にものさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ジャバウォッキー(1971年製作の映画)

4.0

すごく好きな短編映画。
子供部屋における少女の妄想なのだろうか。セーラー服の男児による少し残酷にも思える人形遊びや、子供部屋を監視するポートレートの男(=父親)を通して、少女の男性に対する恐怖心が描か
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ウィルソン(2017年製作の映画)

2.0

ウィルソンみたいな人たまにいる。変な人なのかと思っていたけど、やっぱり少し変な人として描かれている。でもウィルソンの行動に悪気はないし裏表もない、彼はある意味純粋で心の綺麗な人だと思う。
里子に出した
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ヴィクトリア女王 最期の秘密(2017年製作の映画)

2.0

イスラム教についてもっと勉強したくなるような映画だった。
良い映画だと思うけど、アブドゥルはなんであんなに女王に尽くせたんだろう、憎んでもおかしくないのにという疑問が残る。
イギリス人からすると「イン
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なんちゃって家族(2013年製作の映画)

3.0

麻薬の密輸のために集まった他人同士がたった1日や2日で本物の家族みたいになっていくのが面白い
下ネタが酷いので駄目な人は観ないほうがいい

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

2.5

原作を読んでいなかったらもうちょっと面白く感じたかもしれない
もう一捻りあっても良いのになと思った

疲れていたからかもしれないが珍しく映画の途中で寝てしまった…

グッバイ・クリストファー・ロビン(2017年製作の映画)

3.0

児童文学『くまのプーさん』誕生の裏にある親子の物語
戦争を終わらせるために戦争に行き、平和を願う本を執筆する父親と、本のせいで有名になった名前を捨てるために戦争に行く息子の関係が見ていてつらい

リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.6

美しくて脆くて心が痛くなる映画
リリーにとってはハッピーエンドなんだろうなとは思うが少し寂しい気持ちになった
ただ邦題がリリイシュシュのすべてに似てるのが気になる

他のレビューを見ていて、トランスジ
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

上司と部下の垣根を越えた友情の物語。
ベンとフィオナ、ジュールズとマット、ジェイソンとベッキーの3組のカップルの関係の対比が面白い。
ただプロダクトプレイスメントがあまりに多くてちょっと気になってしま
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ルナシー(2005年製作の映画)

3.0

患者を自由にさせすぎて無秩序な精神病院と治療法がまるで拷問のような精神病院
どちらが良いのかわからないよね
どちらも良くないと思うけど

天才スピヴェット(2013年製作の映画)

2.5

めっちゃアメリカ
キャンピングカーに隠れるシーンで笑った

マトリックス(1999年製作の映画)

2.0

私の理解力が低いのかもしれないが、AIに利用されながら人間が仮想世界でのうのうと暮らし続けることの何が駄目なのか正直全くわからなくて(共感できなくて)、話が進むにつれて主人公達がAIと闘う必要性を感じ>>続きを読む

オペラ座の怪人(2004年製作の映画)

2.0

ミュージカル系の映画はそこそこ好きなのだが、この作品は歌の繰り返しが多く、全然場面が進まない。この手の作品にテンポの良さは不要なのだろうが、個人的には歌をもう少し早めに切り上げたほうが良いのではと思っ>>続きを読む

地下室の怪(1966年製作の映画)

3.5

幼年期の暗闇への不安感や恐怖心を描いた作品
パン的なものを焼いてるおばさんの表情が良すぎる。
シュヴァンクマイエル自身も子供の頃よくお母さんに地下室へジャガイモ取りに行かされてて、それがめっちゃこわか
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オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

4.0

不妊症で精神を患い食人木を想像妊娠した女性
自分だけの弟(赤ちゃん)が欲しかった独占欲の強い少女
子供を守るために籠城しようとする母親

母性の恐ろしさ、愚かさを凝縮した作品という印象。
オティークを
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悦楽共犯者(1996年製作の映画)

3.0

6人の変態の群像劇
鶏に扮した男性がまるで復讐するかのように人形の周りを飛び回るシーンが好き。コマ撮りが堪らない。
頭をかち割られてぐっちゃり潰れた人形とチキン。肉を食べるということはこういうことなの
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プラハからのものがたり(1966年製作の映画)

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短編ドキュメンタリー
私たちの革命はいわばオペレッタだった

調べると制作年がいくつか引っかかるんだけど、66年じゃなくて90年じゃないのかなぁ…作中に80年代の作品でてくるし…笑

対話の可能性(1982年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

全編コマ撮りのアニメーション。「永遠の対話」「情熱的な対話」「不毛な対話」の3つのパートで構成されている。
「情熱的な対話」が好き。相手との距離が近づいて存在が同化していけばいくほど、相手に対して嫌な
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ブルジョワジーの秘かな愉しみ(1972年製作の映画)

3.0

皮肉のオンパレード。
登場人物たちがなかなか食事にありつけないので観ているこちらもはやく食べたくなってしまった。
食べられない=死に向かって歩いている(あの田舎道を)?
襲撃されても肉を掴んで食べ続け
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ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

4.5

フランスの港町ロシュフォールを舞台にしたミュージカル映画。群像劇。
この映画が好きすぎてフランスに行ったくらい好き。双子の曲を聴くと思わず踊りだしたくなる。
ネットでレビューを読んでいると、姉妹、母親
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プラハ!(2001年製作の映画)

4.0

「プラハの春」を題材にしたミュージカル映画。
オープニングからとても良い。いかにもミュージカルな舞台装置を使った歌とダンスのシーンが沢山あって好き。
高校を卒業したばかりの普通の少女達と脱走中の兵士達
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マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

登場する映像の記録媒体が視力を測る時に使うレンズみたいで面白かった。
疑問点がいくつか。容疑者被害者の名前はわかるけど身元は割れないというのが不思議なのとか、立ち入り禁止場所への侵入が簡単すぎるのとか
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トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

4.0

「君はともだち」が2度(だったかな?)流れる演出が憎い。一体誰と誰が友達なのだろうか。
自分たちは所詮おもちゃと繰り返すのも物悲しい。