枠さんの映画レビュー・感想・評価

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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

3.9

・安直に泣きました
・研磨の成長を喜べる年齢になってしまった、読み始めた頃は先輩だったのに
・歌舞伎町のTOHOで見たら、自分より若い子がたくさん感想のやり取りしてたのがよかった

正欲(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

・浅井リョウの、ふだん気づかないふりをしている人間の愚かさや恥部を暴くような強引さを感じる。ぬるさと無縁の、真相を突きつけてくる鋭さが痛い。なので、この人の作品に触れると図星すぎてカッとなることが多い>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.9

・映画全体が一曲の音楽みたいな
・めちゃめちゃセンスとか感覚に依った映画だと思った。音楽を邪魔されて嫌な感覚、音と運転がカチッとハマる気持ちいい感覚、それ以上でもそれ以下でもなくて、作品としての思い切
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.0

・最後の10秒が鮮やかで大好き、SFダァ!!!とテンション上がる
・1973年にこの発想の長編がアニメ化されてるのが奇跡、、、って感じた
・「ドラーグ族vs人間」の構図が、地球で当てはめると「人間vs
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

・2年前、ゼミの教授に勧められてようやく今みた。
・絵に描いたような「学習心理学」の一例。本当はマウスでやるところを人間でやったから、彼は実験動物のように「学習」し、人としての尊厳を失って「時計じかけ
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

4.1

・ぐぅぅ………好き…………。物理的に画面が瑞々しいし、必ずしも正しくない2人の関係性とか、それに伴う情景の暗さとか、すごくいいです。
・作った人が絶対に陽キャじゃないって分かるのも好き(陽キャをディス
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

4.1

・最高にくだらん。男同士の「やらかし」がこれでもかと詰められてて無限に笑える。舞台がアメリカなのもいいし、さすがに行き過ぎだろと思ってしまう部分も含めてよい。酒飲みながら見た方がいい。

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.7

・これを、面白くないとは言えないです。ずるい。
・歴史的背景を踏まえながら、丹念すぎるくらいしつこく1つ1つの場所を巡っていく構成。もうやだ!無理!ってなったところに衝撃のラストとくるもんなので、いい
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

・話としても、構成と登場人物の役割が端的でパンパンと進んでいくので小気味よかった。ただ、犯人のお部屋のペイントはストーリーとは少し乖離してる感あったかも。本人が描いたということなので、文句言えない。>>続きを読む

悪人伝(2018年製作の映画)

3.9

・とにかくおっちゃんが痺れるほど格好いいから黙ってみてほしい。

レイディオ(2020年製作の映画)

4.0

・大学時代の主人公の「冴えなさ」の描写が上手いし分かる。
・ラジオっていう媒体で、全く違う2人の世界が繋がるのがどうしようもなく尊いことに思える。そこにしかない信頼。
・期待せずみて良作でした。ぎゃふ
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おんなのこきらい(2014年製作の映画)

3.5

・私にとって映画は、その映画を薦めてくれた人のことを知ったり話ができたりするのがうれしくて見るものだけど、これはその中でも紹介者のことを思わずにはいられなかった作品。なんでその人がこれを好きなのか、し>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.0

・この時期のアニメ映画として、あってはならないくらいのクオリティの高さ。まじで当時見た人たちは震えたと思う。描き込みがえげつなくて(制作時の苦労を考えると)気分が悪くなってくる。ネオンの光や街の構造物>>続きを読む

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.8

・雪の中の電車、堪らなく切なくてピュアで心がキュッとなった。
・この映画みてから胸張って山崎まさよし歌ってる

借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)

4.0

・原作小説を読んでから映画館に行って、曲と瑞々しい映像に心奪われた。子どもだったから、ああいう小さな世界観というもの自体が堪らなく「いいもの」に見えた。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.9

・よい意味で、期待通りの映画だった。
・音楽のクオリティに圧倒される。しょうがないけど客席の人間とかがめちゃくちゃ粗いCGだったのは気になったっけ。
・かといって、ストーリーがおざなりになっているわけ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

2.5

・無責任にも、めっっっちゃ期待して映画館に行ってしまったので、拍子抜け感がすごくて悔しくなった映画。あの時は若かった。
・いまもう一回みてみたい

永遠の0(2013年製作の映画)

4.0

・これを見た当時、その後1週間くらい心に刺さりっぱなしで苦しかった映画。そのくらい沢山のことを考えさせられた。
・ラストシーンを思い返しては、過呼吸になるくらい心がグラグラした。

情愛中毒(2014年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

・友人から薦められて、よこしまな気持ちで視聴を始めたら、思っていた感じのエロではなかった。なんと上品な…
・作品としては見られるけど、さすがに男性の正妻があんなに綺麗で献身的なのにおざなりにされすぎて
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.9

・子どもの時に見て、映像的な意味での衝撃が強くて忘れられない映画。世界観があってかなりおぞましいんだけど、逆に幼くて無駄な入れ知恵とかもなかったから「こういうものか…」とスッと飲み込んでいた気がする。>>続きを読む

ステキな金縛り(2010年製作の映画)

4.5

・人間の可愛らしさや切なさをギュッと詰め込んだ、ワクワクの止まらないコメディ。
・小さい頃にみて大好きだった映画。またみたいな。
・シナモンをトリガーにするセンスが、いかにも三谷幸喜で愛おしい。

マトリックス(1999年製作の映画)

4.5

・映画をさまざま見ていく上で、1番下の土台になるような、私にとって金字塔的立ち位置の大切な映画

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

2.8

・ダメだった……よさを分かれなかった。もちろん素晴らしい映画とは思う。
・ミュージカルでしかあり得ない作品だしその世界観がよいのだけど、なんというか、まのび感があって集中が続かず。
・ラストにかけての
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

・映像のクオリティにはアッと言わされる。世代交代でこれはアツい。
・映画を通しての文脈、シーンごとのつながりみたいなものを見つけるのが難しく、そのくせ原体験チックで鮮烈な絵を見せられるんで、子どもはト
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レオン(1994年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

・「子どもだから」って理由で殺しもダメ、タクシーもダメっていう社会的な通念を、意志の強さで黙らせるマチルダの強さが悲しい。
・ごっこ遊びや水のかけあいで無邪気に遊んでる2人を見ても、この時間が長続きし
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

・いま私は「自分のことを大切にしてくれる人とだけ付き合う」ことが抱負だけど、こんな当然のことを抱負にまでしなくちゃならなくなったいまの状況に辿り着くまでの道を余さず描き切って説明してくれた。ヒロインは>>続きを読む

ローマの休日(1953年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

・最後、会見の場で言葉を交わさず見つめあった2人。言葉はなくても、共有した思い出や関係性を信じて終われたと信じたい。
・記者のジレンマがとてもよくわかる。こう見ると、やっぱり最低な職業だなってなる。そ
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吉原炎上(1987年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

・菊が、若を袖にして得た2000円で花魁道中を終えた紫に、「自分の気やすめのために酷いことしようとしてんのはどっちだ」って言ったのが、気持ち良くて熱くて、本当にその通りだと。
・赤い背景で絶叫する小花
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

・オードリーの、所謂男性に気に入られるためのテクニックとか美しい部分とか、ぜんぶ取り払ってしまった後に残る少女然とした奔放さにポールは惹かれたんだろうな。でもそれはすごく勇気のいることだと思うから、こ>>続きを読む

GO(2001年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

・ヒロインの柴崎コウが感じた、他民族と距離が近まりすぎる事への漠然とした不安にすごく共感してしまって、そんな自分が少し恥ずかしくなった。
・主人公の杉原の破天荒さや型崩れな魅力が、「同じ日本人である」
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

・過失致死で捕まった岡田将生が車の中で出した答えが残った。本当に他人と向き合うなら、自分のことをしっかりと見つめ直す必要がある。他人の心の中は覗き込むことなんてできないけど、自分の心は努力次第で奥まで>>続きを読む

紅の豚(1992年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

・気持ちが良いまでの名作。なんと………。
・真の悪人が、一人も出てこないんだからこの作品。あぁ、気持ちがいいなぁ。悪党をやってる人も所詮人間で、言動はただのお茶目なおっさんなんだよな。どんな時でも軽快
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

・…………えぇ?!?!?!
・所謂「ホラー」と呼ばれるものではない。そのつもりで見ると、かなり違う方向で変な火傷を負う。
・なんか、これも多様性だから仕方がないのかなと「腑に落ち続ける作業」を、2時間
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