tkshさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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Fair Play/フェアプレー(2023年製作の映画)

4.2

素晴らしい構造。
真面目で向上心のある男性(ある意味では古典的有害男性性の被害者)が、スマートでそつない女性よりも実はポンコツで、本人はそれを受け入れられていないというのは、ありそうで無かった構図な気
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.2

あらゆる曖昧さが絶妙な塩梅で心地良く感じた。
人間とか人生ってこんなもんだよね、矛盾もあるよねって感じ。

マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

2.9

マシュー・リバティークの撮影・カット(Elliott Erwittの写真Macy’s Thanksgiving Day Paradeオマージュも!)とカズヒロさんの特殊メイク、キャリー・マリガンの演技>>続きを読む

レプタイル -蜥蜴-(2023年製作の映画)

4.4

めっちゃ面白い!
長編監督1作目でこの演出は素晴らしい。

Netflix(米国)はちゃんと才能ある次世代を見つけてチャンスを与えていて、とても素晴らしいと思います。

ほつれる(2023年製作の映画)

4.2

とても良い邦画だった。
中島唱太の撮影も素晴らしく、今後に期待。

Saltburn(2023年製作の映画)

5.0

あらゆる全ての要素が最高過ぎてずっとニヤニヤが止まらなくなる程に最高映画!
2023年ベストムービーどころか、2020年代暫定ベスト映画だし人生ベスト映画のひとつに。

遠くから聞こえるArcade
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.1

あらゆる固有名詞を盛り込みながら、やり過ぎにならない絶妙な演出で良かったです。
ディズニーにも言及してくれてありがとう!
過去の経緯を含めてブラピの素晴らしさよ。(比べるのも申し訳ないけど、キムタクと
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.4

SFの新しい可能性を感じる素晴らしい作品でした。

過去のSF作品達を踏襲しながらも、気づけば巧みな視点の反転に引き込まれてしまった。全ての塩梅が絶妙。
子役も天才的で素晴らしかった。最後のシーン良か
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.1

エイリアン版ロスト・ワールド。
無駄がなくシンプルなモンスターパニックとして1より面白い。
特に冒頭の唐突感からのカメラワークが良き。

バレリーナ(2023年製作の映画)

3.0

チョン・ジョンソ、憑依型で凄い。アクションも出来るなんて最強やん。

終わらない週末(2023年製作の映画)

4.2

面白い!
脚本、撮影、演出、編集どれもとても良い。
「Quiet is noisy」っていい台詞。

『プリズナーズ』、『聖なる鹿殺し』、『Super Dark Times』とアメリカにおける不穏映画
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.7

男女、親子、師弟、マジョリティとマイノリティ、カリスマ性と強権性、権力と腐敗、人種、裕福と貧困、欧米と新興国、芸術作品と人間性、オリジナルと模倣、ハイカルチャーとサブカルチャー、etc…あらゆる普遍的>>続きを読む

サスペリア(2018年製作の映画)

4.0

全然意味分かんないのに見入ってしまう不思議。
古典ホラーやキューブリックへのオマージュと思われるシーンや演出も、現代版としてマッチしていて良かった。

Thomの音楽は冷静に判断出来ないオタクなのでノ
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バビロン(2021年製作の映画)

4.1

登場人物が登り詰めていく高さもあまり高くなく、映画の歴史総集編みたいなクライマックスも白々しく感じてしまった。
しかしチャゼル作品の演出・カット・撮影・編集は良過ぎるんだよな〜

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.0

白人側にだけ馬鹿キャラを配置して黒人キャラは全員聡明に描くのはフェアじゃないと思ってしまう。
(KKKに心酔するなんて阿呆だと言われればそれまでなんですが….)
対等な立場を目指す啓蒙活動において、相
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.2

手ブレ撮影(どうやらハンディじゃなくて後からブレさせるという奇特手法らしい)も、肉弾アクションも、新しいフィンチャーで新鮮に面白い。

音楽はもちろん、生活音や街の喧騒を含めたサウンドデザインが素晴ら
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生きちゃった(2020年製作の映画)

1.5

プロットは悪くないのに、演出も編集も全然良くない。加藤哲宏の撮影もフラフラして勘弁してほしい。
大島優子の表情のみ良かった。

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.4

プロットはシンプル、それでいて視点はあくまで主人公3名中心で特段の変化球もイベント後の苦悩等も無く、ただ3名をヒロイックに描く事に徹しており、深みが無い。中だるみ感は否めない。


軍入隊に憧れる愛国
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.0

極めてシンプルなプロットなのに飽きさせない脚本・演技・演出の素晴らしさ。

特にクライマックスのFBIによる尋問シーン、感情が昂ると相手の目を見て話をする事が出来ずに目線が泳ぎまくる演技、隠キャあるあ
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スマイル(2022年製作の映画)

4.0

クライマックス以外は素晴らしい。
映画を観てる人が途中から怒ってる人よりも笑顔が怖く見えてくる秀逸な誘導。

笑顔の集団とか自分の笑顔の写真飾ってる人(陽キャ)、不気味でグロテスクに感じて苦手な僕の趣
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オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

4.0

ソフィアは実生活の延長の様な映画が最高。
上の世代から揶揄されるファッションも親に比べれば劣る(かもしれない)生活水準も、やや自嘲的な哀愁が絶妙です。

常に持ってるstrand book store
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