ハルさんの映画レビュー・感想・評価

ハル

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カナルタ 螺旋状の夢(2020年製作の映画)

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ジャングルにうごめく「生」の中で生きる、人の姿とは?を確かめたくて観た映画。

夜でも生き物の鳴き声が周りを埋め尽くし、人間以外の生き物の「圧」みたいなものをすごく感じた。

森は自分自身だとも語り
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野火(2014年製作の映画)

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生き抜きたい、という強い本能に従ったら
実際はこんな風なのかも知れない。

戦争から美談を省き、血生臭い人間の姿を描いた、衝撃作でした。

メッセージ(2016年製作の映画)

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エイリアンものはいくつもあるけれど、面白切り口で、私が好きな作品の1つ。

地球に飛来した未知の生物とコンタクトをとろうとする所から始まりますが
最終的には主人公の女性の人生を凝縮し、その一瞬を見せて
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花のあとさき ムツばあさんの歩いた道(2020年製作の映画)

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じんわりと、込み上げる映画だったなぁ。

秩父の山深い集落。

後継者もなく閉じることにした畑を
「せめて花を咲かせて、山に還したい」と
1万本もの花を植えたムツばあさんと、集落に住む最
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ミッドウェイ(2019年製作の映画)

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戦闘シーンの迫力は本当に見事だった。

アメリカ視点の映画ではあるけれど、まだ強かった日本軍の存在を、重厚感をもって描かれていたと思う。

五十六を演じる豊川悦司、歳を重ねて昔のドラマのイメージがすっ
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娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

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爆撃で崩れた建物。
その下には人々の生活がある。
家族が寄り添い暮らす、普通の生活が。

シリアの内戦を、内側から伝えるドキュメンタリー映画です。

病院すら標的となり、生々しく血で濡れた床。
爆音に
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

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衝撃的で、目を背けたくなるような事ばかりの映画だけれど、最後のワンシーン。主人公の彼の人生に、やっとかすかな希望が見える。

主演の男の子は元シリア難民。
他の出演者もほとんどが一般の方
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名もなき生涯(2019年製作の映画)

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ヒトラーへの忠誠を拒否し、貫き続けた、実在した農夫のお話し。

美しい山岳の村を舞台にし
人々と自然との繋がりを描きながら
ゆっくりと物語は進む。
セリフも少なめ。
けれど心を揺さぶられっぱ
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彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

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第一次世界大戦、当時の映像と退役軍人のインタビュー
その膨大な記録を修復、着色、再構築、3D化。

それだけでも価値ある作品。

白黒でしか観たことのない過去も
カラーというだけで、とても
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音のない世界で(1992年製作の映画)

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人が言葉をしゃべる事は、膨大な情報を広く伝えるのには、進化だったのだろう。
私たちは背中を向け合ってでも、声が届けば会話が出来る。
彼らのように、互いの目を合わせなくても。

けれどこの映画のように、
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

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もう、愛する人を抱きしめられない悲しみ
そして自分が過去の人となっていく悲しみを抱きながらも
幽霊となった主人公は、そこから離れられない。

セリフの少ない映画だけれど、静かに、激しく、感情が押し寄せ
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

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狂ってる!狂ってるよ!

そんな人間性に、ぞぞぞ。

歳をとっても衰えず、凶暴化する人の持つ狂気。
観る前の想像とは違う方向の展開に
しっかり爪痕残されました…。

おじいちゃん、怖いよー。

PLAY 25年分のラストシーン(2018年製作の映画)

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おバカで、悪ふざけばかり。そして時に情けなく。

そんな主人公と友人たちの思い出を振り返るだけの、映像がずっと流れる。
だけどなんか、最後まで観ちゃうの。

生きる時代は違えど、誰もが自分の若い頃の姿
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

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観た後も、胸に
細くて尖った針が1本、残ってる。

凪沙を演じる、草彅剛の演技が素晴らしかった…。女顔じゃないし、声もいつもの草彅剛なのに。

目を背けたくなる場面もあるけれど
母性に目覚めた
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