劇が原作ときいて納得する、ドラマティックな映画だった。知らない方が幸せなこともある。最後に明かされる手紙の書き振りが、時代に翻弄された母の強さと人間としての複雑な感情をこれ以上なく表現していたと思う。
一つ一つの話が、教訓やわかりやすい起承転結があるわけではないけど、普通の生活では出会わない人たちが短い時間を共有する様は、なんだか柔らかい気持ちになれる。同じ時間に同じタクシーという空間で起こることだ>>続きを読む
アニメーションの可能性を感じた。熱い音楽と縦横無尽なカメラワーク、形容の難しいダイナミックなアニメーションが伴うライブシーンは本当のライブに参加しているようで、気がついたら拍手をしていた。
まだ道半ば>>続きを読む
終始静かなトーンで、アフガンからデンマークに亡命するまでの壮絶な経験が、若い青年の目線で語られる。「亡命したことで人生を取り戻すことができた。素晴らしいことだ。だから働いて、教育して貢献しなければなら>>続きを読む
ジェラール•フィリップとジャンヌ•モロー、アネット•ヴァデムの3人で画面が美しすぎる。ムードを高める至高の音楽。人間の欲望(登場人物の中で、一途な人は誰もいない)を描くならこれくらいおしゃれじゃないと>>続きを読む
女優の夢に向かって子どもも置いて無責任ながらも踏み出したはずが、流れに任せて娼婦となり、仲間に裏切られて突然の最期。
「全部自分の責任なのよ。」を最後に思い出す。
自分の生き方について考えたから死んで>>続きを読む