tsnさんの映画レビュー・感想・評価

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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

3.5

娘を嫁にやるのを渋るみたいな構図はよくみるけど、やらないならやらないでやきもきするみたいなそっち側の面がよく表れてた
岩下志麻めっちゃ綺麗だった

夢のチョコレート工場(1971年製作の映画)

4.0

まるで童話の世界で安心して見れる
お菓子屋さんで子供たちが食べたい放題するシーンめっちゃ好き

シャイニング(1997年製作の映画)

3.0

年末年始の休みに原作を読んでから鑑賞
確かに前情報のとおり原作に忠実だけど、あくまでも骨組みを綺麗になぞっているだけですごくつまらなかった
ホテルの重厚な歴史や荘厳さも感じられず、キューブリック版の方
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I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ(2022年製作の映画)

3.5

ひどいことを言ったらちゃんと因果応報になってるのがリアルでよかった
オタクの全てがああではないけど、気付かないうちに知識の鎧で人より上に立った気になることがあるかもしれない
知識はときに人を愚かにする
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

3.5

ずっと夢を見てるみたいだった
現実での願望や悲しいことが夢に現れるというけど、まさにそんな感じの夢想パート
サスペンスが根幹にありながらも妖艶さと御伽話のような不思議さが常に漂っていてデヴッドリンチっ
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エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(2015年製作の映画)

3.5

これまだ新学期始まってないって考えるとゾッとするくらい充実してて濃厚な2時間

マイ・ファースト・ミスター(2001年製作の映画)

4.0

歳の差恋愛みたいなライトな表現をこの映画にするのは野暮なくらい、色んな愛が詰まっていた
ジェイとアールがお互いの芯の部分を見せ合う中盤以降、物語がグッと深くなる
ジェイがアールのことを光と表現していた
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.5

学生の時ルーヴルに行ったけど人だかりの隙間からなんとかモナリザ見たのを思い出した、いつかゆっくり見て周りたい
それにしても相変わらず岸辺露伴の邸宅はいいなぁと憧れる

6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

4.0

最後の子育て終わりの日、息子を送り出す母親が印象に残る
かなり波瀾万丈だったと思うけど、いざやっと一人自分だけと向き合える日が来た時に、あと残すイベントは自分の葬式と40年の時間しかないという悲観的な
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.5

映像化すると現実味が増してやっぱりしんどかった
誰も悪くないって多分大体の人が思うだろうけど、それは部外者の言葉であって多分当事者は悪い悪くないとかのレベルで生きてないと思う
正直、小説の方があみ子の
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

4.0

「幸せな奥様ですね」に対する「僕が幸せな夫なんだよ」の返事がよすぎる

ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

自分が期待するジョーカーではなかった
ミュージカル嫌いなのに歌いまくるのでそれもムカついた
ジョーカーはいつまでも悪のカリスマであり続けてほしかったけど結局一人の人間

ラヴソング(1996年製作の映画)

4.0

大晦日の夜、クラクションの響く街での抱擁、背中のミッキー、おばあちゃん家の屋根裏とか、撮り方や演出が絶妙で唸る場面がいくつもあった
でも、映画といえどもあまりにも二人にとって都合良すぎるのでは?みたい
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場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

3.0

旅に出たい
海外での心細さとワクワクの狭間みたいな気持ちが懐かしい

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

常に一触即発な状態だったのに、施設であんだけ耐えたあと、ご褒美みたいに久美子から連絡があってからのあのラスト、ものすごく人生という感じだった
役所広司の微妙な表情の取り方がやっぱりすごい

桃色の店/街角 桃色の店(1940年製作の映画)

4.0

ユーガットメールの元ネタという本作
ストーリーは想像できるけどそれでもやっぱりラストは胸が熱くなる

去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

3.5

難解だった
男の過剰なストーキングにも見えるし、女の頭がイカれてしまってるようにも見える
繰り返される要素を示す言葉の羅列、動かない人、幾何学っぽい庭園、厳美なバロック建築、美しい調度品や衣装など映画
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.5

狂った人が出てくる昼ドラ風な人間ドラマかと思いきやラストめっちゃサスペンス
袋が冬の空気の中舞ってるビデオを見るシーンよかった

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.5

お下品すぎてエンタメ映画としてはいいかもだけど自分は好きじゃなかった
最終的に墜落したとはいえ、何もないところからあそこまで稼ぎ倒したのは純粋にすごい
自分の人生はなんて平凡なんだと思うと同時に平凡な
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ラッキー(2017年製作の映画)

4.0

死までの余生って不安と達観の間でゆらゆら揺れてやがてその波が静かになっていくみたいな感じなのかもしれない
一人と孤独は違うってラッキーは言ってたけど、一人暮らしでもラッキーみたいに小さいけど大切にして
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ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

4.0

血まみれでバスルームで吹くシーン
トランペットのバルブを婚約指輪に見立てるプロポーズ
バードランドでの公演のとき、ジェーンがすぐに察して指輪を託して去るシーン
葛藤に押しつぶされる間際に新しい自分を信
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戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

3.5

何か問題を起こすと即切腹な日本
自分にも人にも厳しいことが高潔だとされるような価値観
そこに戦争が絡みつくと相当リベラルな行動になるのが怖い
ボウイが綺麗で、ヨノイにとっては隕石が降ってきたような衝撃
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裸足で鳴らしてみせろ(2021年製作の映画)

4.0

惹かれるほど強く魂をぶつけ合う様がギリギリで保つ表面張力みたいだった
だから何かの拍子に溢れると元には戻れない
音探しの記憶はあの頃の二人の輝きを閉じ込めた宝物のような時間
並走する二人、カーステレオ
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.5

この映画みたいな絵に描いたような縁側ってありそうでなかなかないからちょっと憧れる
縁側での時間めっちゃ尊い

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

4.0

ラストシーンがアルフレッドの妄想なのか実は生きてるのか含みが気になる
1からの繋がりが気持ちいい箇所がいくつかあった
アンハサウェイのしなやかで美しい所作に見惚れる

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.0

ブルース自身がバットマンという象徴に取り憑かれて大切な人を失ってるのがしんどい
そういう意味でトワイライトではなくて、あくまで混乱の中でのヒーロー、ダークナイトだなと思う

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

4.0

ゴッサムシティの造りやバットマンの要塞や防具がアメリカ映画ならではのスケールと予算でそれだけで見応えあった
アルフレッドが年齢に見合わない重労働なのになんだかんだ坊ちゃまのために毎度やり遂げてるのタフ
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マトリックス(1999年製作の映画)

4.0

キアヌリーブスのサングラス有と無のギャップ
イナバウワーみたいなやつとか弾が止まるやつとかその後の映画やドラマで擦られまくる名場面もかっこよかった

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.0

観終わった後無感情って感じだった
俯瞰して見てるこっちからするとわけのわからん理由での生贄もある宗教においては正義とされるの本当に怖いし気持ち悪い