cozyさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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ファミリー・ネスト(1977年製作の映画)

3.5

夫婦はそれ違っているようでどうしなければいけないかはお互いに分かっている。でもうまくいかないのは一緒に住んでいる旦那の父親の影響がとても大きい。それもわかっているんだけど、経済的に厳しくて抜け出せない>>続きを読む

ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択(2016年製作の映画)

3.5

自分が正しいと思うこと、自分の欲に忠実なことをしただけなのに、なぜか後ろめたさを感じなければいけない生きづらさをひしひしと感じた。生きづらいけど、それでも人生は進んでいくよと言われているようだった。>>続きを読む

(2019年製作の映画)

4.5

鑑賞後の充実感がある、質量のある映画だった。数百年違う時代でも、妊娠のための願掛けが変わっていいないのは興味深いし、いつの時代でも母になることがどれだけ大変か。死を持って生を受けることはできないという>>続きを読む

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

4.0

働くためにアラスカに向かっていたウェンディは車もお金もルーシーも失った。では彼女は代わりに何を得たのだろう。それはルーシーを引き取りに戻ってくるという人生の目的だと思う。ぼんやりと働かなきゃいけないっ>>続きを読む

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

4.0

自分は今学生だけど、社会人になって結婚する人も出始めるとこの映画のようになってしまうんじゃないかと思う。結婚すれば生活リズムも変わるだろうし、経済的な差も言わなくてもなんとなくわかってしまうから辛い。>>続きを読む

ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

4.0

言葉が通じないことってこんなに怖いことなのか。夫に従わないにしても、どこに連れて行かれるかわからない男について行くしかない女たちの意志はどこにあるのか。ラストシーンには声が出てしまった。ミシェルウィリ>>続きを読む

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

3.5

ダラダラしたりぼけーっとしたり、誰かの人生の一部をそのまま切り取ったかのよう。だからいい意味でドラマチックではない。全てを捨てても誰も助けてはくれないし、自由になれるわけでもない。緩いようで鋭い。銃も>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

めっちゃいいな。codaの彼女だからこその伝え方にやられた。良かったポイントが多くてまとめきれない。とにかく幸せで前向きな気持ちになれる映画。

守護教師(2018年製作の映画)

2.5

相変わらずマブリーの強さ全開なのだが、体育の授業をしているシーンとかもっと女子校でのマブリーを観たかった。強さと癒しの緩急こそ、この人の旨みだと思う。

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.0

豪華俳優陣の演技とGUCCIというブランドにより醸される洗練された画面が華やかで、見応え抜群であった。

悪なき殺人(2019年製作の映画)

4.0

よく作り込まれていて面白い。こんなにもうまいことつながるものか。フランス人の富豪って誰かいたっけと考えながら観てたが思い浮かばず、最後に一杯食わされた。

マルチプル・マニアックス(1970年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

なんでこの映画を作ったんだと思わざるを得ないが、見どころは特に後半にあり、退屈ではない。ロブスターが出てきた時は流石に笑ってしまった。だが終始気持ちは悪い。変人という目で非難され壮絶な死を遂げるが、擁>>続きを読む

悪魔のようなあなた(1967年製作の映画)

2.5

騙されていた謎の女に最後は入れ込んで、夫婦と認めちゃったということか。そんなばかな。

消えない罪(2021年製作の映画)

2.5

過去に何が起きて、なぜあそこまでして妹を見つけ出したかったかが分かった時に初めて真実が見えた。殺人だけでなく普段耳にするニュースも伝えられるのは事件そのものだけで、加害者がどんな人生を歩んできて、どん>>続きを読む

マクベス(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

結構よかった。色味も規模も最小限に抑えられているから演技もカットも凝縮されていて見応えがあった。多くを求めすぎて、大事なものを失っていく物語はとても教訓的。ラストの戦いでマクベスが王冠を拾うシーンには>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.0

もう少しテンポよかった気がする。キングスマンを観ようと思って観ると違うなとなるが、史実との絡ませ方は面白かった。公開延期の影響で予告編を何度も観たから新鮮味がなかった。ダニエルブリュールの活躍も観たい>>続きを読む

桜桃の味(1997年製作の映画)

4.5

自殺がいけないことはみんな知っている。最初に乗せた少年はなぜかを言語化できなくても、ぼんやりと分かっている。だから関わりたくないと言う。2番目に乗せた青年は信仰の観点から聖典を引用して、自殺すべきでな>>続きを読む

ガートルード/ゲアトルーズ(1964年製作の映画)

3.5

・死んで埋葬された生活を取り戻すことはできない。
・回想シーンでスローモーション
・男にとっての仕事と女にとっての愛は初めから対立している。欲するもののズレ。
・目を合わせず独り言のように喋る男たち。
>>続きを読む

怒りの日(1943年製作の映画)

3.0

殺されるのも、誘惑するのも、殺すのも、見破るのも女。女性中心のストーリー。アンネは旦那にとっては妻だけど魔女、息子にとっては母だけど恋人という男たちをジレンマに陥れる存在だった。

裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

3.5

カメラワークや登場人物の画面内の配置に緻密な計算を感じる。カットに挟まる文言は裁判記録をそのまま使っているらしい。
先入観なく思うままに語るジャンヌは老人たちにはさぞかし恐怖に感じられただろう。地位を
>>続きを読む

ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

3.5

いやーな感じが続きつつもなかなかドンと来ずに引っ張るし、画面内に暗闇も多くてなかなかに怖い。弟の自死シーンが精神的にきつい。悪魔に対抗できるのは神への祈りだけなのか。

アクトレス 女たちの舞台(2014年製作の映画)

4.0

歳を重ねていろんな経験をすると、それを踏まえての固定概念が生まれて、若い頃に比べて、受け入れられるものが限られてくるんだと知った。自分にはない解釈をする秘書や昔の自分を見ているかのような女優に嫉妬して>>続きを読む

ウィッシュ・ルーム(2019年製作の映画)

3.0

ウィッシュルームで手に入れたお金はまさか使えないだろうと思ったら、やはり使えなかった。自分の時間や技術、成果の対価として受け取るからお金に価値があり、生きがいもあるというもの。そうでないものに価値はな>>続きを読む