枠

吉原炎上の枠のネタバレレビュー・内容・結末

吉原炎上(1987年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

・菊が、若を袖にして得た2000円で花魁道中を終えた紫に、「自分の気やすめのために酷いことしようとしてんのはどっちだ」って言ったのが、気持ち良くて熱くて、本当にその通りだと。
・赤い背景で絶叫する小花、ボロ雑巾のようになっていた。怪物を生んだのはこの世界だと思った。
・倒れたアルコールを一瞥して、それを分かっていながら口づけに戻った若と小娘の「どうやら真実らしい愛」によって、嘘で塗り固められた吉原が跡形もなく大炎上するラスト。嘘のような、でも本当にあった世界がなくなる瞬間。
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