きいさんの映画レビュー・感想・評価

きい

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無名(2023年製作の映画)

3.5

トニー・レオンの演技が他の役者より上手すぎるのか、中国語と日本語があまりにも普通に会話出来てることがしっくりこないのか、反日感が強すぎるのか…たぶん全部が相まって途中から観ていてしんどくなる。結局、勧>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.0

★★★☆☆3.0
アカデミー賞ノミネート、さらに予告も面白そうだと楽しみにしてたのに、肩透かしもいいとこ。何と言ってもヘソン役の俳優が全く魅力的に見えずガッカリ。24年後しの“恋心”より、蚊帳の外にさ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

★★★★☆
ノーラン映画ということでかなり予習して行ったけど…結論まだまだ勉強不足。白黒の切り返しや時間関係などのポイントはクリアしたものの、やっぱり物理学者の多さに苦戦。3時間という時間はあっという
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

まずこれからトイレ掃除の人がいる時にトイレ入る時は「すみません」じゃなく「いつもありがとうございます」って言おう!
毎日変わることのない仕事にも丁寧に取り組み、季節や緑の変化に喜びを感じる。平坦な日々
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

まさにその場にいるかのようなゴジラの迫力もさることながら、ゴジラが熱線を発射するとき背びれが青く光るのが、パチンコ台の演出でありそうだなーって思いながら鑑賞。
あと、ゴジラが昔より小顔になって胸筋もモ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.4

「箱入り娘」「かわいい子には旅をさせよ」ってこういうことで合ってる?笑
人の成長は一人ずつ違うけど、“経験”を積みその体験から学び、失敗をしてどんどん人格が出来上がっていく。エマ・ストーン体当りの主人
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

3.7

★★★☆☆3.7
ラスト3分が全て。にしても、夢も希望もなく、絶望だけが漂い観ていて苦しくなる。映像の迫力、イ・ビョンホン、パク・ソジュンの演技はさすが韓国って感じ

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.5

「チャーリーとチョコレート工場」のファンタジーの世界観を期待してたら、なんか肩透かしをくらった感じ。出だしの港町の感じとか良かったのに…ウンパルンパもほんのちょっとだけだし。登場人物の女性の少なさが気>>続きを読む

NO選挙,NO LIFE(2023年製作の映画)

4.2

なんて忍耐力がいる取材なのかと頭の下がる思い。わざわざ街頭演説に行ったりして直接、候補者に会わなくても主義主張を聞くことは出来るけど、どんな場所でどうやって、どんなスタッフと選挙活動をしているのかも含>>続きを読む

スイッチ 人生最高の贈り物(2023年製作の映画)

4.0

孤独で尖ったトップスターか、ほのぼの家庭のある父親か。ここまで極端でなくとも“人生の岐路”でどちらを行くか誰にでもある選択肢。コメディ要素もあり明快で見易い!なんと言ってもイ・ミンジョンが41歳には見>>続きを読む

法廷遊戯(2023年製作の映画)

3.8

全く好みではないが、すこぶるレビュー評価が良かったので観に行く。週末疲れのため何度かウトウトしてしまい、ストーリーは分かったものの劇的どんでん返しの感動が薄め…もったいないことした。

人生は、美しい(2022年製作の映画)

4.3

「余命宣告を受けた妻と、生きているうちにしたい10の事を叶える夫婦」というベタなストーリー。異種なのが韓流ミュージカルで、正直、歌って踊るのは欧米とインド以外ちょっとと思ってたけど意外と観れた。笑いあ>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

4.5

一人の声が大勢を不安にし、一人の声が大勢を豹変させる。100年前も今も、群集心理は変わらないものと実感。匿名のSNS、ハロウィーンの暴動…
あと意味不明な偏見、お願いだから無くなって!多くの人にこの作
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SAND LAND(2023年製作の映画)

4.5

この手のアニメは子供っぽい…って苦手意識で観てなかったことを後悔するくらい、予想外に面白かった!いま世界中が「お金」や「天然エネルギー資源」なんかを奪い合ってるけど、最後は命を繋ぐ「水」がやっぱり全て>>続きを読む

あしたの少女(2022年製作の映画)

4.3

彼女を自殺に追い込んだのは何なのか?仕事内容か、上司か、学校の先生か…警察の捜査=客観的・俯瞰して見ると、いろんな事がピタゴラスイッチ的にピタッとはまってしまったのだとよくわかる。その一方で、現代に生>>続きを読む

さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

4.0

自身のセクシュアリティを公表していたレスリー・チャンと、差別や偏見が色濃い激動の時代背景のストーリーに重なる部分があり、生き辛さと苦しさを感じる。さらに、これが撮られてからの30年という時間に“多様性>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

鳥が支配していた地下(過去)の世界。働き者の緑インコにリーダー格のピンクインコ、大量のペリカン…世界観がぶっ飛んでて、原作がどんな話なのかすごく気になる。

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.3

たった2分、されど2分。リピートされる時間の中でこれだけの人間ドラマが展開されるなんて!と妙に感慨深くなる。死ぬほど蒸し暑い帰り道に、これが繰り返されたら最悪や⤵️💣️とちょっとヒヤヒヤしたり…。笑え>>続きを読む

告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

密室殺人を疑われた社長の無罪を証明する…決して派手なストーリーや展開があるわけではないが、数少ない登場人物の心境など人物像の描き方で見せるおもしろさが◎交通事故を警察に届けようとする正義感の一方、それ>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.5

大切な人を守ろうとみんなが懸命になろうとすればするほど、かけ違えたボタンがどんどんズレていく感じ。誰かは誰かにとっての“怪物”。
そんな中、子どもの世界ってやっぱり真っ直ぐで、純粋で嘘がつけない。いじ
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不思議の国の数学者(2022年製作の映画)

3.8

「進学校の夜間警備員が天才数学者で、落ちこぼれ学生に数学を教える」と何とも心暖まるストーリー。悪くはないけど、韓国映画なら最後もう一捻りスリリングな盛り上がりもしくは、こうきたか~!みたいなのがほしか>>続きを読む

長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

4.2

数年振りの吹替映画。猫アニメは「トムとジェリー」で止まっているので毛並みのフワフワした感じとか、とにかく映像がキレイで最初から最後まで感心✨やっぱファンタジーは幸せな気持ちになるからいいよね~

The Son/息子(2022年製作の映画)

3.5

離婚した家族は幸せになれないの?そんな苦しさを感じてしまった。大人なら分かる(理解しなければいけない)移ろう心情や複雑な関係が、やっぱり未熟で多感な年齢の息子にはどうしても理解し難い、繊細な内容。洗濯>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.3

最後にみたアニメ映画はベイマックス。まずアニメーションの美しさに驚愕するほど進化を感じた。ストーリーはコミックにも共通する最後まで諦めない汗臭い青春物語。安西先生、やっぱいい味出してる!

RRR(2022年製作の映画)

4.5

ムチャクチャ過ぎて途中笑ってしまうインド映画のパワフルさ。上半身ハダカで馬乗ってるシーンなんて、もはやケンタウルス(笑)ある意味、ハリウッド超えてる!イギリスの占領下にあった時代という設定とはいえ、イ>>続きを読む

ロストケア(2023年製作の映画)

4.3

原作からミステリーなどの要素が除かれ、「高齢化と介護問題」にテーマが絞られてとても見易いストーリーになっていた。日本が抱える課題も去ることながら、松山ケンイチと柄本明の演技が素晴らしすぎてより内容に深>>続きを読む

ワース 命の値段(2019年製作の映画)

3.5

一人一人の話を聞き、その人に応じた“命の値段”を決めていくなんてあまりにも途方もない仕事だと思ったけど、そういう誠意ある姿勢が見えたから遺族らも納得できたんだろう。日本で同じことが起こった場合、無償で>>続きを読む

エゴイスト(2023年製作の映画)

3.7

宮沢氷魚のキャスティングが素晴らしい。どこか薄氷や綿毛のような繊細さというか、はかなさのある感じがぴったり。とにかく映像のほとんどをハンディカメラで撮影しているうえ、人物のタイトなショットが多かったの>>続きを読む

別れる決心(2022年製作の映画)

3.0

“未解決事件”を追う刑事、という設定だけに途中から何となく予感できたラスト。『ラスト・コーション』で衝撃的主演を張ったタン・ウェイの美しく魅力的な姿は変わらずため息ものです。色々な登場人物の主観カメラ>>続きを読む

崖上のスパイ(2021年製作の映画)

3.5

誰が仲間で誰が敵か、誰が嘘をついてて裏切るのか分からなくなり途中からパニクる。帰り道、狙われてるんじゃないかと不安でキョロキョロ(笑)思った以上に共産党カラーが強すぎて、日本人としてどういう顔して見れ>>続きを読む

BTS: Yet To Come in Cinemas(2023年製作の映画)

5.0

オンラインライブでは見られなかったセットの細かな演出やメンバーの表情、ステージを降りてのARMYとの“ふれ合いに”に、止まってた時が戻って来たんだと、しみじみ。絶対、半分より前側の席で「轟音」で味わう>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

主演のソン・ガンホがカンヌで最優秀男優賞を受賞したこともありハードルが上がり過ぎてしまった。次々と展開があるものの“フリ”としてはやや分かりづらかったかも…。やはり是枝監督が韓国で演出をするには言葉や>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

3.5

原作では、文と更紗それぞれが抱える家庭の事情が描かれていて人間形成の過程がわかる。映画だけでは、なぜお互いが寄り添い続けるのか深く理解することはやや難しいのでは…と感じる。広瀬すずと子役の子がめちゃ似>>続きを読む