Tomofiloさんの映画レビュー・感想・評価

Tomofilo

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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

基本的にキアヌのアクションと、かっこいいセリフの応酬を楽しむエンタメなのであまりあれこれ言いたくはないけど、、、

さすがに過去作の総集編、焼き直し感が強すぎたかなと。
日本要素だってすでにパラベラム
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.9

庵野監督は原作への愛やリスペクトを(ヲタク視点的に)感じさせながら、自身の世界観を反映させたリメイクが本当に上手いと思う。
現代の技術で、あえて当時の特撮の醍醐味を表現する、という構図も面白く、シン・
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THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦(2015年製作の映画)

2.5

やっぱり押井さんはアニメ映画の人なのかなというのが見終わったあとの最初の感想だ。

アニメという虚構の中で更に虚構の世界を描くことで、アニメという虚構の枠に実態性を持たせる二重構造が押井監督の手法だと
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劇場版 MOZU(2015年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

 ドラマシリーズはわりと好きで全話見たんだけど、さすがにこの映画はちょっと、、、というのが正直な感想。
 村上春樹の『羊をめぐる冒険』からトレースしたかのような"ダルマ男"の設定("先生"という呼び名
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

結論から言うと、肩透かし、ちょい中途半端、続編て難しいね、という感想。

やたらと前情報で1作目の続編とか、昨今の都市伝説界隈で盛り上がってるメタバース的な構造論に切り込んでるんじゃないかとか、1作目
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.1

 結論から言うと、大人向けのガンダム、という感じだろうか。
 自分が学生の頃に読んだ小説がどういったカタチで映画化されたのか、それこそガンダムファンの間でも映像化にあたって賛否両論を巻き起こしていたく
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進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2014年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

コミック原作の映画化には多少なりとも原則のファナティックなファン中心に批判がつきまとうものだけど、この映画が非常に批判を受けているのもむべなるかな、というのが素直な感想だった。

コミック原作の実写映
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フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

4.1

忘れた頃にまた見返してしまう、頭空っぽにして楽しむことのできる良質なエンターテイメント作品。

ストーリーがどうとか、細けぇこたぁいいんだよ。
凝った作品見てしたり顔で語りたかったら黙ってゴダール見と
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インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

3.4

悪名高い人種隔離政策、アパルトヘイトに立ち向かい、大統領となったネルソン・マンデラ氏がスポーツの力を借りて分断された国民の心をつなぎとめていく様を描いた、史実を元にしたストーリー。

この手のセミ・ド
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

人は、喪失によって壊れていくのではなく、逆に何かを壊していく(それは自身の心の殻や、社会の中で無自覚的に付与されている枠でもある)ことで再生に至るのだというメッセージをスタイリッシュな映像とバラエティ>>続きを読む

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.2

基本的にラブストーリーってあんまり好きではないのだけれど、友人(女性)に薦められて、あまり乗り気ではないまま観たのだけれど、思いのほか好印象だった作品。

タイムリープという、使い古されたSF的手法を
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

視点としてはすごく面白いし、映画としてはよく出来た素晴らしい作品であると思うけれど、アカデミー賞の結果が表すとおり、ホアキン・フェニックスの演技あってこその映画であったという気もしなくはない。

おそ
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.0

他の人が書いている通り、SFの手法と宇宙という非日常的な舞台を借りた、内省と成長を描いた静謐なヒューマン・ドラマ。

この映画に対してどこに重きを置くか、何を期待するかによって評価が分かれてしまう作品
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

5.0

タランティーノ監督が送る、60年代ハリウッド・カルチャーへの、カラフルでファンキーでマザーファッカーなオマージュ。

自分はなんの予備知識もなく観たのだけれど、それでも十二分に楽しめた。が、見終わった
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海獣の子供(2018年製作の映画)

3.0

どれだけ文明や文化が発達してもそれだけでは伝わらないことがある、という作品のメッセージを、この映画じたいが逆説的に表現してしまった感じです。
原作の独特の世界観や絵のタッチを壊さずに映像化し、そこに映
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