evinyさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

3.7

みんな大好きクリードことマイケルBジョーダンと、ジャンゴことジェイミーフォックスの共演はじめ黒人アクターの存在感が満点、ストーリーは定番といえば定番の死刑冤罪ものなので、プロットとしては物珍しいもので>>続きを読む

バベル(2006年製作の映画)

3.8

イニャリトゥ監督がカンヌ映画祭の監督賞を受賞して国際的に認められた作品。

当時日本でもメディアに取り上げられて話題になってた記憶があります。

当時も観たんですが、正直ポカーンとしてしまった印象であ
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未来の食卓(2008年製作の映画)

3.3

昨今のSDG的な話からするとかなり興味深い話が連続します、食品添加物の話しが切り口にしているものの、資本主義、物質主義の価値観を考え直させるきっかけになるような映画です。

ただ、難点として現代の食文
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BIUTIFUL ビューティフル(2010年製作の映画)

3.8

スペインの極貧街を舞台にしており主人公は末期ガンのシングルファザーで二児の父でヤクザな仕事は落ち目で元妻は精神を病んでいるという満身創痍な設定で観ている方が辛くなってくる設定。

この作品も死と死にゆ
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21グラム(2003年製作の映画)

3.7

不幸な女を演じたら右に出るもの無しwのナオミワッツが今回も超絶不幸な役を演じているとともに、ショーンペンやベニチオデルトロなど灰汁の強すぎる演者を使いながらも演技だけに頼るのではなく、計算され尽くした>>続きを読む

MILES AHEAD マイルス・デイヴィス 空白の5年間(2015年製作の映画)

3.5

音楽アーティストの実話ベース映画でモダンジャズの帝王ことマイルスデイビスのリリースが止まった空白の5年間をメインにしたストーリー。

恐らく相当のマイルスフリークであろうドンチードルが監督、脚本、製作
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エロティックな関係(1992年製作の映画)

3.6

けっこー好きな映画でした。

全編フランスロケで主演は内田裕也、宮沢りえ、ビートたけしと超豪華につき、どの場面をとっても絵になってしまうのは流石

また主役三人の衣装が超絶におしゃれなので、かなり見ど
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孤独なツバメたち 〜デカセギの子どもに生まれて〜(2011年製作の映画)

3.7

静岡には多い時で30万人在住したという日系ブラジル人の若者を追ったドキュメンタリー。

日系ブラジル人という呼称で表現されてきるもののこの映画で出てくる若者たちは出稼ぎで来日した親の2世で日本で生まれ
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ヤバい経済学(2010年製作の映画)

3.6

世の中に起こる事の因果関係をデータを基に定義していく原作の内容のうち、ピックアップされたタイトルを複数の監督が映像化していった珍品ながらテーマがどれも面白く映像の作り方も面白い。

日本人としてはやは
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トップガン(1986年製作の映画)

3.5

中学生のとき以来ひさびさに再鑑賞。

ソ連製の戦闘機であるミグとアメリカ製のF86は古くからライバル機で大戦前から技術力を競ってきていたようだが、この冷戦終結前ど真ん中の86年にもろに国同士の対向を隠
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北京的西瓜(ぺきんのすいか)(1989年製作の映画)

3.9

政治的な背景により、商業的には絶対に流通されないであろう素晴らしい人情映画!

映画撮影中に天安門事件が発生したため、撮影不可能になったが、それもネタにしてしまうのが大林宣彦イズム。

途中までの展開
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カシムザドリーム 〜チャンピオンになった少年兵〜(2008年製作の映画)

3.7

バックグラウンドが壮絶すぎるアフリカ、ウガンダ共和国出身のボクサーのドキュメンタリー。

国を出るまでの話しがかなりぶっ飛んでおり彼が異常なまでに肉体も精神力もタフなのも納得。よく精神崩壊しなかったな
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かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

4.5


ジブリ史上、いや日本アニメ史上でこれまで最も美しいと思った作品。

高畑勲監督の集大成どころか人間そのものを全部ぶち込んだような自然賛歌、生命賛歌です。

これが遺作となってしまったのは悲しい事です
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