このレビューはネタバレを含みます
ロアルド・ダール作品とダニー・デヴィート監督の相性が抜群にいい。この時代のアメリカンコメディの魅力が詰まってる。
ファンタジックでちょっと毒のあるロアルド・ダールのおとぎ話のようなトーンが映画にも通底>>続きを読む
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前半は、端々に滲む人種差別を上手く描いていたし、ホラーとしても丁寧に不気味な雰囲気を積み上げてた。終盤の事が起こってから解決までが前半の丁寧さに比べて雑に畳み掛けているように感じてしまった。手術シーン>>続きを読む
地球より800年文明の遅れた惑星という設定なので、13世紀頃のロシア(ロシアというかキエフ大公国?)を思うと、国家もまだ無く自治都市があって遊牧民が攻めてくるような時代なわけで、こういうぐちゃぐちゃさ>>続きを読む
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地元を脱却する話の最高峰だと思っている。名作だよ。
レントンが感じている地元への閉塞感は現代日本の閉塞感と通じるものがあるが、90年代スコットランドの斜陽感は比にならないほどすごかったんだろうなと思>>続きを読む
原作小説の、おとぎ話のようなファンタジックなトーンが、映像化されても残っていて好き。
所々、小説に比べて説明不足で分かりにくい部分があったが、逆に映像によって補完されて説得力や迫力が増している部分もあ>>続きを読む
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サラは率直で「嘘をつかないことが愛だ」と主張するが、アンを否定し自己肯定感を持たせないことでコントロールしやすくしているようにも見える。アビゲイルはアンを一切否定せず優しく寄り添うが、アンを思ってのこ>>続きを読む
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戦闘の無い戦争映画。戦争映画の中でも特に好きな作品のうちの一つ。
戦闘行為や戦場そのものの描写ではなく、兵士の育成を描写することで戦争の異常性を表現した独特の戦争映画。
ずっとストイックに人を殺す訓練>>続きを読む
さかなクンさんの伝記小説の映画化だと思って観たら、伝記小説を基にコロコロコミックでコミカライズしたものを実写化したみたいなノリだった。
全体的にギャグ漫画で面白かったが、さかなクンさんこれでオッケー出>>続きを読む
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仕事か恋かの二者択一ではなく、自分の信念がどこにあるのか、どんな仕事がしたいのかというテーマに恋を絡めた構図がいい。恋愛要素必要か?とも思ったが、ミランダがプライベートより仕事を選んだ姿を際立たせるた>>続きを読む
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店の経営のためや友人夫婦との差などの理由もあるが、主人公の動機の主な部分は妻のためというのがある。その妻の動機の方は、元々そういう狂った性格だからですみたいな描写で済まされていて座りが悪い。
主人公が>>続きを読む
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全体がずっと抑制された静かなトーンで進むが、きちんと緊張感や山場があってダレることがなく面白かった。
感情の描写や人間の配置の仕方がすごく丁寧に慎重にされている。
跡継ぎを産む役割として大事に扱われる>>続きを読む