toshnさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

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深夜食堂(2015年製作の映画)

4.0

続深夜食堂見てからギャオで鑑賞。
マスターと音楽と雰囲気にすっかりハマってしまった。アジア各国で大人気なのもわかる。
こういうほっこりした人情って、いいなー

サスペリア(1977年製作の映画)

3.6

美女と鮮血と真っ赤なライティングとちょっと前に立ちすぎるゴブリンの音楽。
ストーリーはスカスカだが何故か最後まで目が離せないホラーのカルト的作品。

真実(2019年製作の映画)

3.7

静の方の是枝作品。どこから見ても上質なフランス映画に仕上がっていて彼の才能に驚く。
カトリーヌドヌーブのドキュメンタリーを見ているかのような錯覚にも陥る、少し退屈だが静謐な作品。

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

3.5

わずか50年前のアメリカでこんな性差別が残っていたことに驚いた。
早稲田松竹の二本立てで、ちょうど黒人差別の時代を描いた、グリーンブックとのカップリングも対比してみると面白い。
主人公夫婦と家族間の愛
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

見終わって映画館を出るとジョーカーの歩き方とダンスを真似てしまう。
最近悲惨な状況下にある日本映画や韓国映画を良く見るせいか、ジョーカーがそこまで追いつめられたことへの共感がやや乏しかった。
彼女の存
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ドラゴン危機一発(1971年製作の映画)

3.4

カンフーはキレキレだが、ストーリーはかなり適当。敵のサイコ親子は都合の悪い社員を次々と
殺しては氷漬けにしまくるが、そのサイコ親子との対決で容赦なく敵を殺しまくるリー。
最後に警察に捕まって量刑が気に
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ピアニスト(2001年製作の映画)

4.0

ハネケらしい歪んだラブストーリー。
ラストシーンも印象的でぞくっとする。
誰かと語り合いたいような、語り合いたくないような。

ファニーゲーム(1997年製作の映画)

3.9

暴力の不快さを徹底的に描いた作品。
クローン人間に襲われる方がまだマシか。
二度と見たくはないが良くできた構成。
ハネケの作風を確立したとも言える記念作。

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)(2007年製作の映画)

3.5

若松監督を描いた映画、止められるか俺たちを、と連合赤軍を描いた桐野夏生の傑作、夜の谷を行く、読後の流れで鑑賞。
うまく感想を述べられないが、自分の学生時代に学生運動の残滓か大学のテストがストライキで中
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アス(2019年製作の映画)

4.0

ホラー映画の仕立てだが、社会的なメッセージが内包された作品。ジョーダンピール監督、ちょっとひねったサスペンスや笑いのセンスが独特。
ドキドキして伏線に気付かなかった点もあり、もう一回見てみたい。
最後
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

バイオレンス抑えめのタランティーノ作品だが
最後はちゃんと期待に応えてくれます。
ブラピとディカプリオの競演も楽しいし、長さは感じなかった。シャロンテート事件のくだりは事実と違うがこれもタランティーノ
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

4.0

再見ですがやはり今作品はやはりヨルゴス・ランティモス監督の原点ですね。
成長して性に目覚めて外の世界を知る。
哀れなるものたち、にも通じるテーマ。
家族全員スッポンポン。乾いたセックス。
お得意の変態
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アシュラ(2016年製作の映画)

4.2

最近韓国ノワールをいろいろ見ているが、これはすごい。ピカレスクロマンの傑作‼️
最高なのは工作の時より松重豊度を増した悪徳すぎる市長ファンジョンミン。
これだけ悪いと爽快感すら覚える。
出てくる登場人
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チェイサー(2008年製作の映画)

3.9

韓国映画らしい暴力的で熱い展開にオープニングからぐいぐい引き込まれる。元警察官とは言え、ここまで捜査をリードしていくなんて(笑)
あれだけボコボコに殴られての逆襲など、すごすぎる。

弁護人(2013年製作の映画)

4.0

権力に一人で立ち向かう弁護士ソンガンホ、最高です。この時期を描いた韓国映画は、タクシー運転手、工作、1987と秀作揃い。
合わせて見直してみると当時の韓国軍事政権の状況がよくわかります。
感動作なので
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ドラゴン怒りの鉄拳(1972年製作の映画)

3.5

ブルースリーのラブシーンや変な変装?など見どころはあるのだが、出てくる日本人があまりに間抜けで卑怯な描かれ方。
時代設定とはいえさすがに素直には楽しめなかった。

ドラゴンへの道(1972年製作の映画)

3.7

子供の時映画館で見て以来、本当に久しぶりにドラゴンシリーズ復活鑑賞第一弾。
脚本も音楽もカメラもなんだコリャ⁉︎いうレベルですが、監督脚本ブルースリー‼️、失礼しました。アクションと懐かしの怪鳥音、最
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ギャング・オブ・ニューヨーク(2001年製作の映画)

3.8

久しぶりにGYAOで再見。
長いがやはり面白い。建国時のアメリカの混沌と熱がリアルに感じられ、美術も素晴らしい。
ダニエルデイルイスはやはり別格。

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.9

韓国映画らしい熱と湿度と汗の匂いのするオカルトスリラーの傑作。
長さを全然感じさせない手に汗握る展開にすっかり引き込まれた。
主人公の娘の演技はエクソシストのリンダブレアを彷彿とさせる怪演ぶりでした。

止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

3.4

白石監督による若松プロダクション実録ということで正直もっと熱く突き抜けた荒々しい世界を期待していた。門脇麦の演技は素晴らしいがARATAはやや破天荒さに欠け上品過ぎて配役ミス?全体的に違和感ともどかし>>続きを読む

1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.1

同じ韓国映画、工作のパンフに当作とタクシー運転手とが韓国現代社会派映画の傑作、とあったのでDVDで鑑賞。
評価にたがわぬ素晴らしい作品でした。
全大統領の軍事政権、光州事件など曖昧な知識しかありません
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よこがお(2019年製作の映画)

4.0

公開翌日の舞台挨拶の回に鑑賞。
予想通り筒井真理子さんの魅力全開。
時系列をうまく入れ替えてのストーリーテリングも素晴らしい。
淵に立つ、における浅野忠信的役割の市川実日子さんもナイスな絡みでした。
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工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

4.1

いやーいい映画でした。
お盆の京都シネマも立ち見が出る満席。
フィクションとは言え、リアルな背景描写もサスペンスフルだし、主演の4人の演技もゾクゾクするほど素晴らしい。
金正日の描写もそっくりでいい味
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天気の子(2019年製作の映画)

3.4

相変わらず上質な新海作品だが、おっさんにとっては君の名はほど感動できなかった。
男女の出会いはいいのだが、あまりに偶然が続きすぎてちょっと乗れない。
音楽の使い方も少しワンパターン。

君の名は。(2016年製作の映画)

3.8

ファンタジックで爽やかな映画。
若い人たちが感動するのもよくわかる。
おっさんでもそこそこ泣けます。
映像も綺麗だし。

鈴木家の嘘(2018年製作の映画)

4.0

引きこもりの息子の自殺により、家族それぞれが自分の責任ではないかと悩み、苦しむ。
ヘビーな内容の映画だが途中で挿入されるコミカルなエピソードと大森南朋のキャラが重くなりがちな内容をうまくバランスしてい
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.2

ファーゴと並ぶコーエン兄弟の傑作。
何回見ても独特なキャラクター設定と交わりそうで交わらない展開にハラハラ。
シガー、ハビエルバルデムの迫力は半端なく、怖すぎ。不条理で静か、乾き切ったサスペンスが見事
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ファーゴ(1996年製作の映画)

4.1

コーエン兄弟作品の中では、ノーカントリーと
合わせて大好きな作品。不運なきっかけからどんどん悪い方に転がっていくクライムサスペンスだがどこかユーモアがあり、よく出来た作品。
マクドーマンドもメイシーも
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ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版(1978年製作の映画)

3.7

オリジナルゾンビ、新感染の凶暴なゾンビなんかと違って心臓に悪くなくていいです。
夜中にビール飲みながらゆっくり見られるし、
それでいてダレることなく見せるのは流石のオリジナル。

野火(2014年製作の映画)

3.5

全編息苦しくなるような戦争の悲惨さ、愚かさ、一体日本兵は誰と戦っているんだろう。
塚本晋也が自主制作という形でこの作品を完成させたことには頭が下がります。

ラン・ローラ・ラン(1998年製作の映画)

3.6

20年前に見たときは感動⁉︎したが見返したらそれほどでもなかった。アイデアは面白いが粗も目立つ。何よりトムティクヴァ監督のその後の精彩の無さが残念!

パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

3.5

なんかすごい映画なのは間違いないが、ランローラランの方が好き。
殺しまくってもそんなに陰惨な感じではない。

空気人形(2009年製作の映画)

3.9

是枝作品なのに家族を描いてないし、独特。
これってファンタジーなのかな。
ペドゥナなくては撮れない映画。
心なんてない方がいいのかな?
いろいろ考えさせられます。

ANTIPORNO アンチポルノ(2016年製作の映画)

3.4

大好きな園子温作品で、大好きな筒井真理子が出ているから点は甘い。
しかしどう贔屓目に見ても意味不明。
園子温のお遊びに付き合わされた感じ。
日活ロマンポルノリブートって一番園子温向きだと思ってたから期
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凪待ち(2019年製作の映画)

4.0

公開されるのを心待ちにしていたが期待に違わぬ傑作でした。皆さんもコメントしているように
香取慎吾の体の動きも含めた演技は素晴らしいし、ラストシーンに見える希望もいい。
喧嘩してボコボコにやられる慎吾を
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.8

日本には珍しい社会派映画の傑作。
フィクションであって欲しいが、いかにも現実にありそうな話なのが恐ろしい。
この映画に対するマスコミの批評や反応が少ないのもいかにも不気味ではある。
カメラを止めるな、
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