アンナさんの映画レビュー・感想・評価

アンナ

アンナ

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

1.8

ごめんなさい、コナンガチ勢なら楽しめるのだろうけど、前提知識が必要な映画でした。前回前々回の劇場版はコナンの知識なくても楽しめたのだけど、今回は怪盗キッドの知識や平次周辺の関係性など知らないと楽しめな>>続きを読む

クラユカバ(2023年製作の映画)

3.0

地下世界に独自の世界が広がっているというのは、子供の頃隣町に行く時に知らない世界に行くようなドキドキワクワクを感じて楽しかった。ただ、凄く作り込まれた世界があるのに情報が多すぎて説明が不足しているよう>>続きを読む

NEMO ニモ(1989年製作の映画)

3.0

この当時としては作画はすごいものの55億円と10年をかけた映画としてはなんだかイマイチ。アメリカに余分なお金を持っていかれすぎたような内容。
宮崎駿、高畑勲、大塚康生、近藤喜文等その後のジブリ、だけで
>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.9

面白かった。ゴジラ映画はちゃんとゴジラが人間にとって怖い悪魔のような生き物であると思わせてなんぼだと思う。シン・ゴジラにしろ本作にしろそこができていた。自分を犠牲にすることに男のロマンを感じるような時>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

高評価しないと人にあらず的な雰囲気が嫌いなので、冷静に評価します。
10年かけなくては出来ない作品だったかというとそうではなかった。むしろ10年かけてしまったがためにその間に似たような作品が他の人につ
>>続きを読む

老人Z(1991年製作の映画)

3.8

近年の少子化、高齢化社会を予期していたという記事を読み、そういえば観ていなかったと思い鑑賞。確かに1991年にこの内容の作品生み出せたのは2020年の東京オリンピックも予知した大友克洋だからこそと言え>>続きを読む

ニモーナ(2023年製作の映画)

4.0

とっかかりはいかにもなディズニー3Dアニメっぽい動きといきなりのLGBTポリコレ配慮しまっせー感が鼻について視聴やめそうになったけど、それを超えるとニモーネの可愛さも相まって面白く見られた。特に悪魔の>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

-

仮面ノリダーの世代なので、マニアックなコンテキストは全くわからない。
率直な感想としてはシン・ウルトラマンほどは楽しめなかった。映画館を出る時に他の客が「テラフォーマーズみたいだった」と言ってた事にも
>>続きを読む

ザ・セル(2000年製作の映画)

4.0

サスペンスとしてストーリーも面白いし、アーティスティックな画面構成、ビジュアルが美しい。とても実験的なこともたくさんやっていて、デザインの勉強になる。南アフリカの砂漠のロケなど、CGがまだそんなに進歩>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.0

ずーーーーーっと気になってるのに見ていなかった映画。
なんというか名作と呼ばれるには普通だなあというのが率直な感想です。子供の頃に「僕らの七日間戦争」を見た後の感覚に近いものを感じました。
リバーフェ
>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

5.0

原作を一足飛びしたところが気になったり、引きの画でのキャラCGがものすごく稚拙だったり、バキみたいなインタビューシーンが陳腐だったりと、マイナスをつける要素はあるものの、圧倒的な音楽の説得力と、その音>>続きを読む

サイコ(1960年製作の映画)

3.0

マリオンがシャワールームで叫んでいる絵は誰もが知ってるけど、思えば巨匠ヒッチコックの映画を観たことがなかった。
1960年公開、つまり63年も前。サイコホラーという言葉の発祥はこの作品と聞いた事もある
>>続きを読む

雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.8

今までちゃんと見たことないなあと思いつつ、尊敬する人が最も好きな映画として「雨に唄えば」を挙げていたのを思い出し視聴。素晴らしかった!確かに名作。土砂降りの雨の中踊るジーンケリーばかりが有名だけど、そ>>続きを読む

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

2.4

おそらく「海獣の子供」のスタッフが制作後このままシフトしてこの作品を作ったのだと思う。作画はとてもとても素晴らしい。しかし、最近の日本アニメ映画にありがちの絵は綺麗だけどストーリーや演出がイマイチな作>>続きを読む

神々の山嶺(2021年製作の映画)

4.2

漫画を読んだし、この原作の元となった森田勝についてもいろんな書籍を読んだ。いわゆるフィクションではあるが、森田勝の人生をなぞって作られた夢枕獏原作の気迫を感じる作品。
ロングウェイノースにも言えるがフ
>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

slam dunkの漫画もアニメも見た事はなかった。
なるほど漫画もアニメもしっかり見た方がめちゃくちゃ感動できる。見なくても楽しむ事はできる。バスケの迫力をこんなにも描けたアニメは未だかつてない。そ
>>続きを読む

バーフバリ 王の凱旋 ≪完全版【オリジナル・テルグ語版】≫(2017年製作の映画)

4.9

インド映画の魅力大爆発。
映画やアニメを見る上で時代考証やシナリオの辻褄、伏線回収などめんどくさいことをこねくり回して作品を楽しめなくなっていた自分に喝を入れてくれたような作品。ジャンプ漫画を本気で実
>>続きを読む

塙凹内名刀之巻(なまくら刀)(1917年製作の映画)

5.0

コミカルなコメディアニメの様で、切れ味のいい刀を持ったらそれを振るいたくなる人間の性を描くような作品。当時アニメ制作のノウハウが全くと言っていいほどない中で作るパイオニアしか味わえない楽しさが絵に溢れ>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.2

「面白かった」というか「楽しかった」と言ったらいいと思う。ちょっとしたテーマパークでアトラクションを体験したような楽しさ。死ぬほどわかりやすい勧善懲悪。昭和のジャンプ漫画顔負けのしぶといキャラクター。>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.8

環というキャラクターをあれだけしっかりと描写した事がこのアニメを今までの娯楽ラブコメとの一線を画してくれている。今までの新海作品に見受けられるRADWIMPSのPVみたいなアニメからも脱却した。
脚本
>>続きを読む

雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

2.1

このレビューはネタバレを含みます

Netflixで視聴。途中から1.5倍速にしなかったら多分最後まで見続けられなかった。
ひたすら続く同じような展開。アクションがあったら必ずファイト一発リポビタンD状態になる。そんなに何度もされたらハ
>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

湯浅政明監督大好きなので、日本沈没の汚名返上の傑作を期待してました。アヴちゃんもミュージシャンとして大好きなんですが。うーん。大友良英のせいなんだろうか。ミュージカルならミュージカルで圧倒的に音楽で魅>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

2.4

やりたい事はわかる。やりたい事をやったという感じの作品。ウルトラマンオタクのおじさんたちが「あーコレコレwww」とニヤリとするところ多数。つまりウルトラマンオタク以外は置いてけぼりを喰らいます。深いS>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

2.0

「バットマンシリーズのこういうのはもう以前やった」が3時間ずーっと続く感じで苦痛を感じるほど退屈でした。男性キャラはみんなずーっと二日酔いみたいなテンションで最初から最後まで暗くてジメジメしてスッキリ>>続きを読む

ブルーサーマル(2022年製作の映画)

3.2

原作を読んでないけど、原作を最初から最後まで詰め込んでダイジェスト版みたいになってる印象。原作通りなのかわからないけど、「都合よく主人公が気絶して夢の中でシナリオが展開」みたいな陳腐なシーンを2回も使>>続きを読む

DEEMO サクラノオト あなたの奏でた音が、今も響く(2021年製作の映画)

2.5

ゲームが好きだったのでゲームでも流れていた名曲がそのまま作品内でも流れていたところは素直に感動した。でも良くも悪くもゲームのストーリーそのままで、プラスに味付けされていた部分にワクワクを期待したのだが>>続きを読む

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

-

ピリピリした今にも暴動に発展しそうな緊張感に満ち溢れた討論を期待していたが、内実は三島由紀夫という人の論客に対する敬意と情熱をありのまま映し、人間三島由紀夫を見せられた映画だった。革命を起こそうとした>>続きを読む

アーチ&シパック 世界ウンコ大戦争(2006年製作の映画)

4.0

関係者の知人に誘われて韓国大使館で試写会を観た。入口で警備員にすごい怖い顔で何しに来たか質問された。こんなところでしか試写会出来なかったのだろうか。
日本に配給した人はなぜタイトルに「ウンコ」を入れた
>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.6

予習が必要な映画。出てくるキャラクターの関係性は説明がないのだけど、私はスパイダーマンをファーストとバースしか見ていないため、わからない場面がチラホラ。でも今までのスパイダーマンを全作見てたらエモいん>>続きを読む

王立宇宙軍 オネアミスの翼(1987年製作の映画)

5.0

自分がアニメ好きになったきっかけの作品。主役に森本レオさんを起用して、音楽は坂本龍一。庵野秀明渾身のアニメーション。独特で精密な世界観。全てが細部まで創りこまれた、匠の極みと言える作品。ガイナックスと>>続きを読む

悪人伝(2018年製作の映画)

3.8

マ・ドンソクの魅力が遺憾なく発揮されてる作品。いわゆる「ヤクザ物」のような社会問題を浮き彫りにしたり、切った張ったの闇を描くような作品ではなく、アクション娯楽映画として楽しめる作品。まあ、小さい子には>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

1.5

ただイライラがずっと続く作品。
真実を知る科学者と、科学者の言葉を信じず金儲けや保身、自己承認欲の満足に走る愚かな人間達を描く作品。
不要なイライラシーンが無駄に長く、本編2時間半あるが、1.5倍速で
>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

4.5

えてしてお笑いを題材にしたドラマはお笑いのシーンで滑る事がよくあるけど、本作はお笑い芸人よって作られ、お笑い芸人以上に面白い役者が深見千三郎を演じてる事でそこの心配がなく、またガッチリお笑いを見せるこ>>続きを読む

>|