高校生さんの映画レビュー・感想・評価

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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.3

身を任せるように淡々と進んでいくストーリーに不思議な感覚を覚えつつも、肥満ドイツ人女性がギスギスした周りの人たちを皆幸せにしていくのに対し、こっちも幸せになっていいんですか?!という気分で、バグダッド>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.8

どうしても山崎貴監督作品には、僕には少しばかり苦手な邦画特有の言い回しとか演技が感じられて、何とういかっていう感じです

冒頭のシーンは圧倒的で、ゆっくりと爆撃機から落とされる爆弾に沈没せしめられる戦
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カリートの道(1993年製作の映画)

4.6

面白すぎてそして後半に進んでいくだけどんどんボルテージが上がってきて興奮状態でした やっぱギャング系の映画は大好物!

ブライアン・デ・パルマの見せ方か上手い
特に弁護士に銃を持たせるところの下りが素
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.3

画がとんでもなく凄い!面白い!人こんなに死ぬの!?

1988年同年公開のとなりのトトロとはまったく違った面白さがあります

この作り込みの深さを追求できた当時の制作環境はもうすできロストテクノロジー
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青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

4.2

昔の河合塾が出てくる
早稲田に受かって晴れて監督に弟子入りするのかっこいいですな

出演者はほぼ皆実際にいた人物らしいですね 若松孝二が忠実に演じられているのか、調べるまで井浦新がやってるとは思わなか
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いまを生きる(1989年製作の映画)

4.9

「O Captain! My Captain!」
机に立って教師を見送るラストシーンは生徒のささやかな抵抗の現れのようで、じーんと心に残った
公開当時は「一世代の心を強く動かし」、ポップカルチャーの一
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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

4.1

現代版ロミオとジュリエットという言葉が丸々当てはまるが、ロミオの文学的な甘い言葉は今も昔も心に響くロマンチックなものです

とにかくカラフルな衣装が素晴らしい

CURE キュア(1997年製作の映画)

4.5

羊たちの沈黙のような往年の名作サイコスリラーを見たいなら、まさにそれらに匹敵するレベルの傑作としておすすめしたい
それでもって、リングなどの後発のホラー作品の先駆けとなるようなスピリチュアルホラーとも
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.4

2000年前後の日本の雰囲気、関東内陸都市、生い茂る田園、カイトと鉄塔、窓から入りこむ光、独特の文字、幻想的なドビュッシーのナンバー…
リリィシュシュの美しさを挙げればキリがないです

しかし、学校と
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.3

ものすごく子役の演技が上手くて、ありえないほど感動した

無駄な出会いなどない 一期一会の大切さを実感させてくれます

トム・ハンクスの映画はどれも好きですが、この映画もお気に入りになりそう

フィッシュストーリー(2009年製作の映画)

4.1

ファンタジーではないが、そののように思わせる雰囲気 不思議です

旅立ちの時(1988年製作の映画)

4.6

寂寥の号泣映画 リヴァー・フェニックスが故人であることを思うと涙が出てしまう

痛いほどわかる青年期の気持ち・親子間の感情、のふらふらした揺れ動きを繊細に描くことができたからことこそが名作たる所以だと
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関心領域(2023年製作の映画)

3.9

日常と非日常が壁を挟んで混在するという異様な空間の不気味さに最後まで浸りながら見ていた、面白かった
ナチスについての映画はある程度コメディチックに描かれることもあるけど、「関心領域」は情に訴えることな
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ラストエンペラー(1987年製作の映画)

4.4

溥儀の生涯を扱った大作 本当に面白い!
これまで太平洋戦争を第三者的な視点で見ることはなかったので貴重だ

どんな時代も中華民国と日本の傀儡であった溥儀はまた、アヘンに溺れていく妻の婉容、教師ジョンス
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

3.8

邦画の枠組みにハマってしまったよね、でも短くて見やすかった

線で明確に分けられたようにコントラストのはっきりとした夏の風景を表したような画が好き

セッション(2014年製作の映画)

4.8

まるで今の時代をなまぬるいかのようにあざける、時代に逆行した競争と加速の映画
謎の高揚感が自分にはブッ刺さった

個人的に好きなのは、ポスターの「アカデミー賞が飛び付いた才能と狂気」がこの映画そのもの
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.6

ネタバレ注意

ストーリーが面白すぎる
前半、コメディテイストでゲラゲラ笑えるがこの時からいろいろな伏線・表現が散りばめられていると考えると怖い ギジョンの家族の絵が本当は誕生日に見た幽霊の絵というの
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ボーン・アルティメイタム(2007年製作の映画)

4.2

ボーン作品は1作目見て2作目は見ずに今作を視聴
見終わったあとの爽快感がたまらない!
暗殺者デッシュとの戦いは見どころがありすぎる

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.6

1917ずっと観たかったやつ 面白かった!そしてずっと感心しっぱなしだった!

本当にワンカット撮影だった 監督の狙い通り今目の前に起きているような本物のように感ぜられた 戦争がいかに理不尽であるかを
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カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

4.1

風船で家を飛ばすのはいつまでも夢がある

ボーイスカウトくんとヤバいダチョウとイヌを疎外したい感はあったが、フリドリクセンさんの優しさで助かったね 奥さんへの愛がとても泣ける 家が最後に滝の横に降り立
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幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

3.8

ミスターロジャーズについては知らなかったけど、観た後調べてみたらトムハンクスの演技がめちゃくちゃ似てる笑 ミニチュアの演出が好き笑

ロジャースの明るくて誠実だけど、どこかミステリアスで静かな雰囲気が
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.3

フュリオサとディメントスがカッコよすぎる!山田孝之似の人も額黒塗りでイカつい

この1つの作品でも話の展開する数がすごくて、デイメントス帝国の勃興から蒸発までやっちゃう スターウォーズの2作品分くらい
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天使の涙 4Kレストア版(1995年製作の映画)

4.3

一目見てウォン・カーウァイ作品とわかっちゃう一風変わった映像が美しい

劇中の時刻はいつも夜。夜中の道の解放感があれば、建物に入ってしまうと香港の閉塞感を覚える なんて映画のような街なんだろう!

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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

4.1

ホリー役のオードリー・ヘップバーンに全く共感できなかったけど、かわいいので許すしかない 美しく上品な役よりお茶目でかわいらしい役柄を演じるのが本当にうまい

アパートの2階と3階に住んでいどうし外の階
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.4

あっと驚くような展開に期待しすぎた分、もうちょっとこの2人を見たかったっていうのはあるけど 黒人差別に鋭く切りこんで映画化した点においても心温まる秀逸なストーリーにおいても素晴らしい映画でしょう

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青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(2019年製作の映画)

4.3

TVシリーズが大好きすぎて映画も視聴 TVシリーズの延長線上の物語だね

思春期症候群の設定がやっぱりおもしろい 願望・心の乱れから生じるその病を解消したとき、心が締めつけられる

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

ノーランが伝記を映したらどうなるのか、気になって見てみた
思ったそのまんま めちゃくちゃ映像が綺麗で音響効果の使い方が半端なくなった伝記!

3時間の満足感、時系列バラバラでどんどん話が見えてくる構成
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.2

広島市の八丁座で視聴 おもてなしのある映画館だった

自分は、敷島さんの行動原理についていけなかったけど 胸熱な展開で面白かった

なりより映像がすごくてハリウッド映画を日本語の口の動きで観てたような
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ミセス・ダウト(1993年製作の映画)

4.6

バカみたいに笑った 映画史上1番爆笑したかも 不倫相手?にめちゃくちゃ当たり強いのがもうw

なんかこう、学校の映画鑑賞会があったら観させられそうな映画

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

4.4

ウォン・カーウァイ作品初視聴 この人の映像のぼやかしが好きで、儚さを表現するのが得意なのかと見受けた
全然面識のない2人の警官の、しかしある売店を通して繋がりのある、恋物語という構図が好き

はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.3

この手の映画は大好き 心が踊らない音楽映画無し!ブルース・ブラザーズのようにバンドメンバーのノリが良い
娘さんとの絡みが良かった

マルーン5の人いたよね?

きみはいい子(2014年製作の映画)

4.4

意味わからん映画を観たあとに観るテーマのちゃんとした映画は清々しいね!

主に3人の話だけど、彼らが交差することはなくまったく別々に描かれるのが、同じ町だけど別の個人らが苦悩し克服する普遍性を見れた感
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.3

アリアスター作品は初視聴 作品のオリジナリティが感じられて、他の映画とは違う体験ができた!

話を整理して、起きてることを嘆きたかったけど映画館という場でそれが閉ざされて窮屈だった

ずっと一人称視点
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サイコ(1960年製作の映画)

4.2

めちゃくちゃ話が作り込まれてておもしろかった!

有名なシャワーのシーンは意外と中盤で出てくる

でもどうしてもヒッチコック映画は、刑事役の人が勧善懲悪な性格というか、すべてを喋ってしまって、余韻に浸
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.4

もし〜だったらという想像の世界を描く作品はワクワクするし妄想がはかどる

ビートルズにはあまり触れてこなかった世代だが、曲の良さを痛感
エド・シーランと即興作曲対決をするシーンが好きすぎる

ベニスに死す(1971年製作の映画)

4.1

やってることがストーカーなのが面白い
喋ってほしくない時にやはり喋らないから、会話のない静かな映画の心地良さがある ノスタルジーに全振りしていて、最後のシーンも感傷に浸れる
ビョルン・アンドレセンの美
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