SeiyaItoさんの映画レビュー・感想・評価

SeiyaIto

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ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

4.6

いつか観ないと、と思って数年経ってしまった。
なんでもっと早く観なかったのか。
終わり方含め、とにかく全て好きだな。

良いところはたくさんあるけど幾つか抜粋

・ジョゼの家の窓の磨りガラス越しの演出
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

同じヨアキム作品の「テルマ」が大好きなので逆に不安だったが、こちらもかなり好きだった。

・男目線だからか、主人公の女がとにかく腹立つ!でもそれが良い。自分は人生の脇役にしかなれない、と嘆くユリヤ。フ
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徒花-ADABANA-(2024年製作の映画)

4.0

地味SF好きとしては、非常に好きな映画だった。
整合性を求める人にはあまり向いてない作品だと思う。

全体的にどんよりした陰鬱な空気が流れている。それを切り取るシネマトグラフィーが美しい。是非ともフィ
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

1.5

ジョーダンピールとジョーダンピールを足して2で割った映画
トーンや演出は好きなんだけどなぁ

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.0

推理系サスペンスの脚本としては大正解。かなりエンタメだけど、ちゃんと面白い。映画のルール的なのに則っているんだろうか。

飛び抜けた演出のようなものは感じなかった。逆にいうとかなり王道を行ってる感じ。

blue(2001年製作の映画)

4.3

ライティング、カメラワーク、最高です。
あどけない女の子を耽美に描くならこの映画だなと。
キャスティングもセンスに溢れてる。

個々の演技はそこまで拘っていないが、2人の間に発生している社会的関係性は
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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.5

久々に映画でちゃんと泣いた!これはサイコーだ。

とにかく芝居が良い。男社会で育つ父親の、細かな所作まで説得力がある。電話の置き方、目の泳ぎ、座り方など

あと衣装も凄くいい。シャツはいつも胸元が開い
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回路(2000年製作の映画)

-

超ハイコントラスト 表情ほぼ見えない。
人間は見えない,分からないものに恐怖を覚えるんだなと痛感する。

序盤のカフェの窓に貼られた赤いロゴがデカい首吊りフック🪝みたいに見えてなんとも不気味だった。黒
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関心領域(2023年製作の映画)

3.8

グレイザー作品なので見ておかないと、と思い鑑賞。退屈ながらも示唆に富んでいて新しい視点で楽しめた。正直ショートフィルム尺の方が良いと思ったけど。

グレイザー特有の視点を変容させる手法は黄金期のMV作
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ソナチネ(1993年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

とにかく絵が綺麗。赤のフリスビー、青い海、緑の草原…

なんてことない小屋を写しただけなのに、なぜあんなにも憂鬱で小気味悪い感じに撮れるんだろうか。

衣装、とても良い。次に沖縄に行ったら絶対に白シャ
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胸騒ぎ(2022年製作の映画)

1.4

このレビューはネタバレを含みます

北欧ホラー好きなので期待していたけど全然面白くなかった。頑張って面白いところを探したけど見つからない…。

ただ、パトリック夫婦の絶妙なモラハラ感は見てるこっちも惑わされて心地良かった。なんかいい奴な
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

核爆弾を作った男の半生。
最初は小さな部屋から始まった量子力学の授業だが、気づけば人だかりに(ここの見せ方が上手い)
やがてその技術が兵器として扱われていく。
遠い国の出来事かと思いきや「日本」という
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キングスマン(2015年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

男の子のロマンをストレートに詰め込みました、の映画。
変形する武器, 隠し扉, アクロバット銃撃戦, 時限爆弾のハッキング…
多少ストーリーが強引でもそういった要素を見せつけていくスタイルは凄く良い。
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.0

長い悪夢。比喩じゃなくて本当に長い。3時間ある。
とにかく映像のイカれ具合が最高だけど、虚構すぎてあんまり好きじゃなかったな。ミッドサマーの方が好き。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

2.0

サスペンスだと思って観たらかなりの会話劇だった。大胆な演出も盛り上がりもない。それでいて美しい映画は勿論たくさんあるんだけど、あんまりそういう感じでもない。。
自分は雪山の画が無条件で好きなんだけど、
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