ぽかぽかさんの映画レビュー・感想・評価

ぽかぽか

ぽかぽか

モテキ(2011年製作の映画)

5.0

森山未來と麻生久美子がカラオケを出たあと二手に分かれて麻生久美子が振り返りビルの光で形作られたハートを見つめる麻生久美子の顔!からの追いかけて歩道橋への階段で呼び止めるその奥の電車→キスで場面を繋ぐシ>>続きを読む

川沿いのホテル(2018年製作の映画)

4.5

まず同じホテルでなかなか出会えない親子、会っても噛み合わない会話、突然「死ぬ気がする」とか言い出す父親。そんでホン・サンス屈指の超絶百合ベッド添い寝!!キム・ミニってこんな声かわいかったっけ。雪の景色>>続きを読む

溺れゆく女(1998年製作の映画)

4.3

テシネ初めて観たけど速すぎてびっくり。箸チャーハン。序盤の雪のところがベストだからラストでもう1回雪降らせてたら100点だった。

UNloved(2002年製作の映画)

4.0

作者の試みがほとんど完璧に表現されていることのつまらなさはあると思うがまあガチガチな演出と編集で終始すごい。繋がれた手のショットは言葉での語りが少ないぶん風間志織のほうが好みではある。「私たちが今ここ>>続きを読む

リスト(2011年製作の映画)

3.6

ホンサンス映画に月のショットが!? 母親の前で見つめ合うところ爆笑した。

草の葉(2018年製作の映画)

4.0

階段昇り降り女ワロタ。最後の店内/外の使い方すごい。

「2人は話すことが山ほどあるのね。全部聞こえてるわ、分かってる? 私は耳ざといんだから。死んだ人をダシにして幸せになるつもり? 体裁まで気にして
>>続きを読む

ファニー・ページ(2022年製作の映画)

5.0

めちゃめちゃすぎるラストに訳も分からず涙を流した。A24はこれ以上のものを今後作り出せないんじゃないだろうか。ノア・バームバック『イカとクジラ』に出てた俳優が監督という押し売り文句だけど確かにその遺伝>>続きを読む

窓辺にて(2022年製作の映画)

1.0

ミニマリスト(綺麗好き?)の部屋ってなんでこんなに気持ち悪いんだろう。俺は部屋がゴチャついてる人間としか仲良くできない。女子高生とラブホ行っても下心とか無いし手出ませんよ〜みたいなキショさも耐えられな>>続きを読む

ライク・ア・ローリング・ストーン/悶絶本番 ぶちこむ!(1995年製作の映画)

3.8

葉月蛍の顔だーいすき。「ちゃんとしてくれなきゃ嫌いになるからね」つって田中要次にクンニさせるのめっちゃ良い。ぎゃー!って叫ぶ所で小学生のときに教室であーー!!って叫んで担任に「気が済んだ?」って言われ>>続きを読む

夜霧の恋人たち(1968年製作の映画)

4.5

爆速。おれも探偵バイト応募したことあるけど現代の探偵は車が必須らしく門前払いされた。クビになってもまたすぐ次の仕事見つけて働いてて偉い。終盤のラスク・メモ書き合い・栓抜き指輪のくだりマジやばいし意味不>>続きを読む

おんなたち 淫画(2007年製作の映画)

3.5

川瀬陽太が出てきてからファンタジーに逃げて自己弁解みたいな方向に言っちゃったからガン萎え。「こう撮るしかなかった」って役者に言わせてるのダサすぎない? ただこの吉岡睦雄を反面教師として毎年映画撮ってい>>続きを読む

宇宙戦争(2005年製作の映画)

5.0

光の映画。ドン・シーゲル『ダーティハリー』を思い出すが映画は光と闇をどう撮るかにかかっているということを再確認。ゴダールの『ウィークエンド』みたいな車から人々が降りて一斉に歩いてるところ感動した。割れ>>続きを読む

PARKS パークス(2016年製作の映画)

3.2

『親密さ』の平野鈴が一瞬だけ出てくるところが1番感動した。『あとのまつり』バイヴスは好きじゃないし、どこかカサヴェテス的な緊張と崩壊を期待したけどこの後に『ジオラマボーイ・パノラマガール』を撮るんだか>>続きを読む

淫らな庶務課 OL 塔子の歓び(2001年製作の映画)

3.8

佐々木ユメカってほんとーに綺麗。完全にド忘れしたんだけど電車の窓開けてなんか捨てるラスト、成瀬巳喜男かなんかの邦画にあったよね…。突然ドン!と映される裸体ショットにギョッとしたり。川瀬陽太が洗濯干して>>続きを読む

ハハハ(2010年製作の映画)

4.2

寝転がって詩を読むときの谷間がエロいしそのあと最高のキスがくる。

WALK UP(2022年製作の映画)

3.6

何回も乾杯するとこ笑ったけど最近のホン・サンスのこの感じあまり好みではない。なんとか『水の中で』の方向に行ってくれないか。

アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家(2023年製作の映画)

2.8

1700円の価値があるかと考えれば…。ドキュメンタリー度合い薄かったし芸術に1ミリも興味が無いのでゲロおもんない。そんなことより生の苦しみが酷くてずっとつらかった。金も職も愛も無い。

次の朝は他人(2011年製作の映画)

4.3

やべえキスシーンにドキドキした。人生がつまらないのはすべて恋をしていないせい。そして、モノクロの雪!!

気のいい女たち(1960年製作の映画)

4.2

あーリヴェットが影響受けたんだろうなって感じだけど店のおばちゃんが「恋する女は強いわ」つってギロチンにかけられて死んだ美青年の血が着いた何かを取り出すところとかめちゃくちゃリヴェットで嬉しかった。かな>>続きを読む

コラテラル(2004年製作の映画)

4.4

終盤のビル⇆外の切り返しから電気が消えて真っ暗闇→逃げて電車に乗って車両扉を挟んでの銃撃ち合い(ここでも電気が明滅する)の流れでブチ上がったし電車とトム・クルーズの緩慢な停止で泣いた。電車、暗闇、運動>>続きを読む

櫻の園(1990年製作の映画)

5.0

ブニュエル、小津。中島ひろ子の細かな演技・佇まいがサスペンスと叙情を生み出していて奇妙な印象を与える。幽霊みたいな登場に緊張感のあるパーマ。部室に入ってきて窓を開けて外を見る中島ひろ子、の髪を見る宮澤>>続きを読む

左手に気をつけろ(2023年製作の映画)

2.7

原作付きでちゃんとフィクション長編撮ってほしい。主演の名古屋愛のビジュと声が超良くて加点したいけど観客のおっさんの笑い声がキショくて気分悪くなったので減点。金が無いのに金があるみたいなイヤらしさ。ユー>>続きを読む

だれかが歌ってる(2019年製作の映画)

2.5

ドキュメンタリー的な演出は向いてないんじゃないか…。井口奈己どうしちゃったの?って不安になるレベルでひどい。

あなた自身とあなたのこと(2016年製作の映画)

4.0

女優が日本的な綺麗さで新鮮。撮影がリッチでロメール『モード家の一夜』みたいな室内での男女の長回しが印象的。中学の同級生と再開して酔って壁に穴を空けたという話で爆笑するシーンの多幸感やばかった。

映画館の恋(2005年製作の映画)

4.0

庵野秀明みたいな話で序盤ちょい不安だったけど変人ストーカー男が出てきてからずっと面白い。タバコ吸いたくて先輩家族の車を急に降りるところの早くドア閉めてって言われて閉めずにボーッとするの意味不明で笑いそ>>続きを読む

憐 Ren(2008年製作の映画)

4.3

リヴェットとかゴダール的な、強引に物語を終わらせる感じが嬉しい。歩道橋から飛び降りるショット。終盤の長回し。

パリ、恋人たちの影(2015年製作の映画)

3.8

ユーモア抜きホン・サンスみたいな。辛気臭え〜って思ってたらラストが超絶良くて感動。浮気相手の女がネックレス付けて見てって言ったあと後ろから抱きついてキスしてってお願いするところが1番よかった。

共喰い(2013年製作の映画)

3.4

ウェルメイド。てか荒井晴彦の脚本もう無理かもしれん。殺人シーンの超絶ロングショットとかは良かったけど。菅田将暉も目付きが良かった。吉行淳之介の『暗室』読みながら菅田将暉がちんこイジってるとこがベスト。

素晴らしき放浪者(1932年製作の映画)

4.3

おれもブルジョワの家に侵入して奥さん寝取りたい。家の中めちゃくちゃにしてなぜか逆立ちするとこ笑った。ねえキスしていい?とか言うにはイケメンになるか浮浪者になるしかない。船多め。

魔法少女を忘れない(2011年製作の映画)

5.0

海のシーンでめちゃくちゃ曇り空なのすごいし委員長があわてて髪をほどいてエプロン外すところが可愛すぎてヤバい。超絶告白シーンは言わずもがな、委員長がミライを忘れてしまう瞬間のミライが振り返る顔面→繋いで>>続きを読む

妄想少女オタク系(2007年製作の映画)

5.0

眼鏡を取って口紅を塗って鏡で自分の顔を見るシーンの部屋に差す夕日の光。ラストのプールで水面に反射して男子2人を照らす太陽の光。なぜかしきりに寝転がる人物たち、必要以上に笑い続ける女子2人、編集でカット>>続きを読む

リラの門(1957年製作の映画)

4.2

主人公が無職の男で、俺も無職になったばっかだからちょっとタイムリーで嬉しかった。好きな女が私たち友達でしょ?って聞いてくるの激鬱すぎる。あそこで殴らないのすごい。

早春物語(1985年製作の映画)

4.0

脚本クソキショいし後半ダルくて冷めながら見てたけど終盤の空港での満を持した切り返しと2人の晴れやかな表情で感動して泣いてもうた。先生とのスキャンダルで自殺した子との百合もうちょっと見たかったけど。相米>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.6

安心の山下敦弘クオリティ。そりゃあ『リンダリンダリンダ』の監督なんだから間違いない。1人で淡々とVHSで古典映画を観続ける映画見る部の男の子に思いを馳せる…。