とらさんの映画レビュー・感想・評価

とら

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映画館でしか映画見れない身体。ので自然と新作中心です。

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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.4

ラストは、正しくないだろう。
彼女らのは笑いは自由の謳歌ではなく、ある種の引きつけにすぎない。
それを肯定はできない。
ただ、理性的であることだけが、良いことでもない。

象は静かに座っている(2018年製作の映画)

3.7

4時間中1時間くらいはうとうとしていたが、良かった。
世界と、対象を大きく捉えるが故に、移動は、なにも意味をなさなくなる。そしてそのことに自己言及してしまう。
そしてラスト、象を鳴かせるほかない。
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火口のふたり(2019年製作の映画)

3.2

人生と性交と国政と大地がつながっている。
風力発電がある、噴火する地熱がある、
つながっているといってもそれは、大袈裟なことでなく、そんなものでしかない、という形でだ。
つながっている、そんなものでし
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ドッグマン(2018年製作の映画)

3.3

ピントがずれている。
ラストシーン、ただの物かのように死体を運ぶマルチェロ。重いものを運ぶというその身体の苦しみが伝わるが、本当に気にしなくてはいけないのは、人を殺してしまった、その先なのではないか。
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.6

ホアキンフェニックスが素晴らしいだけに、もっといけたのではないかと思ってしまう。
もっと傷つくジョーカーが見たかった。
もっと馬鹿で、偶然に助けられるジョーカーが見たかった。

惡の華(2019年製作の映画)

3.4

あのときのその感情は「死にたい」という感情だよ。何か劇的な事件があったわけでも、つらいことがあったわけでもなく、ただ「死にたい」という。

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

4.2

表現ってなんなのか。
この映画が伝えたいことは、音楽は世界だ、なんてハッピーなんだ!ではない。
ピアノの演奏によって、過去のトラウマを乗り越えることができましたメデタシメデタシではない。

ピアノひと
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ピータールー マンチェスターの悲劇(2018年製作の映画)

3.3

中盤まではまあ退屈だ。
みんな演説をぶつ。これって映画でみなくちゃいけないの?と気分。
けれど、実際の事件の場面になると、それまでの退屈な序盤が効いてくる。

事件は激しく起こったわけではなく、メリハ
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.2

誰もが通ってきた道だ。
だから、タイムカプセルのガラクタが、本当にいつか大切になることをみんなわかっている。
そして、燃やしてしまったならそれはそれで、まあ別にいいかと後悔もしないことも。

だから彼
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ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

3.7

人種差別がテーマであり、アイデンティティがテーマであり、オークランドという街がテーマであるけれど、ひとつ選ぶなら友情だ。

ふたりが分かち合えることはない。
白人であることの特権を、罪悪感としていくら
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アス(2019年製作の映画)

3.2

監督は人種問題ではなく経済格差だという。でもやっぱり人種問題でも読めてしまう。
つまり、暗闇に沈み込む肌の黒さ。
こういう言い方はとても危ういのだけれど。

ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

3.6

キャストが全員良い。
なによりホアキンフェニックスの瞳。
真っ暗闇の世界をシンプルに眺める、澄んだ瞳。
その瞳が、世界を壊すんだ。

トム・オブ・フィンランド(2017年製作の映画)

3.2

当事者としてはやはり辛くなる。
ああこんな時代があって、みんな苦しんだんだと。トム・オブ・フィンランド、ひとつのフェティッシュを作った男だ。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.8

たった数日。
それぞれが過ごした夜があって、その次の日がある。たしかにそこにみんな生きていて、生き続けていて。

ロケットマン(2019年製作の映画)

2.2

からっぽだ。
からっぽであることがアイロニーになるでもなく、happyにからっぽだ。

ワイルドライフ(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

父親は山火事に向かう。
母親は川の近くへ移り住もうとする。
洪水の起こりうる川へ。
死が、降りかかる人生だ。

少年は秩序を求める。
愛のないセックスもある。
上滑りをつづけるチャチャがある。
親は、
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よこがお(2019年製作の映画)

3.4

不穏さ。
舞台的要素と映画的要素が混じり合い、
映画的論理で続いていくのが素晴らしい。

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

2.2

もっとちゃんと作ってよ。
なんで最後がちに地獄落ちるんよ
そこふざけちゃったら狂気の面白さもなくなってまうじゃん

さよなら、退屈なレオニー(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

レオニーは自転車に乗る。
感情が身の丈を超えて、どうしようもなくても、レオニーは自転車に乗る。彼女は風になれない、バイクは遊戯に過ぎない。自転車の速度の自分にしか、なれない。
レオニーはギターを弾く。
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天気の子(2019年製作の映画)

2.8

女の子も男の子かわいい。
でも東京中心すぎるんじゃ。

新聞記者(2019年製作の映画)

2.6

記者もの、というものはそりゃそれなりに面白いのだ。そのそれなりに面白いということでもって、現実のメディアへの応援も、反政府であることの鼓舞もできないわけだけども。
映画そのものの感想とはズレてしまって
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ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年製作の映画)

4.3

セリフを信じるな、セリフを、息遣いが裏切っている。
あの圧迫感のあるロケーション。
世界は狭い、苦しい。
ぜんぜんキラキラしていない。
きゅんきゅんしない。
全員嫌だ。最高だ

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