teraoxさんの映画レビュー・感想・評価

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シンシン/SING SING(2023年製作の映画)

3.3

典型的な刑務所モノというか、最初反発してた元ギャングのヤツも徐々に演じる楽しみに目覚めるとか、演劇のリーダー的な主人公が色々な事情で途中挫折しかけるも・・・、とか普通だったらよくありすぎる話だけど役者>>続きを読む

天国の日々 4K(1978年製作の映画)

5.0

ネストール・アルメンドロス(追加撮影はハスケル・ウェクスラー)の伝説的な撮影は自宅のモニターで観ても仕方ないのではと思い今まで観てなかったのですが、ようやく劇場で観られる機会に恵まれました。

ほぼ全
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ミッキー17(2024年製作の映画)

3.3

ダリウス・コンジの撮影なのでIMAXかドルビーシネマで観たかったけどスケジュールの都合で通常上映で。

原作の7から17に増やしたのはミッキーをあと10回死なせたかったということで、面白い死にざまが沢
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エミリア・ペレス(2024年製作の映画)

4.2

今年のアカデミー賞レースを賑わせた中では一番の問題作かと思いますが、作品賞ノミネート9本の内6本観ましたが(『ニッケル・ボーイズ』も配信で観られるのですが後回しになってますが)、映画を観て小難しい問題>>続きを読む

ウィキッド ふたりの魔女(2024年製作の映画)

3.5

ここまで絶賛評ばかり聞かされてきたので身構えて観てしまったが、歌や芝居は悪くないが要所要所でテンポが悪いなあという印象。とくにシズ大学のパート辺り。舞台版はテンポが速い進行だと聞いて観たくなったが劇団>>続きを読む

Flow(2024年製作の映画)

3.7

監督曰くオープンエンディングということだし、そもそも台詞もないから説明もないのでストーリーについては各人の解釈で行くしかないのですが、私としては希望を抱かせるエンディングだと思いたいですね。

まあ小
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教皇選挙(2024年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

こちらの方がアカデミー賞に相応しい、なんて感想を見る度になんか保守的な映画の見方してるのではとか思ってましたが、実際観てみると現代世界のアクチュアルな問題を描いてるし、選挙の駆け引きもエンターテイメン>>続きを読む

バッドランズ/地獄の逃避行(1973年製作の映画)

5.0

恥ずかしながら初めて観たのですが、旧作ですが「日本では劇場初公開」なおかつ「自分は初見」だからということで年間ランキングベストにしたくなりますね。

テレンス・マリックはデビュー作で既に自分の作風を確
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ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

これで今年のアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたもの全部観ましたがこの映画のイゴール役のユーリ・ボリソフをはじめノミネートされた人全員素晴らしく、もし年度がばらけてたら各人受賞出来るのではと思うほ>>続きを読む

TATAMI(2023年製作の映画)

3.7

先日みた『聖なるイチジクの種』同様関わったイラン人キャスト・スタッフは全員亡命を余儀なくされたという状況で作られただけあって、イランの体制側がイスラエル選手と対戦しないように主人公に棄権をするよう圧力>>続きを読む

名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ドルビーシネマにて鑑賞

大体においてキンクスの曲が使われてる映画は良い映画が多いのだけど、この映画ももちろん色々素晴らしく今年のベスト候補なのですが、やはり問題点はユダからの"Play it fuc
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ブルータリスト(2024年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

215分の上映時間で前半100分インターミッション15分後半100分でちょうど間を空けて映画2本観る感じで思っていたよりは観やすいかなという感じでした。
前半の王道的な作りからとっ散らかった後半はホン
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聖なるイチジクの種(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

前半の社会派の展開から後半一転してカーチェイスからの『シャイニング』的展開になるのは驚いた。監督はキューブリック好きだとみた。前半パートがちょっと長く感じたが今思うと後半への振りだったんだろうな。>>続きを読む

セプテンバー5(2024年製作の映画)

4.4

現在の世界情勢を考えると宣伝しづらいのか目立っていませんが、イスラエル寄でもパレスチナ寄でもないあくまで中立の視点に立っているのはショーン・ペンもプロデュースに入ってますがアメリカ映画というよりドイツ>>続きを読む

リアル・ペイン〜心の旅〜(2024年製作の映画)

3.8

今まで深く考えてこなかったがジェシー・アイゼンバーグは『ソーシャル・ネットワーク』の頃から印象が全然変わってないのは凄いと思うし、ガイド役のウィル・シャープは『エマニュエル』では日本人設定で違和感なか>>続きを読む

(2025年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

評判通りモノクロ版孤独のグルメだったが、自炊してる分より孤独感が増してるのですが端正な分、後半のカップうどんやあんパンで錯綜してる感じがより強く感じられた。

これはネタバレになるかも↓

筒井康隆原
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トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦(2024年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

今年はもう1本も映画観ないでこれが年間ベストでいいや、という映画だった。

香港映画何本もみても漢字の人名など覚えられないが洪金寶はわかります。

最初はチャラくてすぐやられる雑魚キャラだと思ってたヤ
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アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方(2024年製作の映画)

3.8

以前からなぜトランプはYMCAで踊りまくるのか、自分の支持層を考えたらカントリーとかいなたいロックだろうにゲイのディスコソングとは真逆なのになあと思っていたのですが(ヴィレッジ・ピープルが楽曲使用に文>>続きを読む

ビーキーパー(2024年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

チャールズ・ブロンソンの『マジェスティック』でスイカ潰されて怒ったみたいに、蜂の巣箱壊されてキレまくるのかと思ったのが蜂そのものにはそこまで思い入れがなさそうなのがちょっと残念。スズメバチの巣の処理の>>続きを読む

エマニュエル(2024年製作の映画)

2.0

アンソニー・ウォンの無駄遣いとナオミ・ワッツとはスカッシュやらんのかいという感想しか思い浮かびません。

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

IMAX版を鑑賞

何回も観ている映画ですが何度観ても良いものです。船が小さすぎるのもキズ口自慢も分かっていても最高です。
圧縮空気銃で撃ってもああはならんそうですが映画の嘘の勝利です。面白ければ良い
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ソウルの春(2023年製作の映画)

4.4

自分が物心ついたころの韓国の大統領といえば全斗煥、その次が盧泰愚だったわけだけどこんな悪い奴だったのかと改めて知らされたが、ファン・ジョンミンが上手いのでカリスマ性があって魅力的に見えてしまうのが何と>>続きを読む

マミー(2024年製作の映画)

4.0

限りなくブラックに近いグレーという印象だけど疑わしきは罰せずの原則でいうと再審はされるべきだと思いますがね。

冤罪云々よりも自殺した長女について語る弟さんが印象に残った。

チャイナタウン(1974年製作の映画)

5.0

記録 午前十時の映画祭で鑑賞 4K 劇場では初

自分はこの映画のフェイ・ダナウェイが好みでないのですが、それ以外は完璧な映画だと思います。

別に『タワーリング・インフェルノ』とか『俺たちに明日はな
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ザ・バイクライダーズ(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

オースティン・バトラーは『エルヴィス』『デューンpart2』と見てきたが原形に近い形を認識して見るのは初めてかもしれない(『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のテックス・ワトソン役の頃はま>>続きを読む

ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)

2.8

何か面白くなりそうな話だと思ったがずいぶん冗長に感じたな。102分が体感150分くらいに感じられたな。

ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

4.5

80年代ニューヨークが舞台だとしたらメッツがヤンキースタジアムで試合してるのはおかしい、インターリーグまだはじまってないから(あの世界ではワールドシリーズでサブウェイ・シリーズが実現してた可能性もあり>>続きを読む

グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

3.4

前作の『グラディエーター』は24年前に公開時に観たきりでなんかモッサリした映画だなという印象があったのだが、それって単に(現在の)ラッセル・クロウのルックスに引っ張られているだけなのでは、と思い昨晩観>>続きを読む

スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.5

午前十時の映画祭で鑑賞。劇場では初。

デ・パルマとオリバー・ストーンは気が狂っているとしか思えない映画だった。

クルージング(1980年製作の映画)

4.4

全編ウィリアム・フリードキンは気が狂っているとしか思えない映画だった。

トラップ(2024年製作の映画)

4.6

ネタバレしないような感想をあげるとするならジョシュ・ハートネットの体格の人がライブで立ってたら後にいたら迷惑だろうな、ということです。

ジガルタンダ・ダブルX(2023年製作の映画)

4.9

1作目の『ジガルタンダ』観てない上での感想ですが、最初はイースウッドミーツインド映画というボンクラ寄なのかなと思ったら、あんな風に展開して着地するとは。全映画ファン必見の作品ですよ。

ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

4.2

賛否両論(否が大分優勢ですが)ある映画ですが、鑑賞後グランドシネマサンシャイン池袋の長いエレベーターを下ってる時、後ろにいたカップルが「ミュージカルシーンは良かったけど他は全然ダメだった」とオレと真逆>>続きを読む

悪魔と夜ふかし(2023年製作の映画)

4.2

自分は今までアメリカのいわゆる「トークショー」という文化を今一つわからないままでいたが、この映画の主人公ジャック・デルロイみてたら往年の川崎敬三を思い出して、日本じゃ昼過ぎにやってたワイドショーのよう>>続きを読む