ウサギ天皇さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

4.1

クリスマス視聴。
正直脚本の完成度的なものはあまり高くないのだが、ティムバートンのセンスと想いをとにかくぶつけられて変な気持ちになる。
ミシェルファイファーは本当に素晴らしいなぁ。印象に残る。
ペンギ
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

4.0

怪物を出し惜しみせず、出てほしい時に出てくれる。それが嬉しくもあり、もうちょっと出し惜しんでくれ、みたいな気持ちになる(わがまま)
リアリティレベルが掴みづらくて途中で一旦しんどくなってしまった。
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.2

上品な映像で、ちゃんとその映画に適した上映時間なのも高得点。
なんか未来行ったあたりはイマイチだったけど、全体的にお話も楽しめました。
映像にアイデアがあって面白い。

トムボーイ(2011年製作の映画)

4.3

ちょっとあまりにも辛すぎて画面を直視できなかった。常にその先に起こりうることを想像して胃がキリキリした。
子供たちの撮り方がどうやったらそうなるのかわからないくらい自然。台本なんてないんじゃないかと思
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

4.1

いつぶりにサイレント映画見ただろうか…
60分でサクッと見やすい。
後世に影響与えたであろう印象的な美術群はやはり凄い。画質が良くないのが残念。
カリガリの文字がいっぱい出てくるところ!
あの黎明期感
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妻への家路(2014年製作の映画)

4.1

どうせありがちな方向に話が向かうのだろうと思いきやそうではなかった。このどうしようもないやるせなさとそれに付き合っていくことを決めたラストシーンは良かった。 
単なる記憶喪失ではなくこれはもう認知症へ
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.1

ポスターのせいで女友達2人の友情物語と思ってたら全然違った。

おそらくはみんなイーニドに共感してるのだと思うが個人的にはあまり共感できず。悲しいことにここまで独立したセンスを持ち合わせていないので、
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.9

正直ずっとキショいな〜と思って観てしまった。
都合よく聖母像を担わされるだけのヒロイン。その無償奉仕的な愛に埋もれる主人公。これは自戒を込めて、気持ち悪いよやっぱり。

映像的に変なことしてるところも
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.2

好きなスコセッシだった。
こういう歴史を語る出来事を描いても、スコセッシの焦点はディカプリオ演じるアーネストに向いていく。なので史実映画としては正直全然評価してないですが中身空っぽ人間映画として良かっ
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.9

かなりいつも通りのスコセッシ風味はするのだが、脚本が味気ないのを風味でごまかしているようにしか見えなかった。
いやそんなに悪くはないのだが。

単純にサスペンスを撮るのがあまり上手くないというか…。や
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ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)

3.7

うーん、つまらんすねぇ…
こんな機械仕掛け満載の舞台設定はワクワクするに決まってるんだが、つまらんかったものはしょうがない。駅中の時計を整備しててその裏から駅に住むみんなの生活を見ている、みたいな設定
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.2

劇場にて鑑賞。
つまらないのも覚悟していたがよかった、しっかり面白かった。
フィンチャーはサスペンスを撮るのがやはり上手い。映像作家としての基礎力の高さを感じる。
これ凡百の人間が撮ったらクソダサいシ
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アビエイター(2004年製作の映画)

4.0

ギャングオブニューヨークよりは断然面白いが、3時間楽しんで見たかと言われると全然ダレる映画だった。

ズラッと並んだ小便の横に立つ全裸ディカプリオ。なぜか見てて大喜びしてしまった。
あと車にひたすら突
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ギャング・オブ・ニューヨーク(2001年製作の映画)

3.6

かなりつまらなかったな…。
シナリオが正直悪い。しょーもない。ほんとこの一言に尽きる。そのうえ3時間ある。
スコセッシもそろそろ自分の得手不得手わかってきただろうから手を出すものを選んでほしい(そのチ
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

4.0

前作「さよ朝」は全然好みじゃなかったが長編オリジナル映画をやろうとしている!ってところにかなり評価を置いていた。今回も同じような感想。
もう話自体は正直色々と整理含めて至っていないが、岡田麿里という人
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エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事(1993年製作の映画)

3.6

つまんねぇ〜
すんませんけど冒頭からずっとつまんなかった…。
ダニエル・デイ=ルイス × スコセッシでめちゃんこ期待してたのに! もう! バカ!

女性の2人の配役は見事だったと思います。

戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

大傑作!!
コワすぎシリーズ見てきてよかった、ありがとう!!
その気持ちでいっぱいです! みんなで歌おう!

とにかくエンタメとしてめちゃくちゃに面白くてあっという間だった。
そのうえでこの映画は立派
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カジノ(1995年製作の映画)

4.5

おもしれーやっぱスコセッシ天才だわ。
3時間あったけど一切の退屈なし、話は猛スピードで進んでいく。
音楽の使い方や編集の巧さ。単にオシャレなだけでなく時折変なことに挑戦してるのも好感。
いやーさすがっ
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戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪(2015年製作の映画)

4.0

やっと新作に追いついた!
投稿者のキャラクターが強い珍しいパターン。
もはや投稿者の方が妖怪なのではないかと疑うキモさっぷり。
「音だけじゃなくて見せろよ!!」

天使のたまご(1985年製作の映画)

3.9

こういうものを見せられると「わしゃ物語が好きなんじゃ!」と頑固親父ばりに否定したくなる。メタファーもモチーフも好かん!
でもこういう作品がもっとあってもいいと思うよ、面白くないけど。

水へのこだわり
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戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-01 恐怖降臨!コックリさん(2015年製作の映画)

4.5

今までのコワすぎも良かったんだけど今回最高でしたわ…。一連の騒動が終わって、シンプルに工藤のキャラクターやシリーズの面白みが伝わってきてほんとに大満足。ちゃんと腹から笑わせてくれます。ちょっと怖いの腹>>続きを読む

ケープ・フィアー(1991年製作の映画)

4.0

デニーロの復讐の気合い入りっぷりが面白い映画。
花火をバックに変なポーズしてるデニーロの時点でアレレと思ってたけど後半はどんどん嘘つけ〜!な展開に。逆さ吊りで笑顔のデニーロ怖ぇ。

なんかデニーロの役
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シークレット・サンシャイン 4K レストア(2007年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃくちゃよかったです。
イチャンドン凄すぎ!

主人公はやっぱり弱い人間だと思うんですよ。
周りに嘘はついちゃうし、愛する子供だったり宗教だったり何か寄りかかるものがなければ立っていられない人な
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バービー(2023年製作の映画)

4.0

何故かかなりド凄いことを、目をひん剥くような衝撃を浴びせられるんじゃないかと期待に怯えていたんだが、思ったよりは真っ当なアメリカコメディ映画でした。

フェミニズムをはじめとした議論の入門編をクスッと
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レッド・アフガン(1988年製作の映画)

4.3

面白かった!
戦争映画としては正直あんまりなんだけど戦車映画、人間映画としては最高に面白かった。
序盤の戦車轢き殺しのインパクトから持っていかれて、そのまま戦争限界上司モノになってからはノンストップで
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ラスベガスをやっつけろ(1998年製作の映画)

3.6

テリーギリアムが撮るトリップサイケムービー。
ただドラッグ描写というのは割と出尽くしている感じがあるので今見ても「まぁええんやない」ぐらいの感想にしかならなかったすね。

そもそもコイツらが取材で一攫
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イノセンツ(2021年製作の映画)

4.2

素晴らしいロケーションでの超能力バトル。
おそらくは低予算がゆえに超能力バトルといえども外見上はほぼ何も起こらず、観客は「なんかすごいことが起こってるっぽいことだけはわかるぜ!」がずっと続くのだがそれ
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(1974年製作の映画)

4.0

なんのこっちゃ訳わからんで!
お話を捨てて映像を堪能する方に脳を全振りできるからある意味楽ちん。でもまぁ眠いもんは眠い。

男たちの挽歌(1986年製作の映画)

4.1

チョウユンファ、劇団ひとり
ティロン、生え際気になる

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.0

ミッションインポッシブルにはミッションインポッシブルを求めて観に行くのでミッションインポッシブルが見れて良かった。

ただ、もうストーリーが破茶滅茶なのはそういうものだと思ってるのでいいんだけど、キャ
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

坂本裕二といえばそりゃあ大好物なわけで、是枝裕和という実力者と組めばそりゃあいいもんできるでしょうよ、と思いきや意外とあっさり風味だったなと。映画自体は面白かったけど、期待していたエグみはかなり取り払>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

初日初回で満を辞しての鑑賞。
事前情報ゼロでの鑑賞は何が来るかわからないワクワクがあって貴重な映画体験だった。

見終わっての感想は情報の渦に翻弄されての困惑。自分の読解力のなさにガッカリするばかりだ
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DEAD OR ALIVE 犯罪者(1999年製作の映画)

4.2

鮮烈なOPから強烈なシーンの連続、そして何よりもこの映画を有名たらしめるエンディング。
この映画を面白かったねだけで終わらせてたまるかと言わんばかりのあがき。
アリアスターがこの映画を「究極」という意
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