不安が滲み出る人々の手を映すことによって、セリフなくして彼らの苦難を想像させたり、印象的に繰り返されるスクリーンを貫くようなカメラ目線で観者に責任を感じさせるショットが秀逸。
特に通訳であるが故に自>>続きを読む
音楽映画として観ると肩透かしをくらうけど、普遍的なテーマが中々刺さる。
パンクみたいな精神に寄り添うはずのカウンターカルチャーが風貌や出自、ファッションに傾倒しすぎることは、ルッキズム化でもあるなあ>>続きを読む
まさに近代的自我を形成していく主人公の一夏の映画。マイ・プライベート・アイダホのオマージュや赤と青のメタファー、フィルム撮影の質感、素敵だった。
アレックスの小説の中のようで、ラブロマンスではあるけ>>続きを読む
スパイク・リーがこの映画の監督を務める意義も含め、アメリカを象徴するに相応しい映画だった。
確実に今年のベストムービーの一つだと思う。
世代が下るとともにルーツである故郷が希釈されてニューヨークに同化していくと同時に、アメリカ社会における移民であることへの現実的な問題が堆積していくという、世代別で直面する移民問題を浮き彫りにしたミュー>>続きを読む
シャマランの映画は伏線や展開に評価軸が置かれがちだけど、どの作品もキャスティングが素晴らしいような気が。
内容はともかく、この映画も例に漏れず良い配役だと思った。
それと、この映画におけるショットが>>続きを読む