ギルヲさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ギルヲ

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ローマの休日(1953年製作の映画)

5.0

偶然NHKBSで始まって見入ってしまった。前にも観てるのに。
身分違いの恋みたいな話は他にもあるけれど、ままならない人生の苦みをときめきとユーモアで包んだ作品を他に思いつかないので、満点で良いかと。
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イコライザー2(2018年製作の映画)

3.6

マッコールさんが世直し中毒患者に見えてしまうとかスーザン殺しちゃイカンだろうとか嵐の中のスナイパーライフルってどうなのよとか文句はいっぱいありますが、ラストのまとめ方が上手くて、とくに壁画がとても美し>>続きを読む

ライフ(2017年製作の映画)

3.6

宇宙船内という閉鎖空間にむちゃむちゃ怖いクリーチャーという『エイリアン』系ホラー。
よくあるB級と違って6人の登場人物の中にアホすぎる人物がいないのは良い。強いて言えば生物学者が余計なことをしなければ
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プラン9・フロム・アウター・スペース(1959年製作の映画)

2.0

わはは、こりゃヒドい。噂に違わぬサイテー映画っぷり、堪能しました。
脚本もヒドければ演技もセットもヒドい。でも何故か嫌いになれない。ポスターに「ヒドすぎて、愛おしい。」とあるけど、まさにそんな映画でし
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サマー・シャーク・アタック(2016年製作の映画)

1.0

湖というか、汚い池と川ですね。そこにサメがおります。それなりに作ってるんですが、びっくりするくらいつまらない。ちゃんと映画にしようとしたのが裏目に出たかも。もっと振り切らないと!
寝落ちしては戻って最
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エンド・オブ・ステイツ(2019年製作の映画)

3.6

序盤のドローンによる攻撃だとか濡れ衣を着せられての逃亡劇など掴みは抜群。爆弾魔な父ちゃんの登場も楽しいし、これは傑作なのでは?と期待しちゃいましたが、後半、敵が手柄を急ぐバカになっちゃって台無しという>>続きを読む

ジェイソンX 13日の金曜日(2001年製作の映画)

3.0

2400何年だか、大変な未来の宇宙船内でジェイソンが殺戮ショーを見せてくれる映画。ジェイソン出てくる、殺す、の繰り返しなので、緊張感も恐怖感もなんにもありませんが、アンドロイドと対決したり寝袋振り回し>>続きを読む

オキュラス 怨霊鏡(2013年製作の映画)

3.4

子どものときに父が手に入れた、関わる者を葬る呪いの鏡のせいで両親を亡くした姉弟が、大人になって鏡と対決するお話。
子ども時代と現在、幻覚と現実が並行して描かれるので、観てるとなにが何やらわからなくなっ
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東海道四谷怪談(1959年製作の映画)

3.5

四谷怪談の映画はたくさんありますが1番有名なのはたぶんコレ。面白いです。ただ、民谷伊右衛門が生来の極悪人というわけじゃなくて、我慢の利かない、周りに流される若者になってるのが製作当時の現代風アレンジに>>続きを読む

バレンタイン(2001年製作の映画)

2.0

出だしの、キャサリン・ハイグルが死んじゃうあたりまでは悪くないです。その後はもう、ね……
ラストはどんでん返しみたいになってますが、読めます。途中の台詞で読み易くしてくれてるので親切っちゃあ親切。いら
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Dolls ドールズ(2002年製作の映画)

4.3

愛だの恋だの語ってるオニーチャンオネーチャンたち、ここまでやれんのか?という北野武の挑発。美しいものに殉じるには、狂うしかないんだよっていう、ある種の諦念と憧憬。
ホーキング青山氏は、リアルを捨てた3
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遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

4.8

スプートニクの時代、炭鉱町、同級生4人、父と子、これは良い映画ですよ泣きますよとフラグが立ち並んでおります。イージーすぎる悪人がいなさすぎると文句を言ってもいいくらいですが、実話ベースならしょうがない>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.5

やっと観ることができました。実はBurning Down The Houseしか知ってる曲は無かったんですが、そんなの気にならないくらい完璧なライブ映画。1曲終わるごとにこっそり拍手してました。
映画
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スティル・クレイジー(1998年製作の映画)

3.5

70年代に人気を誇ったバンド、ストレンジ・フルーツ再結成の物語。20年の時を隔てたとは言えバンドマンですから基本的にはみんな馬鹿なので(失礼)細かいギャグがなかなか冴えてます。
良かったのは、年齢によ
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エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPE(2010年製作の映画)

4.2

ミリタリーアクションと見せかけて政治、警察の腐敗に斬り込んだ映画。ファーストシーンが後半に繋がる構成や、かすかに希望の光が射すラストシーンまでとても練られていて、変な例えですが昔の東映実録路線をスケー>>続きを読む

ザ・クロコダイル 〜人食いワニ襲来〜(2012年製作の映画)

1.2

ジャンルはなんだろう…笑うところ無いけどパニックコメディかなぁ。パニック感も無いけど。
突っ込むのもアホらしい出来ですが、グロ描写も無いし、ちょっと変わった作業用BGVとしてなら楽しめる気がします。

プロメア(2019年製作の映画)

3.4

作画トリガーでこのスタッフだと『キルラキル』級の面白さを期待しちゃいますが及ばず。「平行世界の…なんちゃらかんちゃら」と舞台設定の裏付けを語るシーンで主人公が居眠りをするのは観客へのメッセージとして秀>>続きを読む

エイリアン・トルネード(2012年製作の映画)

1.3

農場のおやじジャド、その娘で、大学に行きたいとっても勉強の出来るケリー、ストームチェイサーのゲイル、作業着のMIB、中間管理職臭漂う保安官。この人たちがやたらと口論をしては謎に仲直りをしながら大都市シ>>続きを読む

ロボコップ(1987年製作の映画)

4.5

リブート版を観たら無性にこっちを観たくなったので。
ちゃんと観たのは30年ぶりくらいでしょうか。いろいろ忘れてました。ニュース番組でサラッと世の中の異常さを見せたり、街は全然近未来じゃなかったりオーバ
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ロボコップ(2014年製作の映画)

3.3

思ったより面白かったんだけど、リブートとしても、別物としても、すごく分かり易い失敗作で、脚本の段階で誰か気づかなかったのかwww
おそらく社会派っぽい要素を入れたかったのかと思うけど、ドレイファス法の
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地獄(1999年製作の映画)

3.0

ネタバレつけませんが悪しからず。
地獄巡りの体裁で宮崎勤、オウム真理教、林真須美に鉄槌を下す映画。メッセージは伝わるし痛快と言える部分もあるんですが、三途の川での裸の人たちによる前衛舞踏、宮崎勤の事件
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映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~(2019年製作の映画)

3.5

クレヨンしんちゃんは時々こういう良いのがあるから油断できない。笑わせながら、暖かい気分にさせてくれます。幼児から結構な年寄りまで全年齢向けでこの仕上がりは本当にたいしたもの。シロ飼いたい。

劇場版 BEM ~BECOME HUMAN~(2020年製作の映画)

3.1

昔の、ヨーロッパらしきところを舞台にしたドロドロアニメじゃなくて2019年のテレビアニメの最終回から二年後の話。
面白かったんだけど、90分では収まらない話でした。テレビでワンクール使ってやればよかっ
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

4.3

ラース・フォン・トリアー監督の映画は昔『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を劇場で観て、正月早々(正月映画だった!)しばらくは軽い鬱かというほど取り憑かれたので避けてたんですが、シリアルキラーの話なら大好物>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

透明人間に追われるストーリーは珍しいように思うし、前半の幽霊もののような演出と後半のアクションもなかなか良かったんだけど、ナイフが手に戻るスムーズさとか家に忍び込むタイミングとか犬の吠え方とかリストカ>>続きを読む

ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット(2021年製作の映画)

4.2

劇場公開版もそれなりに楽しんだクチですが、比べるとこれは圧倒的にスナイダー・カットの勝ち。劇場公開版だとスーパーマンの登場とともにヒーローたちもステッペンウルフもみんななんだか弱々しく見えちゃって少し>>続きを読む

ディープ・ブルー2(2018年製作の映画)

2.7

これはダメな続編。アヴァンタイトルに続くタイトルバックの映像と歌はいい感じなんだけど、本編始まると、喉の菌を採取するのにサメの口の奥深くまで腕を突っ込むわ、下半身喰われちゃった人を捨てるみたいにまたサ>>続きを読む

アイアン・スカイ ディレクターズカット版(2012年製作の映画)

3.3

月の裏側に基地を作って隠れていたナチスが満を持して地球に攻めてくるナンセンスブラックコメディ。だいぶ前にディレクターズカットじゃない方を観てるんですが、そっちの方が面白かったかも。まー遠い記憶なのであ>>続きを読む

チーム・バチスタの栄光(2008年製作の映画)

3.1

「レモンティー」の選曲は良かったけどあのシーンはいらないよね。他にもいらないシーンが多すぎる。もっと短ければグッと引き締まった映画になったかと。
「ジェネラルルージュの凱旋」と同様、笑わせるシーンやほ
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ストリート・オブ・ファイヤー(1984年製作の映画)

3.9

ロックンロールの寓話と最初にテロップが出たように、80'の音楽に乗せた現代の姫君と騎士の物語。単純な話なので、今観るとダサカッコイイという括りになりそうですが、フィナーレの曲、'Tonight Is >>続きを読む

ネイビーシールズ(2012年製作の映画)

2.5

終始銃撃戦の映画。本物の兵士、本物の武器、実弾で撮影だそうで、ミリオタはたまらないのでは。私はミリオタではないし、脚本も冒頭にフラグを立てる程度の簡単なものなので漫然と観てしまいましたが、銃撃戦の演出>>続きを読む

ジャッジ 裁かれる判事(2014年製作の映画)

3.4

シカゴのヤリ手弁護士のロバート・ダウニーJr.が、疎遠になっていた厳格な父(故郷では判事でもある)のひき逃げ容疑の弁護に立つ話。
法廷もののミステリーとしてはかなり弱い、と言うかそもそもミステリーでは
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ジェネラル・ルージュの凱旋(2009年製作の映画)

3.1

原作未読、テレビも映画の前作も未視聴ですが、コメディ要素はテレビからなのかな。前作から?
面白かったんだけど、演出に芯が無いというか、ずいぶんとバランスの悪い映画で、笑えるシーン、緊張するシーン、感動
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

3.4

あら面白い。邦画でゾンビものとかたいしたことないに決まってると思ってたので、意外な拾いものって感じです。ただ欠点も多くて、原因不明なのはいいとしても、富士山どうなった?とか、有村架純はそんなんでいいの>>続きを読む

アクアマン(2018年製作の映画)

3.8

DCエクステンデッドユニバースの中ではスーパーマン絡みとは違ってあまり深刻ぶらない方に舵を切ってる作品。貴種流離譚と呼ぶには軽すぎるけれど、まっとうな娯楽映画になっております。ジェームズ・ワン監督って>>続きを読む

空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

3.4

井の中の蛙大海を知らずの後に続くのは空の高さを知るだと思ってたんだけど、空の青さを知るなのか。私は間違って覚えてました。まあいいんだけど。
長井龍雪&岡田麿里の超平和バスターズ全開の青春ものですが、可
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