赤いぼうし?とはじまり、物語の終盤には見ているこちらも赤いぼうしを探してしまっている。
鑑賞後は諦めがついたような、すっきりした気持ちもあり、それでいて少し寂しいような、不思議な気持ち。
止まっていた人生がじわじわと動き出す瞬間を見たような。自分が思わぬところで誰かを救っていたり、逆に救われていたり。
人にはそれぞれ色々な過去がある。
自分が今どんな地獄にいようと、92歳になればきっと、「こんなこともあったのよ〜!」と話せるようになる。
上白石萌音さんの声のトーンや話すスピードが優しくて、ひたすらに穏やかな気持ちになった。
自分の体や気持ちが自分でコントロールできない状態、元気な今は解像度が下がっていてこんな人もいるんだ〜くらいの感覚>>続きを読む
入院常連の人の暮らし
病院を知り尽くしているからこその
自由さを感じる
私の方がよっぽど自由なはずなのに
憧れるほど楽しそう
終始不安な気持ちになる。実話だと聞いて、こんな人もいるんだなぁと知らない世界を見た気分。
泣けると聞いて観たけれど、どこが泣けるのか考察を見ないとよく分からなかった。