わのさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.5

不穏な雰囲気が好きな人にはめちゃくちゃオススメです◎
主人公のクリスは彼女のローズと甘い生活を送っていたが(いま思うと家族へ紹介するには交際期間が異様に短い)、家族に挨拶へ行く途中から雲行きが怪しくな
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ロングカットの世に奇という感じ。
コンセプトだったり雰囲気は好みなのですが、以下ちょっと残念だった点です。

・グロテスクなシーンが抑制され過ぎてる
・その後の玉木宏の服に飛び血が皆無(なぜか某柔軟剤
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生きちゃった(2020年製作の映画)

3.3

映画って、登場人物の人生の一部でしかなくて、本作は更にその一部という感じで色々と裏舞台を想像しながら観るという新しい鑑賞体験でした。

最後の車内のシーンで、男のもらい泣きをしてしまいました。正しさと
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アオラレ(2020年製作の映画)

2.1

格差社会が最終的には人間の理性を崩すというテーマですが、余りにも犯人の狂気が人道を逸しているので途中から恐怖しか無いです(それが格差社会のもたらす本当の最後の姿なのだと言われたら演出が完璧すぎます)>>続きを読む

マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

4.3

マスカレードシリーズを初鑑賞しました。
クリスマスを目前に高級ホテル内で起こるひと騒動、ふた騒動を木村拓哉さんと長澤まさみさんを始めとする豪華キャストが颯爽と華麗に対応していく様にとても感動しました!

陰日向に咲く(2008年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

腑に落ちない点が多くて残念でした。
色々な要素を詰め込みすぎて、回収しきれずに小説化されてそのまま映画化されてしまった印象です。
以下、腑に落ちなかった点です。

・モーゼが最後にしれっとほーむれすむ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

5.0

幾度となく、感動の嵐が吹き込んでくる!!
ハンディキャップを抱えた家族がお互いを思い合うことで目に見えない壁を壊し、耳に聞こえない愛で包み込んでくれる作品です!大好きな作品の一つになりました!


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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

2.9

村上春樹さんの作品は、どれも登場人物が読者の人生の片隅に根を刺す
今となっては音は先祖であり、家福やワタリは旧友のように思える

喜劇 愛妻物語(2020年製作の映画)

3.5

持ちつ持たれつ支え合う夫婦の様子が愛くるしかった
夫婦あるあるな感じで笑いあり同情ありでした

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.0

心的なものが具象化したものほど怖いものは無い
シャイニングを思わせるような、環境が思考に与える特異な認識が面白い

くれなずめ(2021年製作の映画)

2.9

前半に描かれていた、高校から社会人数年目までのノリ(散らかり放題の友達の家で空が明るむまで飲み果てたり、カラオケで音程なんか気にせずほとんどシャウトで歌い続けたり)が思い起こされて、なんだか自分の過去>>続きを読む

ファミリーファミリー(2019年製作の映画)

2.9

もしかしたら隣の家で起こってるかもしれない現実
終わるという選択肢を選ぶ人がいることを全否定は出来ないかもしれない

キャラクター(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

殺害現場の作られ方をもう少し自然に描いても良かったのかなと思いました。
絵的には紐で縛り上げた後に拷問のようなものがあったことを想像させられますが、実際には殺傷後に漫画を再現するためにわざわざ紐で縛っ
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街の上で(2019年製作の映画)

3.7

自分も下北で生活している気分になれました😌

眉山 -びざん-(2007年製作の映画)

3.2

初めて本作品を観たのはいつだったろうか。
松嶋菜々子さん演じる咲子が阿波踊りの行脚の中に飛び込み、必死に誰かを探しているシーンがずっと記憶に残っていた。

2022年6月、一向に収束する様子を見せない
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前科者(2022年製作の映画)

2.8

悲しみの連鎖を断ち切る「保護司」は、元受刑者たちを人間に戻すことを諦めない。
いつか、いつかでいいから、2人があそこでラーメンを食べられることを切に願います。

フォルトゥナの瞳(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

小説の原作を読んでいて、完璧な世界をイメージできていたので、それが脚色または逸脱されていては嫌だなと思いずっと鑑賞してきませんでしたが、
観て本当に良かったです。
しがみつく人生も選べただろうに、木山
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ブラック・クラブ(2022年製作の映画)

2.9

今まで鑑賞した戦争映画の中にはない作戦が決行されて見応えがありました。
戦争は終わらないというのも今のロシアの暴挙に通じて、虚しくなりました。

ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

4.0

人の表面というのはその人の1割程度しか表していないのだと痛感させられました。

以前、連日のように騒音おばさんがニュースで取り上げられていたのは記憶に残っている人もいるかもしれません。
彼女を題材にし
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人数の町(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

カイジやイカゲームのように、表の世界で生きられなくなった人達がドュードあるいは人数として守られた街へ移管される話です。
様々な社会問題の数値を挿入する構成からファクトフルネスを思い起こしました。
政権
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サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

1.0

キャスト陣はとても豪華なのですが、冒頭の15分ほどでのめり込めず断念…

私の帰る場所(2021年製作の映画)

3.1

現状の生活で目に見えるのは極一部
視野の狭い人間にはなりたくないので普段から人類学をたまに勉強しています

本作はアメリカ西海岸のホームレスの方の生活模様が記録されています

半世界(2018年製作の映画)

3.0

何処かから抜け出すには誰かの助太刀が必要です。まだ続くんだから。

アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

3.0

複雑なように見えるかもしれませんが、僕たちだって複雑な要素から成り立っていることを忘れてはいけません。
どこまでが自分なのか分からないけれども知っているように振る舞い、この映画はよく分からないと遮断す
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音楽(2019年製作の映画)

3.0

ゆるゆると観れました。
というか、エンドロールでビックリ!まさかの坂本慎太郎さんが声優やってて感動しました😭

望み(2020年製作の映画)

4.5

加害者であっても生きていることを望む母親と、死んでいたとしても加害者ではないことを望む父親、そして将来への不安に晒される妹
それぞれの立場の心境を各俳優陣後見事なまでにことごとく演じきっています

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去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

3.5

邦画の恋愛ものの延長線だと思って公開中は特に気にしていませんでしたが、最近になって邦画のミステリーを探してたときに見掛けたので期待そこそこに視聴しました。

結論から言うと、とんでもなく面白かったです
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

2.8

幼くして地元から1600キロメートル以上離れた土地に辿り着いてしまったサルー

環境が境遇を塗り替えることはなく、日に日に思い焦がれる家族への思い
渇望の的が叶った後に感謝の念が湧くのは実話らしく人間
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空白(2021年製作の映画)

3.5

この映画のタイトルは「空白」というふうに繋げて読むのではないと思いました。
生死の再発端とも言われる「空(くう)」の概念があらゆるシーンに溶け込んでいて、どういうふうに連鎖するのか分からない。もやもや
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新聞記者(1929年製作の映画)

4.6

全俳優の筋繊維1本1本の次元で無駄がない!ほんとに面白いです!!

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.0

1917年4月6日、第一次世界大戦の真っ只中でイギリス軍対ドイツ軍による西部戦線下が舞台となっている。
ただし、登場人物の存在の有無や脇役の多様な人種は史実には基づいていないようです。

たった1つ、
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

地球上の生命は幾度もの絶滅を体験してきました。信じ難いことに、学研が発表したデータによると西暦2021年現在で1年間に4万種が絶滅しているそうです。

本作は生命が抗うことのできない危機を描いており、
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

4.0

本作は1853年にワシントンで誘拐、奴隷化されたソロモン・ノーサップ氏の実体験を元に製作されています。

自由黒人として豊かな人生を歩んできたソロモンは白人に騙されてどん底の生活へと転がり落ちーーー
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