toppeさんの映画レビュー・感想・評価

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.5

日常を淡々と過ごす寡黙な男を台詞無しで表現する役所さんは流石です。観る側に色々な事を考えさせる映画だった。
1日が何も無いルーティンで終わるように感じるのは、その人の感性の劣化なのかもしれない。日常の
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.5

正月休みにTVアニメでこの家族の事を偶然知った。面白かったのでTVアニメの1話と2話を予習で見てから劇場版を観た。いやぁアーニャの可愛いこと。女の子ってこんな感じなのかなぁ?ストーリーはシンプルで、う>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

5.0

怪獣映画はSFエンタメなのだが、本作は敗戦日本における人間ドラマも上手く描かれていると思う。ど迫力&精緻なVFX映像と真実味のある裏ストーリーにグイグイ引き込まれる。ある意味で戦争映画としても秀逸だっ>>続きを読む

ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

2.5

999人のゴーストが待つ豪華館へ引越すシングルマザーと9歳の男の子。始まりはホーンテッドマンションの世界観と重なってワクワクしたけど、途中から訳ありなんちゃってゴーストバスターズ達のドタバタ対決が始ま>>続きを読む

犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

4.0

本当に実在しそうな旦那デスノート。仕事人間を自負して妻の実態を見逃している世の旦那衆に観て欲しい。真面目に仕事してれば良いってもんじゃない時代なんだって再認識した。仕事人間の男達は妻からデスられる前に>>続きを読む

TANG タング(2022年製作の映画)

4.5

ポンコツだけど愛らしい言葉と動きのロボット「タング」に癒されました。主演の二宮和也との冒険&友情物語で特にどんでん返しもないけど、タングの声と動きもニ宮がアフレコとモーションキャプチャーで演じていると>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

4.0

ジュラシックパークから続いたシリーズ最終話で、観るべき作品かなぁと。懐かしい初期キャストを交えてストーリーが展開するのが面白い。前作の背景だった恐竜闇取引が続編として描かれている。
テーマの人類と恐竜
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

あのテーマミュージックで始まるオープニングで一瞬にして36年前のトップガンの世界にワープする!ミッション、限界突破、友情の鉄板アクションに、お決まりのラブストーリーもプラスされて超楽しめます。トムクル>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.5

シンらしさ満載で、原作を知ってる人には監督のリスペクトを感じたのではないだろうか。随所で「そうきたか!」とニヤリとする場面が多くありました。ん?と思う場面ありましたが、それは個人によって違うでしょう。>>続きを読む

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.0

90歳のクリントイーストウッド監督は、実話を題材に 、FBIとマスメディアが無責任な加害者になり得る事を描いている。今ならSNSがこれに該当するかもしれない。真面目だけが取柄のデブで間抜けな主人公が、>>続きを読む

前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

3.5

漫画の空想構造物を実際に造るとしたら?マジに設計して工費・工期を積算する。日本のゼネコンにしか出来ない実話を熱く映画化しています。クスッと笑えるシーンもあり、大人ファンタジーですが、ものづくりニッポン>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

2.0

パート3(完結編)らしいですが、ひたすら撃ち殺すゾンビ映画と変わりません。途中から観ていて気持ち悪くなりました。キアヌ・リーブスのアクションと音楽の融合は格好良いですが、コアなファン向けの作品でしょう>>続きを読む

セカイイチオイシイ水 マロンパティの涙(2019年製作の映画)

3.0

実話を映画化したハートウォーミングな物語です。映画初主演の辻美優がすごく初々しい。 蛇口から水が出るのが当たり前な日本人が、この映画を見て感じて水問題を考えるキッカケになって欲しい。水の争奪戦で本当の>>続きを読む

引っ越し大名!(2019年製作の映画)

3.5

大名の引越しにフォーカスした下級武士の奮闘物語です。カタツムリと揶揄される引きこもりの武士役に星野源が妙にハマっていて笑えました。高橋一生の微妙に力感の抜けた武闘派役もカタツムリと絶妙なコンビネーショ>>続きを読む

ライオン・キング(2019年製作の映画)

3.5

この映画で動物CGはリアル映像を完全に超えたと思う。映像はナショナルジオグラフィックの写真が動いているかのようでした。ディズニーらしいシーンに合わせた動物の表情すらリアルに感じました。ストーリーは愛と>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

4.0

えっ東京が!って場面は置いといて、この映画は日本のスピリチュアルな世界と現代の異常気象を背景に、主人公の淡い初恋を結び付けた新海監督流の爽やかな御伽話だと感じました。生き辛さを感じる恋愛奥手の帆高に、>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.5

菅田将暉の好演が光る。数式の力で戦争を本気で止めようとする設定は、戦闘シーン抜きでも緊迫した場面が連続し、観ている者を飽きさせない。巨大戦艦は設計時と竣工時と最終戦闘時の姿が登場するが、艤装の変化に気>>続きを読む

おいしい家族(2019年製作の映画)

3.0

ふくだももこ監督が描く、生き辛さを感じる人々へ向けたカミングアウト応援映画のようでした。監督は、人は優しさで生きて行ける、人はもっと自由に生きて良い、家族は血の繋がりよりも心の繋がり、というメッセージ>>続きを読む

アラジン(2019年製作の映画)

4.5

名作アニメの実写化映画ですが、音楽とダンス、アラビアンな衣装と風景、スピード感溢れるCGに圧倒されました。ウィルスミスが演じる青い魔人の存在感は、主役の二人を完全に上回っていましたが、彼のコミカルな動>>続きを読む

泣くな赤鬼(2019年製作の映画)

3.0

余命半年の元生徒と教師の再開がもたらす感動作(パンフレット)。結末は見えてますので、映画的ドキドキ感は少なく、物語は淡々と進みます。堤真一が赤鬼教師役を好演していますが、鬼をイメージさせるには少々優し>>続きを読む

プロメア(2019年製作の映画)

1.5

炎を操る人種(バーニッシュ)と高機動救命消防隊とのバチバチバトル映画です。ド派手な配色と音響でアニメの世界観を表現しています。個人的には鑑賞途中で目がチカチカして集中出来なかった。興味がある人向けの作>>続きを読む

空母いぶき(2019年製作の映画)

4.0

かわぐちかいじ原作コミックの実写化映画で、海上自衛隊の緊迫した24時間が描かれる。戦争と戦闘は違う。戦争を防ぐ戦いがある。平和ボケ日本を危惧する場面が登場する。かわぐち作品らしい緊迫した戦闘シーンでは>>続きを読む

ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

4.0

冒頭からアメリカの原子力潜水艦が撃沈され、ハラハラドキドキの戦闘ロードムービーが開始します。潜水艦モノですので閉所恐怖症の方は避けた方が良いかも。敵国ロシアの大統領を救出するアメリカ特殊部隊の地上戦も>>続きを読む

シャザム!(2019年製作の映画)

2.5

どうもアメリカンな笑いと、自分の笑いのツボがずれているようで、ドリフの大爆笑世代にはピンと来なかった。史上最年少ダサカワヒーロー誕生!(宣伝文)と言われても、戦っている姿は大人だし、バトルはドラゴンボ>>続きを読む

ダンボ(2019年製作の映画)

3.5

ダンボが主役であることに間違いないが、ティムバートン監督は、ダンボを通じて人間の欲望が動物虐待を招いていて、これを救うのは人間の子供達だというディズニー鉄板ストーリーに仕立てています。アニメと違ってダ>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.5

祝@日本アカデミー賞受賞!万引きで暮らすというユニークな設定の中で、登場人物の秘密が徐々に解き明かされる展開に、最後まで退屈せずに鑑賞できました。映画は貧困、育児放棄、幼児虐待と言った重い家族問題が描>>続きを読む

アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.5

下界のゴミ捨て場から300年の時を経て再生された少女サイボーグ「アリータ」が上界のボスに挑む戦闘アクションです。スピードと技で圧倒的パワーに対峙する姿は幼気でした。バトルゲーム感覚で楽しむ映画ですが、>>続きを読む

盆唄(2018年製作の映画)

2.0

原発事故で故郷を追われた人々が、盆踊りという日本的文化で、心の繋がりを取り戻すドキュメンタリーです。人は言葉よりも唄と踊りで魂が揺さぶられるという映画のメッセージには共感できますが、中江監督ファンでな>>続きを読む

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

2.5

映画ロッキーシリーズ(特に前作)を知らないと登場人物の関係に戸惑うと思います。ハリウッドはまだロッキーで稼ぐのかって感じの映画で、ストーリーは定番のスポ魂物語でした。ロッキーが心折れたチャンプを再生す>>続きを読む

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

4.0

禁ジス患者がボランティアに支えられて前向きに生きるという重いテーマを大泉洋が下ネタ的笑いの要素入れながら明るく演じている。映画からは、夢があれば生きていけるという新年に相応しいメッセージを頂いた。泣か>>続きを読む

デイアンドナイト(2019年製作の映画)

3.0

昼と夜は善と悪の二面性を持つという深いテーマの下、物語が淡々と進みます。丁寧な脚本と映像で魅せる昭和の黒澤映画のようでした。正義は綺麗ごとだけでは通じない人間社会の二面性に、映画は疑問を投げかけていま>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

5.0

QUEENの楽曲にハマった世代には懐かしく、パフォーマーとして伝説化したフレディ・マーキュリーの生涯をレビューできる作品でした。当時の秘密や内輪話も映画的に描かれ、そうだったのか!と思う所もありました>>続きを読む

スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

3.5

スマホを落とすと一大事になるって言う想像つきそうな設定ですが、とてもエグい猟奇的殺人事件と主人公の秘密にまで発展し意外とハラハラした。あなたはスマホにどれだけの情報を保存してるでしょうか?どれだけの機>>続きを読む

ステータス・アップデート(2018年製作の映画)

3.0

投稿した願いが叶う魔法アプリで校内の人気者になって行く男子高校生の青春物語です。映画は飾り物の世界であるSNSを痛烈に皮肉りながら、リアル世界の大切さを問うています。主人公役のロス・リンチは今後役者と>>続きを読む

コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

4.0

映画は、現在は変えられなくとも未来は変えることができるというメッセージを送っています。人は誰でも過去に戻って悔い改めたい事がありますね。4回は泣けませんでしたが、松重豊のシーンではウルっと来ました。あ>>続きを読む

バーバラと心の巨人(2017年製作の映画)

3.0

主人公の少女バーバラにしか見えない巨人が現れ、少女は巨人から街を守ろうと孤軍奮闘する。トラップや武器や謎の呪文など結構見せてくれた。ハラハラドキドキのSFアクション映画と思いきや、悪の巨人の正体は・・>>続きを読む

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