鉄人さんの映画レビュー・感想・評価

鉄人

鉄人

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

-

2018年にこの質感の映画を作れることがそもそもすごい。

オサレなカメラワークとA24の超センス。
頭で考えるんじゃなく、体で浴びるように感じる映画。

レイが超カッケェ。

ルックバック(2024年製作の映画)

-

原作既読ですが、映画のほうが面白かった。
原作は短編な分、淡白に感じたが映画の方が声や動きや音楽による色付けが豪華で観ていて楽しいと感じた。

1時間も満たないなかで友情、夢が存分に描かれていて、改め
>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

-

戦後の疲弊し切った日本を襲うゴジラという設定がそもそも良い。
空襲を受けた東京から、どうやってゴジラを撃退すんねんていう絶望感が強くて最高。

敷島とノリコとアキコの関係性も中々渋く、夫婦でも無くそれ
>>続きを読む

SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

-

前作よりもさらに分かりやすくエンタメで、知ってる洋楽も多かったためより楽しめた。

ヒップホップやR&Bの有名曲が多く、観ながら体を揺らしてしまうこと必至。

清掃員に変装して社長に会いに行くシーンと
>>続きを読む

シンデレラ(2015年製作の映画)

-

勝手にミュージカルかと思ったけどそうじゃないのか。
シンデレラのストーリーもほぼ知ってたが再確認。
ガラスの靴だけ残った謎を含めてツッコミ所はあったように思うが、まあそこはファンタジーってことで。
>>続きを読む

アラジン(2019年製作の映画)

-

ちょっとディズニー制覇に向けて本格的に観ていこうかなと。
手始めのアラジンだがかなり面白い。

『スナッチ』、『ロックストックトゥースモーキンバレルズ』で知られるガイリッチーが監督を務めていてどんなも
>>続きを読む

SING/シング(2016年製作の映画)

-

洋楽好きは必見の映画。
有名な曲ばかりで絵もポップなので、ぼーっと見ているだけで楽しめる。

若干展開が唐突な感じもするが、これは2への布石か。

洋楽を知らない人が楽しめるかというと微妙そう。

インセプション(2010年製作の映画)

-

一つも理解できていなかった大学生のときぶりの再鑑賞。
こんなに面白かったっけ?って思うくらいヤバおもろかった。
ノーラン作品の中ではとっつきやすく理解もしやすい作品。

あの有名で衝撃的なラストしか頭
>>続きを読む

ヴェノム:ザ・ラストダンス(2024年製作の映画)

-

アンチヒーローの先駆けとして盤石の地位を築いているヴェノムが一旦今作で完結。
安心のクオリティで楽しめる。

序盤はメキシコからNYを目指すというロードムービーから始まるが、ミッドナイトランのようなバ
>>続きを読む

アップグレード(2018年製作の映画)

-

マイナーながらとてつもない完成度を誇るSFアクション映画。

妻と四肢の自由を奪われた主人公が、人体改造により復讐を果たしていくという超絶シンプルなストーリーながら、情け容赦無いアクションとコアな世界
>>続きを読む

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

-

重ためのノワール映画かと思いきや、思わぬエンタメ全開映画。

マフィア系の作品て重厚感が強いし、見ていて疲れることが多いからあまり積極的に手を伸ばすことは無いが、今作はどちらかと言えば刑事モノでかなり
>>続きを読む

太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

-

これは今でも十分に通用する面白さ。
そもそも中学校で理科を教えている担任がプルトニウムを盗み出し原爆を作り上げるという設定の時点で半分面白いことは確定しているようなもん。
断言します、これは絶対にいつ
>>続きを読む

ノーカントリー(2007年製作の映画)

-

前半クソ面白い。
だが後半で超絶尻すぼみ。

最初始まった時は「これは神映画かもしれぬ」と思ったし、実際中盤までは半端なく面白い。
逃避行もスリリングで下手なホラー映画の何倍も怖かった。

何と言って
>>続きを読む

ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

-

ずっっと喋ってるしアクシデントは起こりまくるし失敗も多いし、とにかく色んなことが詰め込まれているバディモノ。

ところが終わってみると1秒たりとも無駄なシーンが一切無かったと思わせられる、あまりにも満
>>続きを読む

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

-

すげえ良かった。。。
こういう系の作品てめっちゃ面白いやつと眠くなるやつで別れるが、今作は当たり。
何より話が死ぬほど分かりやすいのが良い。

フィクションでありながら、どこか実際に起きたんじゃないか
>>続きを読む

激突!(1971年製作の映画)

-

気の狂った車が延々と追いかけてくる。
ただそれだけだが完成されてる。
スピルバーグの初監督作品恐るべし。

デカいトラックでこんなにスリラーを演出できるとは。
ただ単に追いかけてくるだけでなく、あえて
>>続きを読む

マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

-

アニメ『PSYCHO-PASS』の元ネタ的作品。
SF界の巨匠フィリップKディックの小説を原作にスピルバーグがエンタメに落とし込むというなんとも贅沢に作られている。

犯罪予知が可能となった世界で、警
>>続きを読む

リベリオン(2002年製作の映画)

-

これはヤバい。
超絶面白い。
中学生で観てたら良い意味でも悪い意味でも影響受けまくってたと思う。

感情を抑制されたディストピアっていうSF好きとしてはグッとくる設定とガンカタ、加えて都市とファッショ
>>続きを読む

月に囚われた男(2009年製作の映画)

-

SF好きなら垂涎モノの月を舞台にしたSFミステリー。

デヴィッドボウイの息子が低予算でたった30日程度で作られたといういわゆるB級映画ではあるが、馬鹿げた内容やCGではなくしっかりとしたSFを楽しめ
>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

-

2時間半と長く序盤は用語が分からなくて駄作な気配がプンプンするが、クライマックスに向けてどんどん尻上がり的に面白くなる。

本筋は全く一緒だが、カルージュ、ルグリ、マルグリットの3つの視点から1つの事
>>続きを読む

キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

-

前作から打って変わってカンフー映画。
まあ前作のほうが面白い。

会話劇がめちゃくちゃ多いので、いわゆるタランティーノらしさは今作のほうが強い。

が、インパクトが薄くなっているのがなあ。

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

-

B級映画の最高峰。
ストーリーの深さなんてあったもんじゃないが、B級なんだからこれでいいんだよ。

とんでもニッポンのオンパレードで逆に芸術的。
めちゃくちゃ低空飛行の飛行機に、座席に備え付けてあるド
>>続きを読む

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

-

結構色んな要素が詰まっているのに、破綻してない脚本が見事。

実話作品とは思えないほど物語のベクトルがどんどん変わっていく展開は新鮮で、序盤中盤終盤で全然違う作品に見えるほど。
統合失調症を患うという
>>続きを読む

母なる証明(2009年製作の映画)

-

殺人の追憶よりも好み。
観る人によって解釈が全然異なりそうで、めっちゃ感想を共有したくなる。

不気味で淡々としているが、すべての出来事に矛盾が無いし行動理由も明確で、ストーリー構成の凄みを感じる。
>>続きを読む

殺人の追憶(2003年製作の映画)

-

面白いが、実際の未解決事件を基にしているということもあってずっとモヤモヤが続くのがもどかしい。

何か掴めそうだが、掴めない。
あと少しのところで上手くいかない。
その連続なので観る人によっては超イラ
>>続きを読む

マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

-

一旦マトリックスシリーズはこれで終わり。
(レザレクションは低評価ゆえに観るかは検討中。。。)

まあシリーズを通して思うのは、やはりマトリックス第1作目が至高であるということ。
2,3作目も悪くはな
>>続きを読む

デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

マーベルを知っていれば知っているほどハイカロリーな映画になるというハチャメチャ映画。
X-MENの1作目からコツコツ観てきた甲斐があったなあと感慨深い気分にさせてくれる。

事前に情報入れたくなかった
>>続きを読む

マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

-

やはりマトリックス1作目が至高だった。

とはいえマトリックスなので純粋に見ていて楽しい部分もあるが、スミス軍団戦のCGがゲームっぽくて当時のCG技術の限界を感じた。

あとちょっとダサいシーンが多か
>>続きを読む

ソナチネ(1993年製作の映画)

-

超絶期待して観たが、、、
あんまり合わなかったな。

映像は綺麗だし、キャラの個性も立ってる。
おまけにストーリーの流れというか構成も90分に見事収められていてる。

が、後半は会話も少なく定点で変化
>>続きを読む

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

-

どいつもこいつも〇〇だ。

クライマックスにかけての展開は中々に凄絶。

TENET テネット(2020年製作の映画)

-

待望のグランドシネマサンシャインのIMAXで鑑賞。

東京では1館しかないIMAXだが凄すぎる。
普通のIMAXの時点で凄いのに、グランドシネマサンシャインは音も画面の大きさも何もかものレベルが違った
>>続きを読む

もののけ姫(1997年製作の映画)

-

劇場で鑑賞。
なんで宮崎駿は作品の振り幅凄いのに全部が面白いんだ。

ジブリらしからぬ残酷さ。
エボシ様が悪役のように映ってはいるが芯は通っているし、必ずしも悪とは言えないと思える点に演出の妙があると
>>続きを読む

菊次郎の夏(1999年製作の映画)

-

すげ。おもしろ。
夏の始まりに観れて嬉しい〜

小気味よく挟まるお笑いがちゃんと面白い。
進入禁止のやつめっちゃ笑った

そして久石譲のsummerが最高に夏だ。

義太夫とらっきょよシーンがあまりに
>>続きを読む

ハウルの動く城(2004年製作の映画)

-

ハウルってこんな話だったんかいー
面白いー

序盤のおばあちゃんにさせられた展開で「やばくね?」からの魔法のオンパレード。
映像としてみてもめちゃくちゃ楽しい。

最後は若干駆け足だったように感じたが
>>続きを読む

紅の豚(1992年製作の映画)

-

ただただポルコがカッケェ。
言葉の端々から豚とは思えない渋さを感じる。
この作品で『真のカッコよさとは見た目では無い』とハヤオは言いたかったのではないのか。

気に入らない相手との握手を求められて「綺
>>続きを読む