OsakaVoyantさんの映画レビュー・感想・評価

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瞳をとじて(2023年製作の映画)

5.0

みんなー!!ヴィクトル・エリセの新作やでー!!
しかも31年振り!!エリセさんのこれまでのペースから考えるに最後の監督作品になる可能性が高い、エリセ映画の集大成やでー!!

映画がスペクタクル=見世物
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マーベルズ(2023年製作の映画)

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もちろん映画作ってる人たちは一生懸命やってるし、作品自体好きな人もおるやろから、あんまり悪口言うたらあかんけど…
この『マーベルズ』、なかなかの(いわゆる)「バカ映画」やと思うねん。
味方も敵も全員間
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

公開初日に観てきたけど、めっちゃおもろかったで〜

まさかこれまでのジブリオールスター、ナウシカやトトロやアシタカや、全作品のキャラクターがアッセンブルして、ラスボスの宮崎駿本人と戦うマルチバースメタ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

5.0

公開から1週間、IMAX3Dで1回、ドルビーシネマで字幕1回、通常吹替1回で、3回観たで〜
控えめに言うて2023年ベスト映画、もっと言うたら、『GoTG』三部作通して、「生涯ベストトリロジー」や。
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劇場版 センキョナンデス(2023年製作の映画)

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はじめに言うとかなあかんけど、ワイはYOUTUBEの『ヒルカラナンデス』も初回から全部見てるし、有料配信も購入するくらいには番組のファンやねん。
やから今回の『劇場版センキョナンデス』について書くのも
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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観終わって真っ先に、「これがオスカー最有力か〜」て思ってもうたわ。
『エブエブ』はたしかに新しく奇抜な映画やけど、その新しさや奇抜さは、自分にとって全く価値のないものやねん。

今の時代よくない喩えや
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

5.0

映画本編と全然関係ないけど、TOHOシネマズの味付きのポップコーンめっちゃ好きやねん。
とりわけ食べ進むにつれて下の方いったら、パウダーが底に溜まってて味濃くなるの、めっちゃ美味しいやん。

ふと思っ
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

5.0

ヴァーホーヴェン師匠いうたら、まずもって自分にとっては世界映画史上の大傑作『ブラックブック』、ほんでみんな最低言うけどワイは死ぬほど好きな『ショーガール』を作った、「偉大な芸術家としての映画監督」やね>>続きを読む

別れる決心(2022年製作の映画)

5.0

観終わってまず、「めっちゃ『めまい』やな〜」思ったで。
パク・チャヌクいうたら、フィルモグラフィの中で一貫してるモチーフのひとつが、「感情の不合理性と非-社会性」やと思うねん。
合理性や社会性から逸脱
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バビロン(2021年製作の映画)

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最初に言うとくけど、『バビロン』大好きな人おったらめっちゃ申し訳ないねんけど、ワイはこの作品に対してけっこうなテンションで否定派やねん。
デミアン・チャゼルさんが才能ある映画監督で、映画めちゃめちゃ好
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

5.0

この映画正しく「フェミニズム的」やし、「アイデンティ・ポリティクス時代の『大統領の陰謀』」や言うてええんやないやろか。

そもそもフェミニズムて、(今の日本ではすこぶる評判悪いけど)、元は女性の参政権
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

5.0

『君の名は』『天気の子』に続いて本作、映画作家としての新海誠のフィルモグラフィの中で、「“災害と邂逅”三部作」言うてええんやないやろか。

天変地異級の巨大な災害と、ボーイ・ミーツ・ガール(ガール・ミ
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ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

5.0

めっちゃ個人的な話やけど、自分の家から吹田のエキスポシティまで電車で片道1000円くらいかかるねん。
IMAXでやってる劇場は160円のとこにもあるけど、やっぱレーザーGTで観たいよな。
逆に言うたら
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

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IMAXで観てきたで〜
序盤のミュージカルシーンが始まった時、あまりにワンピースの世界観と合ってなくて、「ワンピースいつのまにプリキュアとコラボしたんや」思ったわ。

ネタバレならんように気を付けるけ
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

5.0

2022年、暫定ベスト来てもうたで。

「珠玉」て言葉がこれ以上似合う作品はないし、映画を愛する人らにとっては宝物のような一本や。
とは言いつつ、何かの間違いで観に来てたJK2人組は開始40分くらいで
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

5.0

吉田恵輔監督、どの作品でも必ず、ある時点で時間が止まってしまった人の話をしてる思うねん。
たとえば『ヒメアノ~ル』で過去の苛烈ないじめ被害から人間性失って殺人鬼化していった森田とか、
『ブルー』で自分
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

断言してええ思うけど、IMAXはこの『トップガン マーベリック』を上映するために発明されたんやで。
それくらい、IMAXで観られてほんと良かった思うわ。

観終わった後の満足感を喩えるなら、めっちゃ美
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流浪の月(2022年製作の映画)

5.0

傑作や。間違いなく今年を代表する日本映画の一本になるで。
これに比べたら『死刑にいたる病』なんて、浅はかなテーマをドヤ顔で話してるだけの稚拙なお遊戯会やわ。

日本映画のサブジャンルで、【家の塀とか玄
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

1.0

久々にクッソおもんない映画観たわ。
観終わったあと0.5秒で席立つくらい怒り湧いてきたで。

ワイはふだん映画に低評価はつけへんのやけど、これは間違いなく☆1や。
しかもおもんないだけじゃなくて、作り
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

5.0

誰でもそうやと思うけど、なんてことないタイミングで昔の恋人のこと思い出したりするやん。
「元気にしてるんやろか〜」とか、「あん時楽しかったな〜」とか、「何があかんかったんやろ〜」とか。

「記憶」って
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さがす(2022年製作の映画)

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まず言うとくけど、こういうチャレンジングな作品が日本で作られることは大歓迎やし、他のヌルたい日本映画と比べたら二千倍は見る価値あると思う。

その上でやけど、この映画でなされてるような作劇はどうも性に
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

5.0

はじめに言うとかなあかんけど、『フレンチ・ディスパッチ』、ウェス・アンダーソンのフィルモグラフィの中でいっちばんハードコアな作品やで。
一般的に言う「映画」ていうより、「コンセプトアート」言うたがええ
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