うそからでたまことさんの映画レビュー・感想・評価

うそからでたまこと

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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.5

声変わりを迎えつつある合唱部部長の岡聡美がヤクザでカラオケ大会を控える狂二に出会いカラオケで練習に付き合ってあげることになるという漫画原作コメディ。
漫画っぽくはさせ過ぎずにちょうどいい塩梅で作品の雰
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.5

亡くなった母親を想うあまりタイムスリップして過去を変えようとするがパラドックスが起こってしまうというDC系ヒーロー作品シリーズ。
DCシリーズには詳しくはないから好きな人ほどではないまでもヒーロー版B
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市子(2023年製作の映画)

3.7

プロポーズされた翌日に突如失踪した川辺市子の知られざる壮絶な過去が明らかになっていくサスペンス。
素性隠してました系のパターンとしてヘヴィ目だったが、女子高生から30代中盤までの様々な表情、キャラを演
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怪物(2023年製作の映画)

3.5

大きな湖のある街で駅前のビルが火事になった日、小学五年生の少年を中心に母親や担任教師、校長を巻き込んだ騒動が起こるというサスペンス。
邦画ってある出来事を複数人の視点から同じ時系列で繰り返して実はそう
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.6

行方不明になった母をデジタルハックして創作する全編PC画面のサスペンス作品の第二弾。
テンポの良さと伏線回収の気持ちよさは相変わらずだが、前作から5、6年が経っていて登場するデジタルサービスもう少し他
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レンフィールド(2023年製作の映画)

3.2

何十年にもわたり吸血鬼のいいなりで死体を提供する共依存男がある日善人を救った経験から自己の存在意義を顧み、吸血鬼上司に歯向かうという自己言及型ドラキュラコメディ。
コンパクトにテンポよく90分に収まっ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

天才医師ゴッドに脳移植手術を受け母体に生まれ変わったベラが、冒険に出て世界に触れることで成長する姿を精神年齢1歳から40歳ぐらいまで早送りでお届けする現代版フランケンシュタイン。
魚眼レンズ、芸術的な
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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.6

不吉な出来事が立て続けに起こる世界で、取り残されたバカンス中の家族と謎の親子を描く終末系サスペンス作品。
何も起こってないようでとんでもないことが起こってそうな様子が絶妙。回路的な黒沢清味を少し感じる
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.9

父と娘2人の夏休み旅行をビデオテープ越しにノスタルジックに振り返る作品。
美しい風景とカメラワークをボート眺めるだけかと思いきや能動的に観させられる作品で、さまざまな仕掛けから想像力を駆り立てられる。
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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.5

元ポルノ俳優の男がトラブルを起こし別居中の妻が住むテキサスの家に戻るが疫病神扱いを受ける。そんな中17歳の少女に出会い再起を図るというコメディ。
プライドが高くて嘘つき、夢みがちで自己中心的という完璧
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対峙(2021年製作の映画)

3.7

高校生銃乱射事件の加害者と被害者の遺族同士の対話の一部始終だけを描いた会話劇。
互いの目的がわからず気持ちの良い結末を迎えないことだけが分かる状態で始まるこの対話は非常に緊張感とリアリティがあった。
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カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.8

米軍兵士として拷問を繰り返していた退役兵が懲役中に覚えたカードゲームを用いてカジノを巡りながら贖罪するロードムービー。
退役後のトラウマを痛々しく描きつつ再生に向かう男を危うい雰囲気を出しながらスリリ
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.8

一見体たらくな女子だけど実は殺し屋のちさととまひろが別の殺し屋に狙われるという、低予算日常系殺し屋アクションの2作目。
とにかくまひろの近接格闘シーンが最高、ずっとシャドーで焦らすもんだからラストのタ
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.2

田舎育ちで大学で孤立するオリヴァーはふとしたきっかけで仲良くなった貴族育ちの友人に誘われ、ソルトバーンにある豪邸でひと夏を過ごすことになるというサイコサスペンス。
冒頭は2006年頃に流行ったbloc
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世界は僕らに気づかない(2022年製作の映画)

3.5

自分の出生と性的嗜好、母の仕事と再婚、常にコンプレックスと怒りを感じる高校三年生の純悟は、ある日自分の父親を探す旅に出るという青春作品。
社会的マイノリティとして辛い経験をしながら逞しく育ってきた純悟
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EO イーオー(2022年製作の映画)

3.3

ロバ目線でポーランドの風景や市井の人を描くロードムービー。
美しい自然を切り出す圧倒的な画力とEOの豊かな表情が見どころ。人間の小競り合いをそんな呆れた顔で見られたら恥ずかしいです。

キングメーカー 大統領を作った男(2021年製作の映画)

3.4

独裁国家にあった韓国で民主主義を唱えのちに大統領となる政治家を支えた参謀を描く実話を元にした社会派サスペンス。
影として生きてきた男の理念と自己実現との葛藤が相棒でもあるウンボムとの関係を最終的に破綻
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ほつれる(2023年製作の映画)

3.9

冷め切った夫婦関係を続ける綿子が、突然の事故で不倫相手を失った喪失感から抜け出せないまま過ごす日常を描いた作品。
冒頭の綿子がとったある行動が最高にゾクゾクしてソワソワする。
正論モラハラ文則や一見人
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ロストケア(2023年製作の映画)

3.3

田舎町で起きた介護センターの職員と老人が死んだ事件の容疑者は、真面目で献身的な介護士だった、という社会派サスペンス。
介護と安楽死という重いテーマで、罪を問う側が追い詰められるモノなのだが、直接的な表
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.6

元CIAの諜報員であるマッコールはイタリアの田舎に安住の地を見出すが、平穏を脅かすチンピラを成敗したことでマフィアとテロリストを巻き込む事件へと発展していくという人気アクションシリーズ最新作。
あの最
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新しき世界(2013年製作の映画)

3.8

巨大な犯罪組織に潜入した男は、会長死後の後継争いに巻き込まれていくというサスペンス作品。
よくある警察が内部抗争を引き起こして組織を壊滅しようとする話だけど、ファンジョンミンがいるからずっと見れる。登
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.0

ウェールズ出身のレースゲームオタクが日産のカーレーサーアカデミーのプロジェクトに呼ばれ栄光を掴むという史実に基づいたカーアクション作品。
eスポーツを所詮ゲームと呼ぶ人に見せてやりたい痛快なストーリー
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

3.8

化学実験で突然変異したカメがヒーローとして人間社会に認められようと悪の企みを止めるという人気アニメのリブート作品。
現代っぽい感性を持ったティーンエイジャー×90年代ヒップホップをベースに音楽、作画、
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バービー(2023年製作の映画)

3.5

バービー中心のバービーのための世界から人間社会に行くことになったバービーとケンを描いたファンタジーコメディ。
現代のジェンダー社会を皮肉に描く作品だが、詰まるところ自己言及というか人間讃歌映画だった。
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毒戦 BELIEVER 2(2023年製作の映画)

3.2

巨大麻薬組織のボスを追う刑事を描いた人気サスペンスの続編。
前回のような痺れるシーンもなく、ただ暴力と続きの物語を描いた作品だった。三つ巴の組織が絡み合う展開もイマイチ引き込まれず。

ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.0

冷徹な殺し屋が暗殺に失敗し、後始末をされる側に立つが返り討ちにするというサスペンスアクション。
スタイリッシュでクールな殺し屋映画を追求した映像、キャラクターが最高だった。痕跡を全く残さず、やるべき事
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.7

会場設営のアルバイト中に出会った水墨画の巨匠から誘われ水墨画を始めた青年はある過去から立ち直れずにいた、という喪失と再生の物語。
水墨画という題材と自分と向き合うことの辛さや大切さを伝えるメッセージが
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レプタイル -蜥蜴-(2023年製作の映画)

3.6

女性が手足を縛られて殺害される事件が発生、ベテラン刑事は様々な疑わしい人物がいる中捜査を進めるというノワール作品。
ベニチオデルトロの佇まい、衣装の着こなし、表情、ピアス、全てが決まっている。彼を引き
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氷の微笑(1992年製作の映画)

3.7

元ロックスターの殺人事件を担当する刑事と美人小説家の容疑者は捜査が進むにつれ関係を持つようになり翻弄されていくというサイコサスペンス。
シャロンストーンの美貌と魔性、マイケルダグラスの暴力と狂気が混ざ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

世界一のジャズプレイヤーを目指す主人公が仲間と共に日本最高の舞台で演奏するまでを描く、人気漫画原作の青春音楽映画。
熱くて激しいジャズみたいな青春に感動する。スラムダンクといいスパイダーバースといい、
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.3

モデルのカップルやセレブが集まる豪華客船が遭難事故に遭い乗客は無人島に流されてしまうが、そこでは従来の権力や財力が通用しない新たな序列が生まれる、というブラックコメディ作品。
屁理屈マウントを必死に取
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.7

極度の肥満で心不全を患い余命わずかとなった男に8年会えずにいた娘が現れるというヒューマンドラマ。
現実逃避を続け自らの死も受け入れるチャーリーが、唯一の心残りである娘の成長と幸せをひたすら願う姿に泣か
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.2

コカイン中毒になったクマが襲ってくるパニックコメディ作品。
容赦なく登場人物を襲いまくるシャブ熊だが、思ったほどラリってなかったのでもう少しアホらしくてもよかった。よっぽど人間の方がラリってた。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.7

1920年代、掘り当てた油田で莫大な資産を手に入れた先住民のオセージ族が次々と不可解な死をとげる殺人事件を描いたサスペンス作品。
ディカプリオの情けないアホヅラとデニーロの調子のいい極悪人ぶりが最高。
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.5

日本各地で災いをもたらすミミズの出現を閉じ込める閉じ師の草太に出会った鈴芽が共に旅に出る物語。
この作品は鈴芽の失われた幼少期と災いが訪れた土地に残された記憶を取り戻す物語。希望に満ちていて力強いメッ
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.1

この世で最も黒い絵を求めてルーブル美術館を訪れるという人気漫画のスピンオフドラマシリーズの劇場版。
ルーブル美術館での撮影シーンは良かったがパリの様子が映る時間が短すぎる。岸辺露伴の青年を描く回想や黒
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