りりいさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.8

監督の頭の中が天才すぎる。センスの塊。家族の話だし、父娘、母娘、夫婦、それぞれの葛藤や問題が次元の違う世界で繰り返され、哲学的な描き方もあれば、エキサイティングな世界もあり、ゲラゲラ笑えたりもする。す>>続きを読む

50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

3.5

途中までの展開が単調で飽きそうになったけど、山田孝之演じるだいすけが決意を決めてからはとっても素敵な話だった。ハッピーエンド最高。

軽い男じゃないのよ(2018年製作の映画)

2.1

どんな話かなと思ってみたけど想像と違った。タイトルがコミカルに思えたのでもうちょっと笑えるストーリーなのかと思ったら違った。だいぶ社会派ストーリーで、男女の立場が逆転している世界だったらという内容だっ>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.1

人殺しの話だと聞いて身構えていたけど、くだらなくて面白かった。おとぎ話みたいな感じ。本当だったら怖いけど、あまり細かいことは考えずに、くすりと笑えた。社会的な風刺も少し織り交ぜててそこもよかったかな。>>続きを読む

ハウ(2022年製作の映画)

3.5

ハウのかわいさ、一途さに感動した。動物ものってやっぱり癒される。同じ映画の感想なのに感じ方が人それぞれで面白いなと思った。ハウが健気にご主人に会いたくて帰ろうとする道中が泣けた。出会う人々の心をハウが>>続きを読む

ロニートとエスティ 彼女たちの選択(2017年製作の映画)

3.3

主演の2人が美しい。伝統を大切にしたり慮ることはとても良い事だけど、何人たりとも自由で生きやすい社会であってほしい。妻を許した夫の潔さがかっこよかったな。

さまよう刃(2009年製作の映画)

3.0

ドラマ版と見比べたくて鑑賞。救いがない話でとても重たい内容だけど、本当のことを言っている。犯罪被害者が報われないというのは辛い。ドラマも映画も、最愛の一人娘が凄惨な亡くなり方をしたことを目の当たりにし>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.1

本当に面白かった。残酷なシーンが、とかそういうのではなく、全てにおいてホアキンフェニックスの怪演が凄まじい。大衆の負の感情の連鎖、怒りの爆発、暗いテーマでありながら所々でジョーカーの軽快な踊りが挟み込>>続きを読む

ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

3.0

毎回思うけど、イタリアの文化や街並み、アメリカにおけるイタリア人の歴史がよくわかるからこの作品は好き。最後まで観て良かったと思う。いまいち、という評判の割には面白かった、という評判を呼んでわたしもそう>>続きを読む

最後まで行く(2023年製作の映画)

4.2

韓国版のリメイクだそうで韓国版も是非見たいと思った。本当に面白くて最高。極悪非道、義理も人情も何もなくて、倫理観も道徳感もぶっ飛んでいる。但し救いがないというわけではなく、突き抜けていて観ていて気持ち>>続きを読む

ムーンライト・シャドウ(2021年製作の映画)

2.7

小松菜奈ちゃんと宮沢氷魚じゃなければ、ブチギレてた(笑)
っていうくらい、物語の抑揚がなくて、見せ場もなく、動きもなく淡々と進んでいくストーリー。ただし映像、セリフを放つタイミング、通り過ぎていく日常
>>続きを読む

ブロンド(2022年製作の映画)

1.9

役者さんが身体張っていたし、時間もお金もかけていそうなだけに残念だった(アナ・デ・アルマスが本当にかわいい)。マリリンは生い立ちや精神状態など苦労な面が多く不憫だったんだと思う。その部分を重点的に描き>>続きを読む

とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

3.0

結構良い作品だと思った。漫画が原作なので映画の時間でまとめるのは少し雑な感じがしたけれど、とんかつ屋のシブカツのグッズを身に纏うアゲ太郎がかわいかったし、シブカツグッズかわいかった。渋谷の商店街の人た>>続きを読む

リッチー・リッチ(1994年製作の映画)

3.8

面白かった!やっぱりマコーレーカルキンはスーパーキッズ!表情も演技も子供らしくて最高にキュート。

心のカルテ(2017年製作の映画)

3.3

リリーコリンズ、随分難しい役に挑んだなあと思う。摂食障害の女の子の役だった。食べることが好き、というのはすごくハッピーな気がするけど反対側では食べることが辛い人たちがいて生きるために必死に食べることを>>続きを読む

マダム・メドラー おせっかいは幸せの始まり(2015年製作の映画)

3.6

スーザンサランドンみたいに歳を重ねたい!内容は少しパッとしないところもあったけど、長年連れ添った夫を失った女性の気持ちがよく現れていた。空虚な気持ちってなかなか埋められないものだよなあと思う。主人公は>>続きを読む

フレンチ・イグジット さよならは言わずに(2020年製作の映画)

3.5

理解に難しかったけど、余韻がかっこいい映画のように思う。これは観てよかったなと思えたのはマダムフランシス役のミシェルファイファーがすごくエレガントで上品で素敵すぎる事。お金持ちだったのが浪費で落ちぶれ>>続きを読む

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.8

度々の再鑑賞。やはり名作。ストーリーの良さもあるけれど、演じているティムロビンスやモーガンフリーマンの実力もあって物語に引き込まれてしまう。ハラハラドキドキするし、紆余曲折を経て最終的に救いがあるとこ>>続きを読む

2つの人生が教えてくれること(2022年製作の映画)

3.5

あの時こうだったら、のじゃない方の人生も同時展開していくストーリー。結果的にどちらも多少の苦労は伴うけど、ハッピーになりたいという気持ちを諦めなければどんな道を歩んでも幸せは訪れる気がした。

ゴースト・オブ・ガールフレンズ・パスト/ゴーストたちの恋愛指南!(2009年製作の映画)

4.1

面白かったし結構感動した。やっぱりマシューマコノヒーかっこいい。マイケルダグラスも出てるだけで存在感ある。独身貴族を謳歌するプレイボーイがっていう設定はよくあるんだけど、お化けになった元カノの生霊とか>>続きを読む

はるヲうるひと(2020年製作の映画)

2.8

佐藤二郎が監督作品で、いつもコメディを飄々と演じている時とは真逆でただただ冷酷で非情な人物像が怖かった。閉塞的な田舎の島の話だけどそのコミュニティの中での苦しい人間関係や空気感は伝わるんだけど、他の内>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

3.5

演じるクリントイーストウッドの若々しさ。年齢は重ねても(肌や仕草は年齢相応だけど)生き生きとした演技は老いてないように思う。役者としてのモチベーションの高さににすばらしさを感じた。

きみがくれた物語(2016年製作の映画)

3.6

めっちゃよかった。最初はぶつかり合っていた二人がカップルになり、家族になって、困難を乗り越えるのだけど、共感できたし感動した。誰にでも、あの時ああしていればはあるはずで、人生どうなるかわからない、やっ>>続きを読む

ベイマックス(2014年製作の映画)

4.0

本当に良い話だった。小さな天才科学者、たくさんのアイディアと発明が見ていて爽快だし、何よりケアロボットベイマックスが最高。質感、声、かけてくれる言葉まで全て可愛くて癒された。

マチルダ(1996年製作の映画)

3.3

子供に無関心な親のもとに生まれながらも、賢く勇敢に育った女の子の話で、家庭で虐待とも言えるような扱いを受けながら、小学校の校長も暴力的な気性だったりする。今なら完全に虐待だしコメディとしても難しいけれ>>続きを読む

フロム・ヘル(2001年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

よく出来た、ミステリー、ホラー。昔のかっこいいジョニーデップが観たくて鑑賞。ヘザーグラハムもかわいい。ハッピーエンドが希望だったので最後は少し切なかったが、事件は解決されて良かったと思う。

ブロウ(2001年製作の映画)

3.7

大きく稼いで伝説の麻薬王として名を馳せた人物の実話だけど、ひとりの人物の半生としてはとても良く描けていたように感じた。富も家族も得て成功者となったものの犯罪である事には変わらず、失ったものは大きかった>>続きを読む

赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。(2023年製作の映画)

2.6

冒頭から福田節が全開でギャグを詰め込みすぎていたけど、ベテラン俳優たちがノリノリで演じてるのが面白かった。シンデレラと赤ずきんが共演って発想が新鮮だし、ミステリーもよく出来ていて明快で見やすかったと思>>続きを読む

ブラウン・シュガー(2002年製作の映画)

3.0

面白かった。黒人の男女のストーリーで、幼なじみでヒップホップ好きで青春時代も一緒に過ごしてきただけに芽生えた恋心伝えられず少し焦ったかったりして。ラブストーリーなんだけど、ヒップホップは黒人の文化史っ>>続きを読む

フォーカス(2015年製作の映画)

3.3

内容的には少し甘かったり、足りないところがあったと思う。けど、全体的には話がまとまっていて良かった。観てる側も騙されてしまう、そこが面白かった。ウィルスミスのセクシーぶりが爆発し、マーゴットロビーの可>>続きを読む

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.5

ただただ怖かった。けど見て良かった。話の発想や内容はすごく面白い!

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.4

トムハンクスとディカプリオ、最高だった。犯罪者なんだけどディカプリオ演じる詐欺犯も憎めなくて、トムハンクス演じるFBI捜査官も人情味があって良かった。失っても考え方次第では得られる事は多い、そんな感じ>>続きを読む

さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

4.0

最初はあり得ない設定だと思ったけど、すごく素敵な話だった。今年一番泣いた。観ていてかわいそう、本当に涙無しでは観れない。歳を取らない一族の少女の話だけど、家族や周囲の人が年老いていなくなる時、どんな風>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

とにかく流れるように巧妙に物語が展開していって、なおかつ社会的の問題点も取り入れつつ、スリルもあってとても面白かった。