

2.5

ハングリー精神を失ったロッキーがミッキーの死を乗り越えて再起を図る。主人公が国民的ヒーローってのはこの手の映画にしては珍しいように思う。

最近のこの手の作品なら、もっと一戦目を序盤にやって、そこから
>>続きを読む

茄子 アンダルシアの夏(2003年製作の映画)

4.5

コロナでなければ今頃スペイン旅行してアンダルシアに行ってたのになあということで、代わりに本作を。
もっとも行きたかったアンダルシアは本作に描かれる荒野ではなくてグラナダだとかの市街地だったけど。

>>続きを読む

The Present(原題)(2014年製作の映画)

4.0

作品時間4分(スタッフロール除くと3分強)っていうのは短編作品の中でもかなり短い方なのでは。その中にしっかり起承転結を描いているのが上手い。

Hair Love(原題)(2019年製作の映画)

3.5

髪型をテーマにしたリアルテイストなショートムービー。女の子の髪型にこだわるところに主眼を置く着眼点が面白い。個人的にはお父さんの腕にタトゥー入ってるのが良いと思う。

猫とピットブル/キットブル(2019年製作の映画)

3.5

ただただ可愛い。
ストーリー的には動物愛護でありがちな感じ。

デスティーノ(2003年製作の映画)

3.0

サルバトール・ダリ×ディズニーというすごいコラボ作品。
もともと1940年代に企画されたがWWⅡで製作が中断して、50年以上の時を経て2003年に完成したというなんとも壮大なエピソードを持った作品。
>>続きを読む

ストリート・ミュージック(1972年製作の映画)

3.5

カントリー調でサイケデリックな音楽と映像。一日中この作品を観ていたらたぶん精神的に良くないことになりそう笑

シロッコ(2016年製作の映画)

3.0

ピクサーよりもリアルな写実的かもしれないアニメ。さくっと見る分には良い。

ボトル戦争(2016年製作の映画)

3.0

これまた独特な描き方の短編アニメ。
メタファーというには表現がちと安易かなあ。

銀河の魚~URSA minor BLUE~(1993年製作の映画)

3.5

柔らかい短編アニメ。
久々に台詞のある短編アニメを観たような。
『耳をすませば』で雫が作った小説を彷彿とさせるファンタジー。

家族(1970年製作の映画)

3.0

1970年の日本が舞台。長崎から北海道へ移住する家族。邦画においては典型的なキャラクター。ダメな夫にしっかりした妻に普段はぼーっとしてるけどここぞという時にしっかりしたおじいちゃん。こういう「理想の妻>>続きを読む

フーガ(1999年製作の映画)

3.0

アニメというよりアート。ただ芸術が爆発しすぎてて難解。絵は好き。

78回転(1985年製作の映画)

4.0

アコーディオンと短編アニメってどうしてこうも相性が良いのだろう。
モダンなポスターみたいな独特な絵の感じも不思議な感じで良い。

岸辺のふたり(2000年製作の映画)

4.0

10分弱のセリフなしの短編アニメ。
岸辺と自転車で人生を描いていく。
こういうシンプルな映像の中に味わい深いストーリーを入れるってやっぱ魅力的だよなあ。
アコーディオンの音色も良いスパイスになっている
>>続きを読む

つみきのいえ(2008年製作の映画)

5.0

アカデミー賞を受賞したことで知られるセリフなしの短編アニメ。
たった10分程度だけど、めちゃくちゃ感動。こう響くのが、こういうどこにでもありそうな良き家族というものが、少なくとも自分には起きないと知っ
>>続きを読む

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

2.0

日本や韓国のドラマ系で完全に自分の好みからは外れてた。
ドラマにありがちな恋愛要素はないけど、さむいギャグ連発系のコメディ。ドラマが好きな人は好きそう。
韓国映画ってバイオレンス系は好みだけど、前情報
>>続きを読む

東京オリンピック(1965年製作の映画)

5.0

本当なら今頃オリンピックだったなあということでせっかくなので1964年東京オリンピックのドキュメンタリーである本作を鑑賞。

東京オリンピックが開催された事実は現代史の情報としては当然知っているが、そ
>>続きを読む

ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(2018年製作の映画)

2.5

ずっとスベってて苦痛。
ストーリーも何をしても上手くいかない主人公の少しの成長と成功を描くという典型的な流れで、この手のストーリーは見ていてどうせ最後は上手くいって大団円になるんだろうなと思ってしまう
>>続きを読む

秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.0

小津安二郎らしい『晩春』、『麥秋』のような父と婚期を迎えた娘を描く小津の遺作となった作品。

かつての大家族で過ごしていた時代と、徐々に現代のような核家族化へと変わっていく変遷も感じる。

『晩春』、
>>続きを読む

緋牡丹博徒 花札勝負(1969年製作の映画)

4.5

やっぱり加藤泰監督はカッコいい映像を撮る。ストーリー自体は前作までと大差はなく典型的な任侠映画だが、映像がめちゃくちゃカッコいい。一つ一つ重みを感じる。

ハウリング(2013年製作の映画)

4.0

ショートショートみたいな、世にも奇妙な物語みたいな。アイデアをシンプルに活かした作品。

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

2.0

インスタというかMVというか。
オシャレっぽい映像だけど不思議とかっこいい映像とは全く思えない。
ストーリーもとくに際立つものはない。
久々に大変長く感じた映画だった。特にやっと終わりかと思ってから後
>>続きを読む

明治侠客伝 三代目襲名(1965年製作の映画)

4.0

やっぱり加藤泰の映画はカッコ良い。神戸港の工事のシーンで工事と現場を指揮する鶴田浩二をオーバーラップさせるところ以外は全編にわたってカッコ良い。
冒頭の祭りのシーンやラストの電車のカットなど本当に独特
>>続きを読む

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

4.0

長年追い続けた指名手配のテロリストを攻撃できる絶好のチャンス。しかしこのテロリストを爆撃すると、近くにいる民間人の少女にも危険が。撃つべきか、撃たざるべきか。

緊迫感のある軍事的な選択を迫られる様を
>>続きを読む

資金源強奪(1975年製作の映画)

4.0

「ふかさくきんじ」の実録ヤクザ映画風コミカルクライムサスペンス。
北大路欣也が主演を務め、梅宮辰夫ら名優が彩る。

「一般の人表出てもらおうか」「なんやお前ら」「いや、一般の人表出ぇ言うて」「なんの一
>>続きを読む

緋牡丹博徒 一宿一飯(1968年製作の映画)

3.5

矢野竜子a.k.a緋牡丹のお竜 第二作
(言いたいだけ)

本作では藤純子が菅原文太に仁義ある戦いを挑む。
(言いたいだけ その2)

本作のボスキャラの笠松(天津敏)に暴行された「私は汚れたんです」
>>続きを読む

沓掛時次郎 遊侠一匹(1966年製作の映画)

5.0

素晴らしい。傑作。

総集編みたいな目まぐるしいハイテンポな展開だが、決してストーリーを端折ったような分かり難さはない。
渡世人の漢らしさ、ヤクザの世界の仁義のカッコよさ。頭も切れて腕っ節も立つ、本当
>>続きを読む

野菊の如き君なりき(1955年製作の映画)

4.5

名作。戦前の信州を舞台としたもの哀しい恋愛映画。

ティーンの男女が、こんなにも村中でいじられ、身内からいじめに遭うってそんな時代だったのね。本家と分家の身分の違いが原因なのか、日本のロミオとジュリエ
>>続きを読む

ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.5

女性大統領候補とスタッフのラブコメ映画。相変わらずシャリーズ・セロンが米倉涼子にしか見えない。
典型的なラブコメだけど、典型的な故に心地よい。ラブコメは典型的なのが良い。

「デートはするの?」と聞か
>>続きを読む

竜馬暗殺(1974年製作の映画)

4.0

幕末の近江屋事件を70年代風の味付けで描くユニークな作品。
「内ゲバ」なんて言葉も出てくるように、70年代の学生運動の影響が透けて背景に見える。
ATG作品らしいアーティスティックな時代劇というのが良
>>続きを読む

龍の忍者(1982年製作の映画)

2.5

まさにB級。深夜に観て途中で寝落ちするタイプの映画。
アクションは派手。クオリティも高め。

めし(1951年製作の映画)

4.0

平凡な夫婦。ハタから見たら幸せそうな美人の奥様。その実、決して悪い人ではないのだが家庭に無関心で鈍い夫との関係性に思い悩む。その上、ビッチな夫の姪が家出してやってきて…。現代にも通ずる女性らしい作品。>>続きを読む

愚か者 傷だらけの天使(1998年製作の映画)

3.5

前作よりも映画として完成度が高い。
非合理でめちゃくちゃ非常識だけど根は真面目、みたいないかにもドラマ的なキャラクターが好みかどうか。私はそういうキャラが嫌いなのでイマイチ肌に合わず。それでも映画とし
>>続きを読む

KAMIKAZE TAXI(1995年製作の映画)

4.5

スタイリッシュでバイオレンスでちょっとコミカルで。
社会風刺も効いていて、昔の劇画漫画みたいなストーリー。
こういう映画は好き。