ぽかぽかさんの映画レビュー・感想・評価

ぽかぽか

ぽかぽか

エネミー・オブ・アメリカ(1998年製作の映画)

4.0

初トニスコ。もうちょっと削れるとは思うけどラストの一斉射撃がヤバすぎてどうでもよくなった。爆発も逃走劇もギンギンに力入ってる。コッポラの『カンバセーション⋯盗聴⋯』をもっとゴリゴリにした感じ。犬と猫の>>続きを読む

白衣いんらん日記 濡れたまま二度、三度(1997年製作の映画)

4.4

本当に好きな人とはセックスできないなんて、そんなの間違ってるよね。2階の部屋と外で別々に踊る(男の方のダンスきもすぎて最高)のグッとくるし、海に入って抱き合ってキスするところで泣いた。おれもすきなひと>>続きを読む

ビタースイート Bitter Sweet(2004年製作の映画)

4.0

愛とか信じることを軽視したりバカにするやつは全員地獄に落ちればいい。もちろん君だって例外じゃない。セックスすれば全部よくなるかなとか思うけどそんなことはなくて、確かなものと思えた身体はひとたび離れれば>>続きを読む

にわのすなば GARDEN SANDBOX(2022年製作の映画)

2.8

このわざとらしさ無理だ〜。花火もダンスも陳腐さから1歩もはみ出せてないと思うし、動きと発話が連動しないぎこちなさがインディーズの怠惰にしか見えない。例えばセリフ言う→柵を飛び越えるを順に分けてやるのと>>続きを読む

ヤング・ゼネレーション(1979年製作の映画)

4.1

撮影がずっとハチャメチャに良い。最後のレースでもチームの結束力ゼロなところとか全体的にゆるくて笑う。ふつーの脚本家だったらスポ根みたいにしたり彼女とのドラマを組み込んだりしそうだけど、ひたすら軽いし彼>>続きを読む

ハプニング(2008年製作の映画)

4.2

おもしれー。シャマランで初めてオモロいと思った。車の天井に空いた穴、少女が見つめる揺れるブランコ。最後の妊娠が判明して夫を待つ嫁の、はにかみながら腕を左右に揺らして嬉しそうに立つ姿でめちゃくちゃグッと>>続きを読む

非・バランス(2000年製作の映画)

4.5

全力で泣かせにきてる。西山真来とかペ・ドゥナに似た雰囲気をまとった派谷恵美。無言電話するたびにすごい顔するし、長身でスタイルやばくて画面映えしまくり。ビデオ屋からの帰り道に自転車漕いで橋の上で止まって>>続きを読む

イみてーしょん、インテリあ。(1985年製作の映画)

4.0

最高のタイトル。女のホモソみたいな、男を寄せ付けない感じがグッとくる。セリフが全部キレキレでマンガの感性だなと思う。斎藤久志が高野文子を原作に映画撮ってるけどこの時代って完全に高野文子に包括されてる気>>続きを読む

メロデ Melodies(1989年製作の映画)

4.7

超絶百合映画。深刻さと感傷がことごとく排除されていてそれがサスペンスになってる。マジで何も起こんなくて保坂和志っぽい。朝と夜を繰り返してピクニックに行ってご飯作って食べて百合をほのめかして、ああ俺は風>>続きを読む

まどろみの彼女たち(2024年製作の映画)

-

ずっとふぢのさんのことを想って泣いてしまって恥ずかしかった。痛ファンかもしれない…。ふぢのさん自身が監督をして撮っていたら…とか無限に考えてしまう。でもすごく勇気をもらいました。僕も映画化目指してマン>>続きを読む

光る女 修復版(1987年製作の映画)

5.0

劇場公開版とラフカット版続けて観た。4時間でも5時間でもなんぼでも見ていたい。全員目的があってそれに向かって行動してるんだろうが、何かフィクションに観客を没入させて現実との地続きの切実さで魅入らせよう>>続きを読む

フォーエヴァー・モーツアルト(1996年製作の映画)

5.0

初っ端から爆速キッスありがとう。次にどんなショットが繋がれるのか全く予想できない編集の気持ちよさ。ブツ切りのカットと嘘すぎるSEの大胆な挿入によってシークエンスの継ぎ目のような区切りが曖昧になっている>>続きを読む

逃げきれた夢(2023年製作の映画)

5.0

あらゆる不可能性の残酷さをどこまでも厳しく丁寧に浮かび上がらせる。安易な深刻さや問題をこれみよがしに提示することなく、安易な救いや希望も描くことなく、ただひたすらに年老いた男に対する世界の残酷さを切実>>続きを読む

銀平町シネマブルース(2022年製作の映画)

1.8

小出恵介という役者を撮る、という意味では成功しているのかもしれないが、正直いまおかしんじと城定秀夫のタッグでこれ?もっといけるっしょ、とは思う。「やっぱ許せない。殴っていい?」と聞いてからビンタするよ>>続きを読む

アルファベット(1968年製作の映画)

-

キモすぎ最高。YouTubeでこういう意味わからん謎の動画だけ見てたい。

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.7

やっぱ「移動」の作家だしそこら辺は偉いなあと思うがもっと厳しく削るとこ削って120分に収めてほしかった。明らかにちんたらしてる会話シーンとかあってだるい。プロデューサーに150分前後でとか指示されてん>>続きを読む

オトン(1969年製作の映画)

3.0

長々と会話、というかセリフがひたすら連続するの結構キツい。カットごとの音の繋ぎがブツ切りで、ああこれでいいんだって思った。ホン・サンスのズームってもしかしてこっから来てたりする?

花婿、女優、そしてヒモ(1968年製作の映画)

4.2

川辺の高速パンニング/ロングショット辺りヤバすぎる。演劇シーンのカメラの動かなさからの反動でめちゃくちゃ気持ちいい。無音→音楽と暗転。真似しよ。

ショーイング・アップ(2023年製作の映画)

4.3

細かい粒子がざわめいてるみたいなノイズのかかった画面が目に優しい。『ファースト・カウ』よりこっち。やっぱライカートは男より女を描くべきだし、薄暗闇を撮るのが上手い作家だなと思う(唯一見ていたテレビチャ>>続きを読む

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.8

思うように上手くいかない恋に崩れ落ちて涙を流し、健康で正常な他者からお前は異常な精神病患者なんだと言われ排斥される。完全にこの映画の中に俺がいて、俺の人生にこの映画が逆流して身体ごと押し広げられるよう>>続きを読む

野球どアホウ未亡人(2023年製作の映画)

4.0

全ての映画作家がこれぐらい勉強熱心だったらいいのにと思う反面、これほどハスミン信者であることを恥ずかしげもなく押し出す度胸にはダラしないとも感じる。まあ面白いのだけど、さすがに演出や編集が全面に出すぎ>>続きを読む

彼方のうた(2023年製作の映画)

1.0

死ぬほど気色悪いし絶望的におもんないし、酷すぎて泣きそうになったのは初めて。なんで急にこうなっちゃったの? アメリカ映画を意図的に排除しているのか、今泉力哉のような(アジア・ヨーロッパ的)シネフィル感>>続きを読む

ピーター・パン&ウェンディ(2023年製作の映画)

-

いくらデヴィッド・ロウリーとはいえ空を飛べないことの不可能性=制限を描けない完全にジャンルとしてのファンタジーでは受けつけられなかった。もちろん『グリーン・ナイト』は超えず。上下の空間を意識しようがそ>>続きを読む

忌怪島/きかいじま(2023年製作の映画)

3.6

冒頭5分のレベルが最後までずっと続けばカンヌでもヴェネツィアでも行けたんじゃないかってくらい興奮させられたが案外ダラダラやってて残念。それでもシャマランとかの何倍もオモロいし、終始説明に徹していた『ミ>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.9

すげーノリノリで撮ってて羨ましい。ずっとニヤニヤしながら観てた。戦の時のSEが気持ちいい。意図的に軽く作ってるんだろうけどラストはアレでええの?と思う。テンポ悪いし遅いしシークエンスが連動していかない>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.5

自分のやりたいことをやるために商業映画としての、観客を楽しませる配慮とシネフィル的なエゴや自意識のバランスが絶妙で、例のラストシーンもそうだし、ぎこちないテンポ感の食卓シーンでの会話だったり、不透明で>>続きを読む

雑魚どもよ、大志を抱け!(2023年製作の映画)

1.3

作り手の感性が幼稚すぎてつらかった。手持ちカメラでの長回し、テレビドラマのような臭い演技の付け方、規範に縛られまくったセリフ、7秒で考えたような凡庸で陳腐な深刻さ、辟易とする。一体どんな映画を観てきた>>続きを読む

ダーティハリー(1971年製作の映画)

5.0

「完璧」という語はこの映画のためにあるんじゃないかと思うくらい完璧すぎて震えた。最初の銃口ショット→ターゲットアイコン→水飛び込みアクション繋ぎ(ズームアップ→ロングショット)から、最後の弾が残ってい>>続きを読む

そして人生はつづく(1992年製作の映画)

4.0

トンネル入ってクレジット始まるところかっけー。息子が出会った母親にイブラヒムの話するとこオモロい。めっちゃ清水宏。

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

2.9

『ビフォア・サンライズ』とかロメールとかが思い浮かぶけど、いかんせんシチュエーションが列車に限定されてしまってるので、それは映画的に厳しくない?と思ってしまう。最近のカンヌなんかヌルくないっすか、こん>>続きを読む

トリとロキタ(2022年製作の映画)

4.2

ずっと緊張感エグいしずっと動き続けるしアクションが突発的だしで面白くないわけがない。このスピード感。自転車も常に立ち漕ぎだし、最後の無常にも思えるあっけなさったらない。印象に残ったアクション、ビンタ、>>続きを読む

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

4.2

素晴らしいショット群と華麗な編集◎。カメラの置き所が全部豊か。柱に逆光ショットのジョン・フォード的な画面。終盤の脱走歴の挿入映像でグッときた。映画の中で映画が映るだけでああ良いと思ってしまう、ほんとチ>>続きを読む

三人の名付親(1948年製作の映画)

3.7

赤ん坊に変な液体塗ってるところとか赤ん坊抱えたまま転げ落ちる所とかヒヤヒヤした。風が強い。死んだ2人の声が聞こえてきて半透明になって現れる。哺乳瓶と拳銃が一緒に映る異様な画面。

子猫をお願い(2001年製作の映画)

1.5

びっくりするぐらい面白くない。みんなペ・ドゥナに勃起してるだけ?

さよならみどりちゃん(2004年製作の映画)

4.3

エグい映画撮るねえ…。真っ暗な画面にモノローグでスタートからの初っ端のショットで度肝を抜かれる。ずっと画面がエドワード・ヤンぽい。電気消してのしがみつきだっこも、噴水シャワーもド最高。タクシーを走って>>続きを読む

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