とぅさんの映画レビュー・感想・評価

とぅ

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8 Mile(2002年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

音と意味と空気の支配
音楽ってやっぱり空気をコントロールする力がある
なんでこんなに感情が引き出されるんだろう?

いいと思う瞬間、美しさみたいなもの。そこには確かに共通の感覚がある。
多分それは年代
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スモーク(1995年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

誰かのふとした行動が巡り巡って、つながって生まれるストーリー
火種をもとにつながってゆく
明確な悪でも善でもない、ゆらゆら漂うグレーの煙みたいなお話。
きっとこの話の大枠は日常なんだろうけど、その内側
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プレイタイム(1967年製作の映画)

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グラフィカルな画と音
次々に飛び込んでくるキャラクター
いろんな人やモノや現象の特徴を誇張した表現が滑稽で微笑ましく美しい

音で注意を引く
姿を出さずに想像させる

異常に長い廊下と異常に大きな足音
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

盛大なブラックジョーク?
大小たくさんのフックが散りばめられ、思わぬところまで回収されるので見ていて飽きない
結末を知った後でもまた見返したくなる。
ある意味とてもエンターテイメントな映画でした。
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

彼が必死に、
ギリギリのところで保っていた
ピンと張られた糸は
周りの言葉や行動や態度によって
徐々に、徐々に摩耗され
繊維が一本、また一本とちぎられてゆく。

普段と変わらないなんでもない日は
誰か
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

鑑賞後の違和感。
クラシックとアジアの雰囲気って真逆だなあ。最後のモンハンとか交わると思ってなかったジャンル。
長回しのシーンでとめどなく出てくるリディアの言葉には圧倒された。

説明がほぼなくて混乱
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ホドロフスキーのサイコマジック(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

重めな話を真顔で軽快に吹っ飛ばすホドロフスキー節。
気づけば信者になってる、、
本当面白い人だなあ。

目を背けていることを真正面から具体化して経験することで得られる爽快感みたいなもの?
現実の自分を
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ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

全てが芸術、!
映像、衣装、演出、ヘアメイク、グラフィック、音楽、、たくさんのものから刺激をもらった。
エンタメ的な映画ってストーリー性を求めがちだけど、これは別の器官を突かれてる感覚だな。
頭で見る
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

映画館で見れてよかった
ストーリーも映像も音楽もメイクも衣装も小道具も、全部がエンターテイメント。
最初どういうことかついていけなかったのに、音や心地よい起伏につられて入り込んでしまった。
綺麗なもの
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エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

心の奥にしまわれてしまったものに、陽気に熱烈に鮮明に訴えかける
核心をつかれる気分。
なぜ怖いと感じるんだろう。
怖いものは死でも社会でもない
優しく甘く囁くもの
少しずつ仮面に覆われ
やがてこびりつ
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リアリティのダンス(2013年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

初ホドロフスキー!
世の中がこんなふうに見えて描けるだなんて、、!
素敵すぎる世界観、何度も声出して笑っちゃった。
とにかく誇張された表現とキャラクターたちがお茶目で愛おしい、、
散りばめられた皮肉と
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

見ながらメモ
霧から晴れるシーン
車のワイパーで明瞭になる

自然の中で生活していると不思議な出来事も受け入れられるのかなあ。
タイムマシン的な話をしていたので未来の話かな?
そんな時代でもラジオとテ
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

この空気を貫いたままこんな長編を完成させられる制作チームとは一体、、、

でもやっぱり実態として、絵としてみてしまうと奇妙さ不気味さが若干薄れるなあ、
お腹が膨らんだり黒い母乳が出たり
その辺りの、何
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

原作やストーリー全く前情報なしで視聴
フライヤーなどのメインビジュアルからして好みだろうなと勝手に思ってたけど予想を超えてきた。

序盤から感じた浮遊感みたいな
居心地の悪さみたいなものは
徐々に馴染
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キンキーブーツ(2005年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

衣装や髪型が素敵!
特にラストのショーがたまらなかった。
ローラもとても綺麗で、
序盤堂々としていてかっこよかったけど、トイレに籠るシーンでローラの弱さが垣間見えてさらに惹かれた。

終盤チャーリーと
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リトル・ガール(2020年製作の映画)

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サシャの涙を堪えてる姿が心苦しくて仕方ない、、大人だってずっと悩むような問題をこんな小さな体で抱えるなんて、荷が重すぎる…。

エヴォリューション(2015年製作の映画)

4.9

とにかく美しい。
美しいからこそ、
不気味がひきたつ。
抗えないものを感じさせられる。

イヤホンで聞くと、
不穏な雰囲気が漂っている時、
ずっと重低音みたいな振動に近い音が響いてた。
意識や思考など
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オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン(2011年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

劇場では見たことがないけれど、
それでも伝わってくる熱があった。
ずっとアトラクションに
乗り続けているような気分。
長くても飽きない。
少し前にライオンキングを見にいった後の余韻を思い出す、得体の知
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ロニートとエスティ 彼女たちの選択(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

マイノリティについてかなり取り上げられるようになっても、まだまだ多様な環境の中ではそう簡単に理解されるものではないんだなと改めて感じさせられた。
新たな視点をいただけた。

ただただ美しい作品や
甘酸
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

まるで神話を見ているような心地になる映画だった。

最初から最後まで、
現実が夢かわからないような心地。
掴めそうで掴めない、
雲の中を漂うような感覚。

言葉や映像もどこか宙に浮いている感覚で
なん
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

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かなり前に見ていた記録漏れ…

リトルダンサーの監督さんだったのしらなかった!

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

なんと完成された映画……………
美しい………
またあらためて見るので軽めに。
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細部に愛を感じて仕方ない
それぞれ思うことがあって
悪い人なんて実際この世にもそんなにいなくって、それぞれの価
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